解放教育 2007年9月号
つながり高まる授業づくりの方法

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解放教育 2007年9月号つながり高まる授業づくりの方法

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2007年8月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
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目次

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特集 つながり高まる授業づくりの方法
授業づくりの真髄と方法論
豊田 ひさき
においがなくちゃ皮じゃない!
板橋 正枝
子どもがつながる授業づくり
小椋 実穂
集団づくり・技能定着をめざした授業の実践 「先生! 今日何して遊ぶ?」〜できた喜びから学ぶ意欲へ〜
松村 湖生
人権総合学習と仲間づくり
北野 晶仁
「綴ること、伝えること」〜中国残留孤児の孫カナとの一年〜
北市 康徳
グラビアと解説
TUVAL
山本 壮一郎
学校が元気になるちょんせいこのファシリテーションDiary (第5回)
安心、安全の学びの場づくり
ちょん せいこ
出会いは教師のビタミン剤 (第6回)
「ごめんな」と「すみませんでした」
磯野 雅治
担任・教室の悩み快消◆難デモ相談室 (第6回)
土田 光子佐野 純男
元気のもとはつながる仲間 (第30回)
真に共感と信頼をもって迎えられるものとなるために
外川 正明
往復書簡 子どもと学級と人権文化◆WEST&EAST (第6回)
「教育」から「共有」へ
橋本 雅江
おもちゃばこ (第6回)
二学期スタートは、「あっ、そうそう! この安心気分!」
沖本 和子
アフガンの子どもたち (第6回)
心の支え
園田 智也
新!子どもがつづる
共生のトポス (第66回)
Back to the Future〜過去を見据え、後ろ向きに進むこと〜
榎井 縁
元気の出る学校! (第6回)
志のある学校
志水 宏吉
〜聖籠(せいろう)中学校〜
まいにち? マイニチ!
【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第29回)
「ジェンダーの視点」をめぐって
加藤 秀一
時々の楔―福地幸造・部落解放教育の思想 (第5回)
生活つづり方の後衛の位置で―わたしが学んできたもの―(下)
福地 幸造
サバイバーの参加とワークショップ
森 実
編集後記
園田

編集後記

▽子どもが身を乗り出し、率直な意見が交差する授業。「しんどい子ども」が持ち味を出して、いきいきと活躍できる質の高い授業。子どもの意外性が噴き出し、指導案や教師の想定を超えてしまうような授業。

▽このような授業をめざし、われわれは日々授業研究と実践に取り組んでいます。

しかし、現場はあらたな業務やさまざまな雑務に追われ、子どもも教師も納得のいく充実した授業の実現が、困難な状況にあることも確かです。

▽一方では「拡大する学力格差」の問題、「学ぼうとする意欲」の問題、「豊かな時間の確保」の問題など、授業実践において避けて通れない課題も増えるばかりです。

▽しかし、毎日の学校では大半の時間を使って授業が行なわれ、子どもたちは授業の中でくらしているのです。「目先の技法や技術」の収得に陥ったり、それらに終始するのではなく、授業のダイナミズムともいうべき「魂のゆれうごくような学習」の展開をめざして本特集を組みました。

▽若手教師をはじめ、全国のみなさんからの熱い反応を期待いたします。同時に『担任・教室の悩み快消◆難デモ相談室』への積極的な投稿をお待ちしています。

(園田)

▼本号の外川さんの原稿をめぐっては、ご本人とメールでやりとりしました。その中で、原稿執筆に伴う責任があるという点について共通認識が得られてよかったです。

例えば私の場合で言えば、人権教育や同和教育の全国的な動きを論じるなら、地元大阪の同和教育や人権教育の広がりや発展にせいいっぱい力を尽くす責任があるといったことです。人権教育や同和教育の全国運動は、各地の運動体の連合体として成立しています。激動の現在、自分の身近なところで仲間を広げることに力を尽くしつつ、

メッセージを発信していきたいものです。

▼サバイバーの参加に関する拙文は、しばらく前に書いた文章がもとになっています。

議論してくださった方たちにお礼を述べるとともに、この点でも、やりとりのなかでいただいた意見をどれだけ的確に活かせたか、執筆した者としての責任を感じています。ぜひ多くの方からご意見・ご批判をいただきたいと思っています。

(森)

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