- 特集 授業力アップのための教師修業法
- 巻頭論文
- 「今、一番やりたいこと」から取り組む
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- 授業力アップのための基礎的な勉強法
- 平凡な五つの実践
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- 隠し味「サークル活動」に参加しよう
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- 授業力アップのための一般教養・常識のみがき方
- 今だからこそ!“軽いフットワーク”で、“情熱”をもった教材開発を!!
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- アンテナをより高く!
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- 授業力アップの秘訣は自己改革から
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- 地域は、異業種交流の場
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- 授業力アップのための人間性のみがき方
- 向上心と謙虚さが不可欠
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- 「神」にならず
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- 「創造性」と「ユーモア」を身につける―「教育的タクト」が発揮できる教師に
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- 学ぶ気持ち
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- 授業力アップのための教科の専門性のみがき方
- 国語/『向山型国語教え方教室』で学ぶ
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- 社会/授業を公開し、授業記録をテープおこしする
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- 算数/自分も算数を楽しもう、そしてたくさん情報を持とう。さらに目指す世界を具現化するために憧れの授業者を探そう
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- 理科/「自然をとらえる感性」を育てること
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- 授業力アップをめざす研究授業の行い方
- 自分の力を高めるチェックシート
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- 「見る」ピントは…
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- 授業力アップをめざすコンピュータ活用法
- 新しい授業力を身につけよう
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- ホームページを授業で活用する
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- 授業力アップをめざす本の読み方
- 先達の本を読み、理想の教師像を求める
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- ジャンルを越えて読む
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- 授業力アップをめざす博物館活用法
- 柔軟な活用の時代へ
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- 博物館活用のための7つのステップ
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- 授業力アップをめざす図書館活用法
- いろいろな図書館とつきあい、そして育てる
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- 授業力アップのための大学院での学び方
- 教育とは何か、学びとは何か
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- 授業力アップのための講演・講座での学び方
- ライブが一番
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- 授業力アップのためのユーモアのセンスのみがき方
- あなたのユーモアをあの子が待っている
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- 授業力アップのためのモノ集めをしながら学ぶ方
- モノ集めから授業構想を練る
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- 授業力アップのための学びの達人に学ぶ方法
- 有田和正先生に学ぶ
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- 授業力アップのための雑誌の読み方
- 情報をどう活用するか
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- 授業力アップのためのグループを作って学ぶ方法
- 合宿の模擬授業で勝負!
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- 授業力アップのための勉強時間の作り方
- 一日丸ごと追及の時間―楽しく追究して授業力アップ!
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- 授業力アップのための私はこんな勉強をしてきた
- 試行錯誤をくり返した
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- 「ひとり芝居」で立体化する
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- 管理能力を磨く
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- 有田編集長のメッセージ
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- ファインダーがとらえたこの授業ここが素晴らしい
- 渡辺喜男氏の「跳び箱遊び」の授業
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- 〜もっとやりたい!跳び箱っていいなぁ!〜
- 教科の基礎学力をつける指導 (第1回)
- 国語/今、なぜ基礎学力か
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- 社会/楽しく基礎・基本を学ぶ
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- 算数/算数の授業観を変える
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- 理科/理科好きな子を育てるために
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- 授業を楽しくする「はてな? 不思議」発見 (第1回)
- 生活・総合/単元作りは、「小さく産んで、大きく育てる」構えで
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- からだと健康/忍者が時刻を知るために見た“あるもの”とは?!
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- 面白い本みつけた
- 『子どもが生きる授業づくりの技術』『社会科授業づくりの技術』
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- 『新ニッポン百景’95〜’97』
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- 授業・生徒指導に生きるユーモア小話
- 教室に粋な話を
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会科/「防雪ネット」からさぐる日本の気候
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- 社会科/イワガキの教材化で、地元宮古への誇りを育てる
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- わたしの学級づくり
- 学級づくり、三つの柱
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第1回)
- 金子みすゞ「不思議」の場合
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- 総合的学習の教材開発 (第13回)
- 「トイレから世界が見える」の授業(11)
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- 〜子どもたちの感想と指導案〜
- 編集後記
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- 総合的学習の教材開発 (第13回)
- 「感じる力・行う力・考える力」を育てる
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有田編集長のメッセージ
平成十二年十月三十日の夕刊に、「正しい日本語使えますか? 検定試験を十一月からスタートする」という記事が出ていて、びっくりしました。
そういえば、ある校長先生が、「若い教師のことばやアクセントが、子どもによくわからないようです。日本語があやしくなっているのでは?」と話しているのを「まさか」と思いながら聞いたことを思い出しました。
英語どころか、日本語を勉強しなくてはならなくなっているようです。
また、あちこちで、「どんな本を読んだらよいのでしょうか?」とか、「どんな雑誌が私に合っているのでしょう?」とか、「どんな勉強をしたらよいのでしょうか?」といった質問を受けます。
そこで、「授業力アップのための教師修業法」という特集を組み、私も原点にかえって修業しなおしたいと考えました。
教師は、高い教科の専門性が必要です。このみがき方は容易ではありませんが、基礎的なみがき方があるはずです。これをその道のプロに提案していただきました。
また、「教師の常識、世間の非常識」などとやゆされるように、一般教養や常識が欠けているようです。教科の専門性を高めると同時に教師として人間性をみがくことも大切なのです。
「頭はよいが、人間性が問題」といった批判もあります。つまり、教師としての人間性が問われているのです。人間性をみがくにはどんな修業をしたらよいのでしょうか。
修業のしかたは多種多様あるはずです。しかし、基礎的な勉強をしっかりする必要があります。この最も基礎的な修業のしかたを提案していただきました。
この特集は、若い教師は勿論のこと、今や油の乗り切った教師や熟年の教師も、ふと立ち止まって、「自分の勉強法はこれでよいのか?」と考える契機になると思います。
「うん、こんな修業法もあるのか」と目を開くことになるかもしれません。たぶん、私は目を開かされると思います。今から修業のしかたを改善し、授業の名人をめざしましょう。
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- 明治図書