- 特集 子どもの本音と直結“ツィッター(つぶやき)機能”を生かす
- 巻頭論文
- つぶやきでメタモルフォーゼ
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- 授業中のつぶやきと本音
- 子どもの本音を聴きとる「耳」を持とう 子どもの声を生かすかどうかは教師の力量が左右する
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- マイナスのツィッターをプラスのツィッターに変えるための小さな成功体験
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- 教材研究を深めることで、子どもの発想の広がりに対応することができた事例
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- 嘆息のつぶやきから満足のつぶやきへ
- 子ども同士のつぶやきと本音
- 面白い「つぶやき」を取り上げ、楽しいクラスや学校をつくる
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- つぶやきの中の子どもの気持ちを読み取る
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- 放課後の約束に友達関係の様子が見える
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- アングルに変化をつけることで様々な本音が見えてくる
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- 家庭に関するつぶやきと本音
- 徹底的なエラーレスラーニングが功を奏す
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- 保護者や子どもとつながる
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- 気がかりな子の話を普段からよく聞くことでトラブルを未然に防ぐ
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- 苦労のあった生い立ち、思春期の中でのつぶやきを落とさない
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- 教師に対するつぶやきと本音
- 子どもの話をじっくり聞くことで子どもの真意を受け止め、荒れを防ぐことができる
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- 子どもの本音が隠れているフィードバックは自分自身をふりかえる絶好の機会
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- 子どものつぶやき=授業のバロメーター
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- 荒れた生徒はいろんな言葉で教師を試している
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- 私のつぶやき
- 天国言葉を言って生徒を照らす
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- 全部TOSSで学んだこと
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- 日々の指導記録を残す大切さ
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- 言葉を削る日々
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- 〜「今何してるの。」TOSSの活動では?学級では?〜
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- Aさんとの放課後
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- お姉さんサークルに夢中
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- 「つぶやき」は関わりの始まり
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- 褒めて伸ばす
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- TOSS英会話を校内へ!
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- 男の先生と、女の先生
- 漢字指導にはシステムがある
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- 第8回TOSS全国女教師ML模擬授業大会
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 一人ひとりのつぶやきを聞き逃すな
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 校内でもTOSSでも素敵な女性に支えられて
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- あの方に聞きたい本音の話
- 内村博幸氏 法則化の時代から今も勉強し続けるベテランの志
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- ヴェテラン女教師が子どもから反乱される。それは、上等の異質な教育文化から学ぶ女教師は少ないからだ
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 【母ちゃん先生奮戦記】裏話
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- すぐ使えるイラストページ
- 卒業を祝うイラスト
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- まめまき・ひな祭り
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 年度末さよならパーティー・集会の指導
- 1年生/保護者に成長を見てもらう
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- 2年生/「お別れパーティー」
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- 3年生/記憶に残る解散パーティー
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- 4年生/チャレランパーティー成功体験で年度末を締めくくる
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- 5年生/子どもたちが企画し、全員で動き、成功させる!
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- 6年生/子から親へ〜ありがとうの手紙〜
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- 中学生/最後の成長の場に
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- すぐ使えるファックスページ
- 伝統的な言語文化としての名言、名文、名句プリント
- 1年用/読んで楽しい!全員満足!名文「風の又三郎」を暗唱する
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- 2年用/なぞって結んで「五色百人一首」
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- 3年用/ことわざを暗唱・視写しよう!
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- 4年用/名句を定着させるクロスワード
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- 5年用/子どもも教師もわくわく楽しい名言の授業
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- 6年用/人の心を動かす言葉(名言)を覚えよう
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- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/いじわるはやめよう!〜二冊の絵本を使って〜
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- 高学年・中学校/宮沢賢治の作品群を読む 自分の生き方を考える時期に……
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- 女教師・学校を動かす術
- 教務主任日記
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- 〜TOSSでの学びなくしては、学校は動かせない〜
- 生活主任の気配り
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- 〜来年度の新計画は、今年度中に提案する〜
- 学年主任の学年マネージメント
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- 〜同じ価値を共有できる学年に〜
- パワーと秘策で学級を立て直す
- 子どもの居場所を作る
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- センスある女教師を目指して
- センスある女教師の三要素 @素直A明るいB勉強
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 「熱い思い」と「確かな術」を仲間と共に
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- 子育て奮戦記
- 「続けること」そうすれば必ず道は拓かれる!
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 対応の引き出しをたくさん持つこと、そして笑顔!
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- 女教師はまたまた見た
- 「クラス一番の問題児」に変化をもたらしたのは、一体、何だろう?キーワードは……「使命」
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- 保健室奮闘記 (第47回)
- 診断はレッテル貼りではない。前へ進むための後押し!
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 春の字手紙
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巻頭言
一人ひとりのつぶやきを聞き逃すな
本誌編集長 師尾喜代子
この特集テーマ「子どもの本音と直結“ツィッター(つぶやき)機能”を生かす」は子どもを観察する機会を与えてくれた。
教室でいつものように漢字スキルにハンコを押しているとき、
「○○ちゃんの字、きれいだね。」
「ちょっと字が小さいね。」
かなり的確に評価がとんでいる。
給食準備の配膳台付近、
「この食器持って行って!」
「私がこれ配るね。」
「ぼく、どれでもいいよ。」
仕切る子、従う子、良く働く子。
黙って耳だけダンボに働かせると子どもたちの声が聞こえてくる。いろいろな子がいる。小さなつぶやきから感じとれた小さな不満がいつの間にか、自然に解消されて、仕事が動き出した。つぶやきを聞いたおかげで、一人ひとりが見えてきた。
漢字テストで、いつもは50点、60点の子が満点をとった。
「良かったねー。」
の声にかき消されたが、
「へえっー、奇跡!」
明らかに見下した声が聞こえた。
「○○君、聞こえましたよ。ひょっとして、馬鹿にした?」
「いいえ……。」
「そういう言い方は誤解されますよ。ちがうならいいです。」
詰めるのはそこまでにした。
「つぶやき」は、明らかに本音である。「つぶやき」だから、聞き流すこともできれば、取り上げることもできる。こちらの都合に合わせて対応できる。
「蟻の穴から堤も崩れる」
一人ひとりの「つぶやき」を聞き逃すな!
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- 明治図書