実践国語研究 2020年7月号
この1冊で丸わかり!1学期教材の授業&3観点の学習評価プラン

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実践国語研究 2020年6・7月号この1冊で丸わかり!1学期教材の授業&3観点の学習評価プラン

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ジャンル:
国語
刊行:
2020年5月18日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 この1冊で丸わかり!1学期教材の授業&3観点の学習評価プラン
特集について
【提案】5分でわかる!新しい学習評価ここがポイント
付けたい力を明確にし,授業を改善!
水戸部 修治
小学校 1学期教材の授業&学習評価プラン
【1年/読むこと,書くこと】教材名「くちばし」(光村1上)
単元名:生き物のびっくりを調べて,生き物クイズ大会で伝え合おう
本城 脩平
【2年/話すこと・聞くこと】教材名「ことばで絵をつたえよう」(東書2上)
単元名:お話伝言ゲームをしよう
梶田 大助
【2年/読むこと】教材名「名前を見てちょうだい」(東書2下)
単元名:お気に入りのところを音読します!
嶋 希
【3年/読むこと】教材名「きつつきの商売」(光村3上)
単元名:「きつつきの商売」のつづき話をしよう
中島 大輔
【3年/読むこと】教材名「めだか」(教出3上)
単元名:生き物のひみつを調べてリーフレットにまとめ,友達に「エッ知らなかった!なるほど!」と言わせるぞ!!
酒井 里美
【4年/読むこと】教材名「白いぼうし」(光村4上)
単元名:松井さんの人がらを「人がらマップ」で交流しよう
田中 美和
【5年/書くこと】教材名「みんなが過ごしやすい町へ」(光村5)
単元名:町の工夫を調べて報告しよう
岩倉 智子
【5年/読むこと】教材名「なまえつけてよ」(光村5)他「カレーライス」「のどがかわいた」
単元名:登場人物同士の関わりをとらえ,感想を伝え合おう
益子 一江
【6年/読むこと】教材名「笑うから楽しい」(光村6),「時計の時間と心の時間」(光村6) 他:時間について書かれた図書
単元名:筆者の意図をとらえ,自分たちの生活を見直し「時間と向き合うちえ」について考えたことをポスターセッションしよう
弓削 洋美
中学校 1学期教材の授業&学習評価プラン
【1年/書くこと】教材名「言葉を集めよう―もっと『伝わる』表現を目ざして」
単元名:憧れのあの人を紹介します〜読み手の立場に立ち,文章を整えよう〜
冨 勇樹
【2年/読むこと】教材名「鰹節―世界に誇る伝統食」(東書2)
単元名:文章を正確に理解し論証を吟味する
辻村 重子
【2年/読むこと】教材名「日本の花火の楽しみ」(教出2)
単元名:日本の文化の魅力を紹介しよう
新井 範子
【3年/読むこと】教材名「握手」(光村3),「学びて時にこれを習ふ―『論語』から」(光村3)
単元名:十五歳の哲学〜「握手」,「論語」を読み深める〜
小阪 昌子
事例でみる!新学習指導要領国語の学習評価 (第2回)
「書くこと」の指導と評価
水戸部 修治
国語の授業が変わる教材研究の視点 (第14回)
繰り返される言葉
岩ア 淳
〜今月の教材「サーカスの馬」(学校図書)〜
国語学力調査を活用した授業づくり (第2回)
「学習指導要領実施状況調査」A
本橋 幸康
特別支援学級の国語授業アイデア (第2回)
「たんぽぽお話集」をつくって全校のみんなに読んでもらおう
木村 彩子
地域発!国語教育研究会の取組と成果 (第8回)
[啓く国語の会]理論と実践の融合をめざして〜先生も子どもも国語好きになる授業づくり〜
山下 敦子
〜啓く国語の会〜
教材研究に役立つ!作家の肖像 (第8回)
谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
薦田 静
GIGAスクール時代到来!国語授業でできるICT活用術 (第2回)
小学校/「読むこと(物語)」の授業でのICT活用術
長野 健吉
中学校/オンライン教材を授業で活用する
渡辺 光輝
第50回「博報賞」受賞 国語・日本語教育部門
生徒の「ことば」を育て,「ことば」を未来の力に変える学校
〜広島県立広島中学校〜
編集後記
水戸部 修治岩ア 淳本橋 幸康
今月取り上げた教材
6/7月号

特集 この1冊で丸わかり!1学期教材の授業&3観点の学習評価プラン

 小学校ではいよいよ新学習指導要領の全面実施となりました。同時に,新3観点での評価による,学習と指導の一層の充実が喫緊の課題ともなっています。先行きが見通しにくい状況下ですが,新しい評価を着実に進めていくことが求められます。学習評価を考えることは,子供の学びの在り方を具体的に考えることでもあります。また同時に,教師の指導の在り方を再検討する過程でもあります。例えば,ある教材文を場面ごとに詳細に読ませ,それをテストで評価するということは,従来からよく行われてきたことです。しかしそこでは,例えば「読書に親しみ,いろいろな本があることを知ること。」など〔知識及び技能〕に示された内容を様々な場面で使いこなす資質・能力は評価されてきたでしょうか。「場面の様子に着目し,登場人物の行動を具体的に想像すること。」など〔思考力,判断力,表現力等〕に示された内容を,自らの課題の解決に向けて,様々な本や文章を読む際にも駆使していく資質・能力が身に付いているのかどうかを評価してきたでしょうか。さらには,生涯にわたって読書を続けるといった「学びに向かう力・人間性等」の資質・能力を見据えた,主体的に学習に取り組む態度の評価は的確に行われてきたでしょうか。

 こうした課題に対応するため,学習評価を進める際には,次のような点が重要になります。


○当該単元ではどのような資質・能力を育むのかを,学習指導要領の指導事項等を基に明確に把握する。

○子供たちが,主体的に学習に取り組んだり,指導事項等に示す資質・能力を自ら獲得し活用したりできるようにするための,子供にとって目的や必然性を自覚できる学習過程となる単元構想を工夫する。

○子供たちが夢中になって取り組み,身に付けた資質・能力を顕在化させられるような,指導のねらいに合った言語活動を工夫する。

○子供たちが言語活動に取り組むプロセスの中で,どこでどのように指導し,評価するのかを計画し,評価をその後の指導に生かす。


 そこで本号では,1学期教材で,どのように指導を工夫し,評価を進めるかについて「自分ならこのように具体化する」という視点でプランをご提案しております。

 読者の皆様の指導と評価の一層の充実に資するものとなるよう願っています

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