- 特集 教材研究・教材開発の技術強化法
- 巻頭論文
- 教師は教える内容のプロになろう!
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- わたしの教材研究・教材開発法
- 新しい発見で教材開発を楽しむ
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- 教材研究はおもしろいと感じることを!
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- 3つのワーク
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- ハテナを持った時が教材研究を行う時
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- とにかく丹念に活字を読み、時には音読。そして、授業ノートを作り、自分の解を持つ。
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- 宝の山が埋もれていませんか
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- 漢字文化は、多様な視点で
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- ゲームで身につけるパスの技能
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- 基礎・基本をみつけだす教材研究・教材開発法
- 国語
- 「の」の追究から見えてくる
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- 単元計画に従って教師自身が極める
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- 社会
- 子どもの考えをゆさぶる事実見つけから
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- 自分の目と足を使って
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- 算数
- 「基本型」を見抜いて実力をつける
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- 三角形でない形と比べさせて、三角形の定義を詰める
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- 理科
- ティーバッグの「もやもや」から始めよう!
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- 教材研究は、「科学手品」と「ものづくり」で
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- 教科書研究のノウハウ
- 国語
- 金子みすゞの感性を子どもたちに
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- 社会
- 教科書の資料を見る力を高める
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- 算数
- ポイントを見抜く五つの原則
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- 理科
- 教材の料理の仕方は教師の願いで決めよ
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- 教科書を補う発展教材の開発法
- 国語
- 聞く力を育てる発展教材
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- “歳時記”の利用で俳句の授業に深まりを
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- 社会
- 牡蠣の養殖と植林の関係は……
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- 教科書から社会的事象の関連性をつかむ
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- 算数
- 学習ウイルを引き出すインタレスティングな教材の開発
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- 発展教材は前教科書との比較から
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- 理科
- カボチャ開発の旅
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- 台風の発展的学習
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- 地域の観察力(教材開発)強化法
- 地域の「はてな?」発見法
- 「何か不思議なことはないか?」という目で見る
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- 学校行事の「みどりの学校」で発見力を養う
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- 鳥の目で地域を見るコツ
- 形と集まりと色の違いから地域を調べる
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- 模造紙16枚のドッキング地図
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- 小さくなった目で見てみよう
- 赤ちゃんのおもちゃのそばにトイレがあったよ
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- 虫の目で田んぼをよく見よう
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- 嗅覚で地域を見るコツ
- 自然を生かした教材を見つけよう
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- 香りが思い出を蘇らせる
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- 聴覚で地域を見るコツ
- 耳を澄ますと、見えてくる地域の伝統と自然
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- カードで音コレクション
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- 味覚で地域を見るコツ
- 食べることで地域を見る
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- 駅弁を味わい、地域を味わう
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- 子どもの目で教材をとらえる法
- ワークづくり
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- 「やりたくない」の中に教財を見つける
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- 教材開発の面白さ
- 専門家はネタの宝庫
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- 教師が楽しめる教材開発を
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- 有田編集長のメッセージ
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- 子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
- 学びが生きるゆめのさと教育
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- サークルの教材開発 (第13回)
- 兵庫県・TOSS淡路キツツキ/クラス平均四〇個の習得率を実現!「チャレンジ都道府県」
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- サークルの教材開発 (第14回)
- 山口県・法則化周南教育サークル/活動しながら発見し、理解を深めていく教材開発
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- 面白い本みつけた
- 『小学校授業クリニック 生活科1・2年』
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- 『水は答えを知っている』
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- 子どもの心を明るくするユーモア小話
- 事実は小説よりも笑なり
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- 総合的学習・課題づくりの手順 (第7回)
- 教師の問いかけで「はてな?」を掘り起こす
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- クイズで学ぶ基礎・基本 (第7回)
- 国語*質問ごっこ/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
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- 社会/昔の道具クイズ
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- 算数/十進位取り記数法で仕組みの理解を深める
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- 理科/天体クイズで授業を盛り上げる
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- 保健室から見た教師と子どもの健康 (第7回)
- 先生も視力検査を
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会科/オホーツク海沿岸にひっそりと身を隠す「トーチカ」群
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- 社会科/「これを授業したい!」と思えるネタとの出会いがスタート
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第19回)
- 道徳「愚者と賢者の分かれ道」(下)
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- 〜授業の実際〜
- 社会科・基礎・基本用語の指導 (第7回)
- 5年生で指導したい基礎的用語1
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- 編集後記
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- 基礎教科の教材開発 (第7回)
- 体感!実感!ものづくり
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有田編集長のメッセージ
授業を見せていただいて感ずることは、「教材研究が弱い」ということです。ほんの少し工夫すれば、ぐっと面白くなり、子どもの心をとらえることができるのに、手をこまねいている、という感じです。
「ほんの少しの工夫」ができないのは、教材研究や教材開発の技術を身につけていないからです。
「教科書を」教えるにも、教科書をよく研究し、内容を自分のものにして授業に臨めば、子どもへの対応のしかたはまったく違ったものになります。
この前参観した理科の授業では、教科書を机の中に入れさせ、「見てはいけません」といって、教科書通りの実験をしているのです。
理由は、子どもが結論・結果を教科書で見て、実験にならないからというのです。
では、何のために理科の教科書を使うのでしょうか。「結論を教えるため」だけでしょうか。
教師に、教材についての多様な知識があれば、教科書に書いていることでもゆさぶることができます。その理由を問い、考えたり、調べたりさせることができます。
このあたりのノウハウを本号で追究してみました。
十月は、研究会・研究授業のシーズンでもあります。本号の内容を参考にして、
ちょっと教材研究しただけで、こんなに面白い授業ができるの!
とびっくりさせるような授業をしてほしいのです。
例えば、「円の中心を通って折れ曲がった直線も直径だよ」とゆさぶったところ、三年生の子どもが一週間も追究し、驚きました。
社会科では、地域観察によって面白い教材の開発ができます。地域観察の上達方法を明かにしたいと考えました。
教材研究も広い意味では教材開発です。新しい解釈を考えたり、新しい条件を付け加えたりするから、新しい教材になります。この強化法を身につけてほしいものです。
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- 明治図書