- 特集 授業の基礎基本力をつけよう―そのための第一歩
- 巻頭論文
- 実のある授業力の鍛え方は授業検定にある
- /
- 授業技量検定の項目から授業を見直す
- 動き
- 目線を最大限に利用し重点をしぼって動く
- /
- 子どもを魅きつける立ち方・教師が動きやすい動線
- /
- 究極の動線―「動かない」
- /
- 「当然だ」の思い込みに気づかされたとき
- /
- 立ち位置や動きの一つひとつが子どもを変える
- /
- 目線
- 子どもの一大決心を見る
- /
- 子どもの目を見ることが大切
- /
- いつも意識することで身につける
- /
- 子どもの具体的な学習活動を見よ
- /
- 「見る」は「眺める」ではなく「とらえる」である
- /
- 表情と話し方
- 前向き・肯定的に考えることが大切だ
- /
- やっているつもり・わかっているつもり・できているつもり
- /
- 鏡の前で笑顔を作り、録音した自分の声を聞く
- /
- 教師の笑顔と話し方
- /
- 日々の努力で自分を変える
- /
- 導入
- 子どもたちが大好きなフラッシュカード
- /
- 一瞬で釘付けにする…、なにはともあれフラッシュカード
- /
- 一点差から見えてきたもの
- /
- 開始一五秒に授業の命がある
- /
- 物や作業指示でいきなり授業に突入せよ
- /
- 発問指示
- 深く学習させる授業の組み立て
- /
- 発問・指示の後には、確認と評価・評定を
- /
- 明確な発問指示でクラスを統率する
- /
- 子どもの活動がビジュアルにイメージできる発問指示を
- /
- 分かりきったことは聞かない
- /
- 対応力
- 子どもをよく観察し、瞬時に対応する
- /
- 教師の対応が変われば、子どもも変わる
- /
- あたたかい対応と毅然とした対応を
- /
- 子どもとの受け答え二つのポイント
- /
- その鍵は向山実践に学び続けることである
- /
- 年度末最後の保護者会の準備
- 保護者会の参加者が増えた!/全員が写るようにするには…/あたりまえの大事な準備/学級通信・アンケート号/日頃の授業がわかる工夫ほか
- /
- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- 音読は、いろいろなバリエーションで!
- /
- グラビア
- 第4回TOSS女教師ML全国模擬授業大会
- /・・
- 第4回九州オールレディースセミナーin鹿児島
- /
- 巻頭言
- できるところから、とりあえずやってみよう
- /
- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 私が出会った素晴らしき女教師
- /
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- やんちゃのできることを授業の最初に持ってこよう
- /
- すぐ使えるファックスページ
- 国語・短作文の練習問題
- 1年用/文ができるかな?
- /
- 2年用/順序よく書こう
- /
- 3年用/教室熱中!! 面白作文
- /
- 4年用/先生のすることを作文にしよう
- /
- 5年用/接続詞を使った楽しい作文練習
- /
- 6年用/短作文ワークで、学習した文章表現の技法を確かめる
- /
- すぐ使えるイラストページ
- 学級文集のカット@
- /
- 学級文集のカットA
- /
- 夢とのギャップを乗り越える20代
- 夢を追いかけられる幸せ
- /
- 家庭との両立を目指す30代
- 家庭円満こそが、授業安定のコツ
- /
- 学校の重責をスマートにやりこなす40代
- 40代だけど、子育て真っ最中!
- /
- 教育改革を乗り切る50代
- 手遅れの50代の挑戦〜熱く生きたい!!〜
- /
- 読み聞かせ文庫
- 低学年/なおこさんの連絡帳
- /
- 高学年/僕の責任
- /
- 女教師授業修業への道
- 超スローテンポだけど、それでも進んでいきたい
- /
- 女教師のやる気 (第13回)
- 大森先生&ジェニファー珍道中記in島根A
- /
- 女教師は見た (第13回)
- 母の背中を追って
- /
- 保健室奮闘記 (第23回)
- 特別支援教育・平山諭氏が学校にやってきた!!
- /
- 女教師喫茶室
- /
- 編集後記
- /
- 酒井式描画指導
- (横山浩之氏追試)「フィンガーペインティング」を作品として生かす
- /
巻頭言
できるところから、とりあえずやってみよう
本誌編集長 石川裕美
女教師は完璧をめざす。仕事を人一倍、抱え込んでいく。我が子の小さなトラブルに、心配が重なる。学級の出来事が、いちいち大事に思えて、すべてがうまくいかなくなるように思えてくる。
職場の仕事も、自分の思うようにいかない……そう思うと周りの人の仕事が気になる。もっと動いて欲しいと思う。
自分は努力しているのに……。いつの間にか、背伸びして、そのことで苛立ちを増やしている。
子どもたち、生徒、職場の教師たちもみな、日々の生活の中で生きている。自分の思う理想には、結びつかない。さらに、そう簡単に変わるはずもない。
その基本を忘れて、自分の中で事を大きくしているだけかもしれない。
すべきことは、日々自分の仕事を冷静にとらえること。わずかなトラブルには目をつぶり、少しの前進を目当てにしよう。
人を恨まず、自分を卑下せず、誠実な気持ちを持つだけで、世界は変わる。
問題は整理し、分けることができる。その中で、一つを選ぶ。それを当座の解決の目当てにしよう。
これは向山洋一氏から教えてもらったことである。
小さな取り組みが、実はクラス全体の根っこになることもある。職場のぎくしゃくが気になっても、自分の机の上を整理すれば、イライラしなくなるかもしれない。できそうなところから、手をつければいい。
「明日、あの子にこんな声かけをしてみよう」「褒め方を変えてみよう」。明日は、今日と違うかもしれない……。
-
- 明治図書