- 特集 子どもと創る人権総合学習
- 人権総合学習の実践的課題とは
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- 「総合的な学習」の可能性
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- 教科学習のつきつめが総合学習
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- 教えたいことを学びたいことに
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- 学ぼう 伝えよう わたしたちのまち「なにわ」
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- 一人ひとりが輝く総合学習をめざして
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- 特集2 学級集団づくり・第二ステージの新展開
- 子どもが生きる学級集団づくりの方法
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- 教師である前に一人の人間として…
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- 子どもを中心にすえた学級作り
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- 学級通信で拓く「ほっと」なクラス
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- 座標
- 「もんじゅ訴訟」とは何か
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- 共生のトポス (第42回)
- 公害体験からの想像力
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- Let's Collaborate 《金川の教育改革》 (第4回)
- 「うそやないよ! 絶対歩いて生かせた方がいいよ!」
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- こころの風向計 (第14回)
- 錯誤の時代
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- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第5回)
- ブレンダと呼ばれた少年
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- 若いせんせいに送るラブレター (第6回)
- 教師の立ち位置
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- 元気のもとはつながる仲間 (第6回)
- 乗り越えていく若者たち
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- ふくおか発 今Doki子どもたち (第3回)
- ひとつの出来事から何を学ぶのか
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- メディア社会を生きる〜メディア・リテラシーのすすめ〜 (第2回)
- 大学におけるメディア・リテラシーの学び
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- だまってられへん (第6回)
- 闘っているのは被差別者だけじゃない
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- 授業と学級づくりを愉しむ方法 (第6回)
- 二学期を子どもと快適に愉しむ力
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- 解放教育四一年間のさまざまな出会い (第6回)
- 柴島高校の建設と集中受験運動
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- 編集後記
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編集後記
▼今を生きる自信と、明日を生きる希望。この二つが、同時代を生きる子どもたちに失われつつあります。そのような中で、人権教育を主軸とした総合学習の創造と、意味ある学級集団づくりを着実に行い、子どもたちが「未来の課題に立ち向かう準備」と「自分たちの考えを有効に分析し、推論し、それをコミュニケートすること」そして「生涯にわたって学びつづける力」を養うことは緊要課題といわねばなりません。
▼そこで、本号では二学期からの人権総合学習実践に向けて、新たな視座とさまざまな発想やアイデアを紹介し、学校現場にいっそうの新風を、と考えました。
▼第二特集では、二学期からの学級集団づくりのリセットとリメイクをめざし「子どもの子どもによる子どものための教室」をつくる方法を探りました。集団づくりは、単にまとまりのある集合体をつくるためのものではありません。授業の質を支えるものであり、しんどい立場にある仲間を支えるものであり、自らの自尊感情を形成するためのものでもあります。学級・学年集団をどのように形成し、一人ひとりの子どもがエンパワーメントされるために、教師はどのようなスタンスに立つべきか。子どもの事実に即したエピソードや集団づくりの方法論を具体的に提示していただきました。
▼夏休みという非日常的な時期に発行される本号へ、かなりエキサイティングな内容が数多く寄せられたことは、きっと二学期に向けての大きな元気の素になるだろうと確信します。深く感謝すると同時に読者の感想を心からお待ちしております。
(園田)
▽共同での編集体制というのは有難いものです。労少なくして、楽しみ多し。おもしろい原稿をたくさんいただけます。さて、「持続可能な開発のための教育の一〇年」をめぐって事態は動きつつあります。九月にはユネスコの国際実施計画が出ます。それに応じて、ポスト郵政議論の日本では、国内実施計画が出るでしょう。ほうっておけば役人の作文になります。働きかけが不可欠です。ESDは地域から。皆さんも周りでぜひ何かをしてみてください。
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