女教師ツーウェイ 2006年3月号
授業の基礎基本力をつけよう―そのための第一歩

N033

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女教師ツーウェイ 2006年2・3月号授業の基礎基本力をつけよう―そのための第一歩

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2006年1月23日
対象:
小・中
仕様:
A5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業の基礎基本力をつけよう―そのための第一歩
巻頭論文
実のある授業力の鍛え方は授業検定にある
石川 裕美
授業技量検定の項目から授業を見直す
動き
目線を最大限に利用し重点をしぼって動く
森 香織
子どもを魅きつける立ち方・教師が動きやすい動線
浦木 美穂
究極の動線―「動かない」
伊藤 道海
「当然だ」の思い込みに気づかされたとき
山田 恵子
立ち位置や動きの一つひとつが子どもを変える
石富 敦子
目線
子どもの一大決心を見る
福井 三千穂
子どもの目を見ることが大切
松垣 直美
いつも意識することで身につける
山口 有実
子どもの具体的な学習活動を見よ
大恵 信昭
「見る」は「眺める」ではなく「とらえる」である
加藤 菊江
表情と話し方
前向き・肯定的に考えることが大切だ
鎌田 信美
やっているつもり・わかっているつもり・できているつもり
南 尚美
鏡の前で笑顔を作り、録音した自分の声を聞く
飛松 恵美子
教師の笑顔と話し方
石井 純子
日々の努力で自分を変える
大野 智美
導入
子どもたちが大好きなフラッシュカード
山口 佳子
一瞬で釘付けにする…、なにはともあれフラッシュカード
森 雅美
一点差から見えてきたもの
鎌倉 輝美
開始一五秒に授業の命がある
三浦 宏和
物や作業指示でいきなり授業に突入せよ
佐々木 智穂
発問指示
深く学習させる授業の組み立て
山下 理恵
発問・指示の後には、確認と評価・評定を
後藤 知春
明確な発問指示でクラスを統率する
田邉 ゆかり
子どもの活動がビジュアルにイメージできる発問指示を
石田 博一
分かりきったことは聞かない
井上 和子
対応力
子どもをよく観察し、瞬時に対応する
後藤 裕美
教師の対応が変われば、子どもも変わる
向井 知瑞子
あたたかい対応と毅然とした対応を
岩岸 節子
子どもとの受け答え二つのポイント
間嶋 祐樹
その鍵は向山実践に学び続けることである
勇 眞
年度末最後の保護者会の準備
保護者会の参加者が増えた!/全員が写るようにするには…/あたりまえの大事な準備/学級通信・アンケート号/日頃の授業がわかる工夫ほか
石川 裕美
若葉マーク先生のドタバタ日記
音読は、いろいろなバリエーションで!
浅野 美也子
グラビア
第4回TOSS女教師ML全国模擬授業大会
土方 奈緒美末廣 真弓田中 由美子
第4回九州オールレディースセミナーin鹿児島
瀬戸山 久美
巻頭言
できるところから、とりあえずやってみよう
石川 裕美
巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
私が出会った素晴らしき女教師
松崎 力
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
やんちゃのできることを授業の最初に持ってこよう
向山 洋一
すぐ使えるファックスページ
国語・短作文の練習問題
1年用/文ができるかな?
橋爪 里佳
2年用/順序よく書こう
松村 雪子
3年用/教室熱中!! 面白作文
千葉 真理
4年用/先生のすることを作文にしよう
菅 咲子
5年用/接続詞を使った楽しい作文練習
大前 暁政
6年用/短作文ワークで、学習した文章表現の技法を確かめる
津下 哲也
すぐ使えるイラストページ
学級文集のカット@
平山 優希
学級文集のカットA
花本 亜由美
夢とのギャップを乗り越える20代
夢を追いかけられる幸せ
安藤 のぞみ
家庭との両立を目指す30代
家庭円満こそが、授業安定のコツ
落合 志保
学校の重責をスマートにやりこなす40代
40代だけど、子育て真っ最中!
丹 美和子
教育改革を乗り切る50代
手遅れの50代の挑戦〜熱く生きたい!!〜
増山 憲子
読み聞かせ文庫
低学年/なおこさんの連絡帳
橋本 信介
高学年/僕の責任
本間 明
女教師授業修業への道
超スローテンポだけど、それでも進んでいきたい
瀬戸山 久美
女教師のやる気 (第13回)
大森先生&ジェニファー珍道中記in島根A
藤崎 久美子
女教師は見た (第13回)
母の背中を追って
赤木 雅美
保健室奮闘記 (第23回)
特別支援教育・平山諭氏が学校にやってきた!!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
酒井式描画指導
(横山浩之氏追試)「フィンガーペインティング」を作品として生かす
小澤 恵

巻頭言

できるところから、とりあえずやってみよう

本誌編集長 石川裕美


 女教師は完璧をめざす。仕事を人一倍、抱え込んでいく。我が子の小さなトラブルに、心配が重なる。学級の出来事が、いちいち大事に思えて、すべてがうまくいかなくなるように思えてくる。

 職場の仕事も、自分の思うようにいかない……そう思うと周りの人の仕事が気になる。もっと動いて欲しいと思う。

 自分は努力しているのに……。いつの間にか、背伸びして、そのことで苛立ちを増やしている。

 子どもたち、生徒、職場の教師たちもみな、日々の生活の中で生きている。自分の思う理想には、結びつかない。さらに、そう簡単に変わるはずもない。

 その基本を忘れて、自分の中で事を大きくしているだけかもしれない。

 すべきことは、日々自分の仕事を冷静にとらえること。わずかなトラブルには目をつぶり、少しの前進を目当てにしよう。

 人を恨まず、自分を卑下せず、誠実な気持ちを持つだけで、世界は変わる。

 問題は整理し、分けることができる。その中で、一つを選ぶ。それを当座の解決の目当てにしよう。

 これは向山洋一氏から教えてもらったことである。

 小さな取り組みが、実はクラス全体の根っこになることもある。職場のぎくしゃくが気になっても、自分の机の上を整理すれば、イライラしなくなるかもしれない。できそうなところから、手をつければいい。

 「明日、あの子にこんな声かけをしてみよう」「褒め方を変えてみよう」。明日は、今日と違うかもしれない……。

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