- 特集 人権教育の新しい姿―日教組の新しい人権教育指針(案)を見据えて
- A 差別の現実と解放への願いを、そして教員の変わり目を伝える
- あれから何年?!
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- B 子どもたちが反差別へと反転していく姿
- つながりを大切に
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- 「ふるさと発見黒井タイム」二年目の発信 ―地域を見つめ、地域から学ぶ地域素材 「水」発掘四年目の取り組み
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- はじめの一歩
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- 「生徒支援教員」の活動を通して
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- C 反差別・人間解放の授業と、人権感覚を育てる学力と文化
- 人権総合学習「探検しよう!和太鼓!!」のとりくみ
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- 「周りの人が勉強せなが」Aの祖母の言葉にこだわって
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- 資料
- 日教組人権教育指針素案作成委員会「中間報告」
- グラビアと解説
- LADY-BOY
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- まいにち? マイニチ!
- 学校が元気になるちょんせいこのファシリテーションDiary (第2回)
- 私たち一人ひとりは力を持っている
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- 元気のもとはつながる仲間 (第27回)
- 皆さんが歌ってくれているから、出会うことができた
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- ふくおか発 今Doki子どもたち (第24回)
- メールも使いよう
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- 往復書簡 子どもと学級と人権文化◆WEST&EAST (第3回)
- 教師は授業で勝負する
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- 元気の出る学校! (第3回)
- 「鍛える」学校文化をつくる
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- 〜細河小学校〜
- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第26回)
- リプロダクティヴ・ライツの根拠をめぐって(1)
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- 担任・教室の悩み快消◆難デモ相談室 (第3回)
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- おもちゃばこ (第3回)
- もう六月。早いものです。おもしろすぎてたまりません。
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- 新!子どもがつづる
- 共生のトポス (第63回)
- JSLカリキュラムと外国人の子どもの権利保障
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- 出会いは教師のビタミン剤 (第3回)
- 「謝ってくれてありがとう」
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- アフガンの子どもたち (第3回)
- レジリエンス
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- 時々の楔―福地幸造・部落解放教育の思想 (第2回)
- 私のこと(資料)<上>
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- 編集後記
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編集後記
▼本号では、第五六次教育研究集会での実践報告とあわせて、日教組・人権教育指針に関する中間報告を掲載させていただきました。現行の人権教育指針は一九九一年に策定されましたから、一五年以上たったことになります。五一歳になった私自身の感覚で言えば、この一五年間は、さまざまな変化の連続だったと感じています。それ以前の三五年間よりもよほど大きな変化だという感じがします。社会主義体制が崩壊し、中東などで戦禍が繰り返され、インターネットが普及し、地球環境への危機感が広がり、グローバリゼーションのもとでさまざまな格差の拡大が続いています。これらを受け止めて、新しく人権教育指針を策定することは大きな意味があります。日教組から組合員には届けられるのですが、それ以外の方には読む機会が少ないかもしれません。そこで、掲載することを決めました。直接・間接に日教組まで意見をお届けください。掲載にあたってご協力くださった、高橋睦子副委員長をはじめ、日教組の皆さんにお礼申しあげます。
▼文部科学省でも「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」の策定が進められています。こちらもいずれパブリックコメントを求めることになるでしょう。この[とりまとめ]に対しても、多くの意見が出されることを期待しているところです。
▼世代交代が進み、現場で若い教職員が増えています。ある調査によると、新任教員が課題を解決する上で一番大きな意味を持ったのは、同じ職場の先輩教職員、それに次ぐのが担当している子どもたちでした。しかも、共感的な人や困難を乗り越えている人ほど、子どもから学んでいる度合いが高いようです。先日、ある研修でそんな若い人たちの悩みや困っていることを出してもらう機会がありました。ざっと見たところで多かったのは、子ども同士のもめごとやケンカにどう対応すればよいのか、子どもとの関係をどうつくればよいか、学級集団づくりをどう進めるか、ということでした。現場とつながり、そういう疑問に答えられる雑誌でありたいものです。
(森)
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- 明治図書