- 特集 人権教育のひろがりと焦点―日教組第五六次教研集会から
- 人権教育分科会報告
- 「仲間づくりって」……
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- 障害児教育分科会報告
- かっちゃんと、合い言葉は「みんなと一緒」〜四年三組の子どもたちとともに、山下さんに支えられて〜
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- 国際連帯の教育分科会報告
- Aとの出会いから
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- 両性の自立と平等をめざす教育分科会報告
- 実践力を育む男女共生教育をめざして
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- 第一三分科会 人権教育報告より
- 在日韓国人Kとの関わり
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- 差別の現実が気づけなかった私
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- 『解放教育は人のためにやっとじゃないとよ』
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- グラビアと解説
- A Crisis of Polar Bear
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- アフガンの子どもたち (第2回)
- 読み書きの向こうに
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- ふくおか発 今Doki子どもたち (第23回)
- 体裁づくりと個を見つめる眼
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- 共生のトポス (第62回)
- 思いをことばに、ことばを力に
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- 〜安心できる居場所と語りによる回復〜
- 元気のもとはつながる仲間 (第26回)
- 笑顔で群れられるカッコいいつながりを求め続けて
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- おもちゃばこ (第2回)
- 気持ち感じてここちよくすごしましょう
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- 担任・教室の悩み快消◆難デモ相談室 (第2回)
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- 学校が元気になるちょんせいこのファシリテーションDiary (第1回)
- まずは、カンタン自己紹介
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- 往復書簡 子どもと学級と人権文化◆WEST&EAST (第2回)
- 私の町が一番
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- 元気の出る学校! (第2回)
- 教師が育つ学校
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- 〜布忍小学校〜
- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第25回)
- 権利について
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- 新!子どもがつづる
- 出会いは教師のビタミン剤 (第2回)
- ノブオの“恋”
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- 書評
- 『就学前からの学力保障−筑豊金川の教育コミュニティづくり』
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- 〜教育コミュニティづくりに示唆と元気を与える本〜
- まいにち? マイニチ!
- 時々の楔―福地幸造・部落解放教育の思想 (第1回)
- 岸辺にて
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- 編集後記
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編集後記
▼二〇〇七年二月一〇〜一二日にかけて、大分県で日教組第五六次教育研究全国集会が開かれました。本号の特集では、この教研集会の人権教育関連分科会の報告を掲載させていただきました。従来、本誌では、第一三分科会(人権教育分科会)の報告を紹介してきましたが、本年は、そのほかに、障害児教育の分科会(第一四分科会)、国際連帯の教育の分科会(第一五分科会)、両性の自立と平等をめざす教育の分科会(第一六分科会)の四分科会からそれぞれ一本ずつの実践報告を掲載したことになります。執筆者をはじめ、各分科会から実践を掲載するうえでご協力くださった皆さんにこの場を借りてお礼申しあげます。
▼さまざまな困難を強いられるもとで、各地の同和教育研究協議会や人権教育研究協議会が、いろいろな可能性を探っています。同和教育や人権教育を推進し、幅広く展開していく上で、教職員組合の役割と可能性が高まっているといえます。一般的に言えば、教職員組合運動は、幅広くさまざまな考え方の人たちを組織する緩やかな活動だと言えるでしょう。その教育研究集会に人権教育に関連する分科会がこのように位置付いていることは、これまでの日教組運動が築いてきた伝統によるものです。この幅広い組織運動を基盤としつつ、多様な人びとに対して問題提起してきたのが同和教育運動であり、解放教育運動だったといえるでしょう。教組運動の広がりに対して、同和教育運動や解放教育運動の深まりが組み合わさって力を発揮してきたのです。今後はそのような連携がいっそう期待されています。どうすればそれが実現するでしょう。今年は次号でも、日教組の人権教育運動を特集することになります。
▼今年のアカデミー賞では、主演男優賞にフォレスト・ウィテカー、助演女優賞にジェニファー・ハドソンという二人のアフリカ系の俳優が選ばれました。二人とも、スピーチやインタビューで自分の先祖にふれ、その人たちがそばにいてくれたことが自分の力になったと述べました。昨年の「クラッシュ」といい、時代を象徴する何かなのかもしれません。
(森)
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