実践国語研究 2016年5月号
ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動

O336

«前号へ

次号へ»

実践国語研究 2016年4・5月号ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動

紙版価格: 887円(税込)

送料無料

電子版価格: 798円(税込)

Off: ¥89-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2016年3月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動
特集について
提言 ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動
ユニット・ベースの授業づくりへ
中村 和弘
十分な共同討議(交流)を興す
坪田 秀雄
スキルラッキングという概念―ゴールテープの位置は、技能の転移にある―
佐藤 佐敏
論理的に考えて解き明かす学習
西岡 由郎
主体性を引き出す授業をつくる
冨山 哲也
課題解決力をつける五つの実践工夫を
花田 修一
小学校・実践授業の展開
低学年
「調べたい!」を引き出す授業づくり
赤塚 愛子
一年生に、アーノルド=ローベル作品を音読劇で紹介しよう
倍 菜穂美
主体的に課題解決を図り、物語を読み深める―「あいしているから」(三省堂一年下)の実践から―
坂ア 慎太郎
中学年
学習意欲や課題意識を喚起する授業づくり
小山 進治
「大好き」から課題の発見を引き出す授業づくり
紺野 律
子どもに学ぶ必要感を抱かせる言語活動
神下 哲明
高学年
「心に響く!」「伝えたい!」物語の魅力
中村 好江
評価活動で授業に課題解決の見通しを!
青木 寛典
書くことの値打ちを実感する随筆の創作指導―「帯単元」による学習意欲の持続―
石川 喜義
中学校・実践授業の展開
1学年
私のなりたいもの―「総合的な学習の時間」との連携―
増ア 秀敏
よりよい「表現」を求めて―翻訳に挑戦しよう レオ・レオニ作「スイミー」―
永野 恵美
2学年
古典を課題解決型の学習へ―災害文学『方丈記』を読む―
神ア 友子
相手と場に応じて目的を達成する
宗我部 義則
3学年
寓話を読んで教訓を考えよう―古典の中の動物たち―
菊池 麻里
和歌によまれている作者の恋心にふれよう―共感した恋歌で詞華集を作ろう―
竹内 識晃
言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第19回)
豊かな読みを育む言語環境の工夫
野池 綾
書籍紹介 (第1回)
よくわかる学校現場の教育原理 教師生活を生き抜く10講
岩ア 淳
THE 教師力ハンドブック アクティブ・ラーニング入門
花田 修一
〜<会話形式でわかる『学び合い』活用術>〜
最新国語ニュース (第1回)
平成27年度国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業協議会から
水戸部 修治
国語授業をアクティブにデザインする (第1回)
問いをもつことで物語を読み深める
廣瀬 修也
続 国語授業・始めの一歩 (第1回)
楽しい時間
松木 正子
新しい時代の国語科授業づくり応援講座 (第1回)
アクティブ・ラーニング1
岩ア 淳
言葉の力を育む文学の授業 (第7回)
表現することで広がる世界
成田 信子
〜声に出して〈詩〉を読む授業〜
未来を生きる子供たちのための国語科授業改革 (第1回)
これからの社会を生きるために必要な言葉の力
水戸部 修治
新国語科授業改革論―アクティブ・ラーニングへの挑戦― (第19回)
アクティブ・ラーニングの実践を前に
花田 修一
〜不変と変化の価値を見極めた授業づくりを〜
編集後記
花田 修一水戸部 修治成田 信子岩ア 淳
今月取り上げた教材
4/5月号

特集 ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動

平成28年度が始まります。子どもたちは新鮮な気持ちで登校し,わくわくして新たな学びの時を待ち構えているに違いありません。私たち国語教師もまた,その子どもたちの願いに応えるべく,新たな気持ちで,実践国語研究と国語の授業づくりに挑戦していきたいと思います。本誌も創刊40周年を迎えます。「子どもたち一人ひとりに確かで豊かな言葉の力」を身につけさせ,子どもたちの「生きる力」の基盤を育むために,先生方のお役に立つ雑誌づくりに全力を尽くしているところです。本年度もさらに,読者のみなさまのご協力とご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

ところで,今回の特集「ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動」を構想する時,例えば,次のような実践課題の工夫が考えられます。


1 学習課題をどのように掘り起こせばよいのか,課題の発見の観点や設定の仕方などについての授業づくりの工夫

2 課題解決学習への意識や興味や関心などをどのように引き出せばよいのか,学習意欲や課題意識を喚起する授業づくりの工夫

3 学習のゴールをめざして主体的・協働的に学ぶ見通しをどのように引き出せばよいのか,学習計画や学習形態などを身につける授業づくりの工夫

4 既習の知識や技能などをどのように生かして応用すればよいのか,新しい知見を得るための様々な情報を活用できる授業づくりの工夫

5 思考力・判断力・表現力などが身につくような言語活動をどのように位置づければよいのか,課題解決力に適切な言語活動の選択の工夫

国語の授業は,それぞれが言語人格を持った賢い人間となるための「言葉の教育」にほかなりません。「なぜ国語を学ぶのか」「言葉というのはどんな働きがあるのか」「これから1年間言葉をどのように学んでいけばよいのか」等々,子どもたちの素朴な疑問や問題意識を掘り起こしてみんなで考えさせていくのも課題解決力をつける国語学習の基盤づくりだと考えます。そして,「ゴールをめざして!課題解決力をつける言語活動」というテーマに対して,国語教師一人ひとりが具体的で分かりやすい説明や学習意欲を引き出すような授業づくりの工夫が必要となるでしょう。

本特集では,上記のような問題意識のもと,全国の研究者や専門家,学校現場で活躍中の小学校と中学校の先生方より,明日からの実践国語研究や国語授業づくりに役立つ清新な提言・実践授業提案を発信していただきました。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ