- 特集 論理的思考を促す発問事例ファイル
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- ワーキングメモリーを鍛える絵本『アタマげんきどこどこ』〜子ども理解は「脳」の勉強から〜
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- おおきなかぶ「一番力が強いのはだれですか。」 この発問と天秤の「実験」で子どもは思考し、熱中する!
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- 全員に共通する経験をもとに発問を考える
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- 言葉にこだわることで論理的思考を促す
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- 理科で論理的に話す・書く力をつける
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- 国語 四年「かきの実」の詩で言葉を検討・熱中思考する
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- 算数五年「素数」 簡単そうで複雑な素数の世界に熱中!
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- 揺さぶり発問で論理的思考を促す「電気のはたらき」
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- 授業で子どもが楽しんで論理的思考を身につけられる 六年国語「詩」
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- 中学校の教材の論理的思考発問ファイル
- やんちゃも熱中! 中学生を本気にさせる発問
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- 一定の秩序を保ち、自由に意見を交換させる
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- 俳句や短歌の情景を読み取る発問
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- 熱中教材の論理的思考発問ファイル
- 「『わくわくずかん』しょくぶつはかせ・こんちゅうはかせ」活用の幅は無限大〜図鑑の情報を使った「問題づくり」で論理的思考の土台を作る〜
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- 直写「ていねいに書ける子は賢くなります」
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- 言葉の意味や内容へのこだわりが発問を生み、論理的な思考へと導く
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- かんたんな発問で、考え方を教える
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- ミニ特集 ワーキングメモリーを鍛える絵本・教材・教具
- ワーキングメモリーってどうしたら鍛えられるの?
- 教材選びの四つのポイント
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- 教えて!吉川先生 吉川武彦医学博士独占インタビュー
- 発達障害児と高齢者に関わる脳トレ 人がみな自分らしく生きるために
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- 発達障がいの子も夢中になる脳トレ教材
- 「脳トレカード名作5選」A・Bセット(騒人社)の基本的使い方とエビデンス
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- 脳トレ士が語るワーキングメモリーを鍛える絵本・教材・教具
- 大人気『アタマげんきどこどこ』の絵本
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- ワーキングメモリーを鍛える絵本の裏話
- ライターがゼロからの出発
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- 保護者会資料 (第5回)
- 優秀な子に共通すること10
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- 道徳教材資料 (第5回)
- 命をすくうボランティア
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- 向山型算数セミナー東京会場
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- 2013合宿報告IN上総一宮
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 「偉いね。」と三歳の子どもに褒められた
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- 〜日常の何気ない子どもの行為から学ぶことは多い〜
- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 女性がいて初めて、私達男は仕事ができる
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- 向山先生への師尾突撃インタビュー (第17回)
- 教育雑誌のライターの条件
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- 〜TOSSの雑誌は現在8つあり、それらが続いてきたわけ。ライター発掘の方法とライターの条件とは〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 中学二年で四ヶ月習った恩師 平井八重先生
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- ベテラン先生奮戦記 (第11回)
- 書いて書いて、何もなくなっても書くこと
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- すぐ使えるイラストページ
- 来年の干支・お正月
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- 冬の植物・遊び
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 三学期の参観日
- (1年生)写真で振り返る1年間「楽しかったね 1年生」
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- (2年生)保護者もどこかで参加の参観授業
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- (3年生)学習発表会 成長した姿を見てもらおう
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- (4年生)1/2成人式
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- (5年生)日本の伝統文化に気づかせる授業
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- (6年生)劇の発表で最後を飾る
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- (中学生)シンプルな授業を行う
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- 国語 討論への道 (第5回)
- 教師自身が学び、実践を重ねる
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- 体育レディース実践記 (第5回)
- 私を変えた体育「表現運動」の指導
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- 理科レディース実践記 (第5回)
- 理科好きの子どもがあふれる学級に
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- 音楽レディース実践記 (第5回)
- 音楽授業 子どもたちの実態から組み立てよう!
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- すぐ使えるファックスページ
- 自学プリント
- (1年用)助詞の使い方習得〜伝統的文章の中で〜
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- (2年用)いくつ書けるかな?漢字見つけ
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- (3年用)漢字の復習!漢字あてイメージクイズ
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- (4年用)自学でいろいろ調べよう
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- (5年用)みるみる上達!描画直写(辻野裕美氏考案スキルの修正)
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- (6年用)自学ノートに書かせる「先生に挑戦!」
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- 退職管理職からエール 女教師の仕事ぶり拝見 (第5回)
- よい教師になれる人はどんな人か
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- 〜頭がよく、育ちがよく、美人の先生〜
- お得情報 おしゃれ・趣味・レジャー (第5回)
- 続けることとスリム化すること
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- 〜自分らしく、充実して過ごすために若者の力を借りる〜
- 今月のトラブル対応 (第5回)
- 「意地悪」な人は「かわいそう」な人だと思おう。そして管理職に相談しよう
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- アイテム情報 こだわりのアイテム紹介 (第5回)
- 教室にあると重宝する 便利な文房具
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- そのまま使える学級便り情報 (第5回)
- クラスの実態から(□に人数を記入する)食卓の大切さを知らせる
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- そのまま使える保護者会資料 (第5回)
- 低学年「聞き上手な親は、子どもの心を安定させる」
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- 女教師なんでもQA (第5回)
- しなやかに進化し続ける手塚先生に迫る!
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 仲間に支えられて今の『私』がいる
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- 高校女教師・腕力なき指導を目指して (第1回)
- 教師が変われば生徒も変わる
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 富士山を描こう
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巻頭言 「偉いね。」と三歳の子どもに褒められた〜日常の何気ない子どもの行為から学ぶことは多い〜
本誌編集長/師尾 喜代子
愛知県豊田市の「わくわく脳トレ教室」に講師として招かれた。会場はお寺の本堂。畳の広間では豆つかみやお手玉投げ、回廊は輪ゴム飛ばしなど、チャレランの記録を出そうと元気な子どもたちであふれていた。
座布団に座り、しばらく様子を眺めていたら、小さな女の子が、遊びに飽きたらしく、畳の上を転がっていた。
「お名前は何というの?」
「いくつ?」
と話かけると、三歳、小雪ちゃんという名前だと分かった。
「誰と来たの?」
と聞くと、お母さんと来たと言う。すると、今度は私が、
「誰と来たの?」
と尋ねられた。
「一人で来たのよ。」
と答えたら、
「偉いね。」
と小雪ちゃんが言った。褒められた私は、何だか言葉にならないあたたかさに包まれた。
小雪ちゃんは、たくさんたくさん褒められて育ってきたに違いない。
三歳の子が話の流れの中で、自然に人を褒めることができることにも驚かされた。
小雪ちゃんは、自分のかばんから『アタマげんきどこどこ』の絵本を取り出してきた。私の膝の上にチョコンと座り、得意げに絵本の解説を始めた。かなり難しい問題もできている。何度も何度も繰り返して読み込んでいることが伝わってきた。
数分の出来事だったが、幼い子が私に教えてくれたことは多い。
教師の日常もまた同じである。
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