- 特集 「教えて褒める」の効果を実感した場面
- 巻頭論文
- 教える―褒めるのサイクルを授業に組みこむ
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- 「教えて褒める」の効果を実感した場面
- 国語の授業で
- 「教えて褒める」の繰返しで子どもの力を伸ばす
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- 教えて褒めることで、できるようになった
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- 社会科の授業で
- 写真の読み取り自体が教えて褒めるを実現する
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- 「調べ学習を生かすスキル」を教えて褒める
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- 算数の授業で
- 教えて褒めて、自分でできる方法を身につけさせる
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- 「教えて褒める」ことで、自信をもって取り組んだ二つの場面
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- 理科の授業で
- 理科室での授業は特別だから「教えて褒める」場がたくさんある
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- 三年「ひなたとひかげ」の学習で
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- 生活科の授業で
- 児童は、体験したことの中から考える
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- 教えることを見きわめる
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- 体育の授業で
- 細分化して教える。「それでいいよ」と肯定し続ける
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- 教えて褒めるは体育のあらゆる場面で必要である〜着替え・向山式跳び箱指導法 効果縛群のドラマ〜
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- 図工の授業で
- A君を変えた酒井式描画指導法!
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- 音楽の授業で
- 褒められ、達成感を感じ、意欲を持つ鍵盤ハーモニカの指導
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- 実験・観察などの活動の場面で
- 生き物の観察の仕方……虫探しのコツを教える。子どもが駆け回る“観察”にさせない秘訣
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- 調べ学習の場面で
- 「教えて」「やらせて」「褒める」で成功体験をさせる
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- 話し合い・討論の場面で
- 個別評定で「褒める」
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- 学級活動の場面で
- こんな学級通信を出したら、子どもの動きが変わりました!〜学級通信で褒めると、本人も、友だちも、保護者もみんな喜ぶ!効果絶大!〜
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- とびきりの褒め言葉集
- まずは、受け止めることから褒め言葉になっていく
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- 心の底からの感激を一生懸命に伝える
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- 褒め言葉は短く、そして力強く
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- 一年生・○年生を使って褒める
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- 「よし!」「うまい!」「上手!」とチャンスを見つけて短く端的に褒める
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- あきらめずに励まして褒め続ける
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- 男の先生と、女の先生
- 叱る、説得よりまずは受け入れること
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- 第9回オール九州レディースin長崎・TOSS山形発!TOSSデー報告2010
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- おすすめグッズ・整頓術
- 掲示と整理らくらくポイント
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- 巻頭言
- 悩むことを続けるより、一歩の歩みを続けよう
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 教師修業にひたむきに取り組む女教師に憧れる
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- あの方に聞きたい本音の話
- 渡辺 喜男氏 穏やかな中にも、闘志に燃えるリーダー
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 子どもは思いがけない方法でバランスを取る
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 授業の腕は人に授業を見てもらうことが第一だ
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- すぐ使えるイラストページ
- 冬の遊び
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- 一年の始めのめあてカード
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 年末のお楽しみ会の組み立て
- 1年生/お楽しみ会〜お楽しみ会は一人一芸〜
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- 2年生/お誕生日会とセット〜お祝いする側もされる側も幸せな顔にする工夫〜
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- 3年生/工夫次第で盛り上がる
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- 4年生/別れの切なさを感じさせる演出
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- 5年生/子どもが育つ「お楽しみ会」は企画書づくりで
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- 6年生/卒業文集に載せよう
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- 中学生/学級全員が楽しむコツ
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- すぐ使えるファックスページ
- 楽しい算数の宿題
- 1年用/たしざん、ひきざんの混合問題にチャレンジ
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- 2年用/かけざん九九をおぼえたらパズルに挑戦しよう
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- 3年用/自分で答え合わせができる宿題
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- 4年用/しっかり復習ばっちり定着 式と計算
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- 5年用/くらべてみよう(2学期に習った問題)
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- 6年用/複合図形の体積を求めよう―「教えてほめる」で算数の苦手な子どもも意欲的に学習する―
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- 保護者の信頼を勝ち取る教室の“チャームポイント”
- クラス全員の図工の作品を掲示する
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- 女教師流“時短”ができる生活術
- こまめな時間確保、でも最大の時短は物を捨てること
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- 特別支援学級ほのぼの便り
- 絵が得意になってきたぞ
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- やんちゃの集団に統率力発揮!
- 教師が「やんちゃ君よりやんちゃ」になることでやんちゃ君も周りの子も楽しくさせる 生活編A
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- 初任者の指導はこれでバッチリ
- 授業参観は保護者対応の大きなポイント
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- 新卒教師若さとパワーでがんばってます!
- 失敗して学べばいい!
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- あらゆる仕事をこなす秘策とパワー
- 自分が誰かに生かされていると思うとき
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- センスある女教師を目指して
- 周りの人の心をほぐし、喜ばせるセンスのある女教師になりたい
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 「教えて褒める」それを続けたあの時の感動
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- 子育て奮戦記
- TOSSの学びを子育てに……
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 私が自信を持つようになったわけ
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- 女教師はまたまた見た
- 初任研は、指導者にも「またとない教師修業のチャンス」!目標&準備のポイント
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- 新保健室奮闘記 (第3回)
- やんちゃな男子生徒と奮闘
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- うさぎの年賀状をつくろう
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巻頭言
悩むことを続けるより、一歩の歩みを続けよう
本誌編集長 石川裕美
何事も、うまくいってほしい……常にそう願っているのが女教師である。トラブルは、本当にきついものだ。ちょっとでも、事件があると、衝撃が大きい。
今日も授業がうまくいかない。あのやんちゃは、またけんかをした。宿題を忘れる子が、まだいる。朝会に出ないで、いつまでも教室にいる子があんなにいる。授業中にぐったりと机によりかかっている子、注意してもなおらない。
ささいなこと、人間の集まりの中である意味、当然のことなのに、何でこんなに苛立つのだろう。
負の連鎖が、心も体も縛り付ける。
しかし、何事もなく毎日きれいな教室なんて、考えたら異常だ。生き生きとしていない証拠だ。子どもたちが自由に闊達に活動しているからこそ、問題は起こる。トラブルも起こる。
そして問題が起こったら100%解決しないと、すっきりしない。でも、100%解決できないことも、世の中にはたくさんある。50%でもほぼ解決と言えることもある。くよくよ悩んでも、イライラしても、何も解決にはならない。できることを考えるうえで、最善のことをまずは行動する。
何%の解決で、よしとするか?誰にも決められない。決めるのは自分である。
自分で決めたら、もう悩むのはやめよう。努力は続けることだ。しかし、悩むことを続けても、そこからは何も生まれない。
今度の問題の解決効果は、何%か? その方法はいくつあるか。いくつ実践したのか。そして、もう一つ実践してみる。
次への一歩の歩みを止めない。それだけが、進歩への道である。
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- 明治図書