- 特集 子どもたちの生活世界を拓く―夢と出会いのシンフォニー
- アイデンティティへの旅―在日中国人として
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- ひらこう夢市場―克明わんぱくマト
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- 心の痛み
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- 子どもたちのくらしをつなぐ―「自分を語ろう」の取り組みを通して
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- Baby Maybe〜「いのち」との出会い―赤ちゃん・助産婦さんとの出会いから、「いのち」を考える体験学習
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- 生徒も人権学習も生き物―ホームレス問題学習の取り組みを通して考えた事
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- 「わたしたち るるくめいとです」―エイズ予防にとりくむ高校生グループの記録
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- Do! Art Festival―子どもが創る芸術祭 一〇年間の取り組み
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- 生命と性を学ぶ〜生きる力を育てる(続)―実録/釜ヶ崎「こどもの里」での“大切なわたしのこころとからだの話”@
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- エピグラフ
- 旅する精神
- 〜安藤忠雄著、『連戦連敗』(東京大学出版会、二〇〇一年)、一九一頁〜
- 座標
- 「ゆとり」をめざしての教育改革はウソだったのか
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- 図書紹介
- 『「小1プロブレム」に挑戦する』(新保真紀子著)
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- 〜これは本気でおすすめ〜
- 共生のトポス (第1回)
- 回想・横浜中華街
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- 「いま」をつづる子どもたち (第1回)
- 笑う
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- 環境防災科の可能性
- 阪神・淡路大震災に学ぶ
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- 調査に見る 素顔のいまどき高校生 (第10回)
- 消費する者は救われない
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- 【資料】大阪府における今後の同和行政のあり方について(答申) (第1回)
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- 編集後記
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編集後記
▽最近の青少年の意識調査によると、日本の子どもの平均像は、欧米や東アジアの子どもたちと比較すると、将来に夢や希望がもてず、日常生活での満足度は低く、今を楽しむことに傾き、テレビの視聴時間は長い。社会性に欠け、学習時間が減ってきているという傾向が認められる。本特集では情報メディアや消費文化に囲まれて心を奪われがちな子どもたちに、どのような働きかけによって、彼らが「自分さがし」に立ち向かい、知的好奇心を呼び覚まされ、エンパワーされるのかに焦点を当てた。元気印の子どもたちが育っていく人間関係・学級づくり、自主的活動などのあり方や仕掛け・組織のし方を提起していただいた。なお、編集にあたり、兵庫県在日外国人教育研究協議会事務局長の辻本久夫さん、兵庫高等学校教職員組合委員長の岩淵徳好さん、大同教事務局長の新保真紀子さん、大阪市同教の西口清さん、大阪府立同研の林伸一さんのお世話になった。
▽本四月号から、一年間の予定で二つの新連載が始まった。地域での国際交流の事業に携わってこられた榎井縁さんのエッセイと、長年生活綴り方教育に取り組んでこられた増田俊昭さんの実践記録である。ご期待ください。
▽一月二六日から、宮崎市で開かれた日教組第五一次全国教研・人権教育分科会に森実さんと共同研究者として参加。初日全体集会で演じられた地元宮崎県教組の特別報告・構成詩はその中身が解放教育の実践報告(メッセージ)そのもので、多くの参加者を魅了した。次号で紹介したい。
▽小誌三月号に、二〇〇一年度のバックナンバーの目次を掲載したが、表紙のキャプションにタイトルを明示することを失念していた。検索の必要な折りには、ぜひご活用いただきたい。
▽二月六日、太鼓に魅せられ、その研究と教育、教材開発に全力投球された三宅都子さんが、急逝。全速力で駆け抜けた生涯であった。享年五三歳。合掌。
(桂)
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- 明治図書