- 特集 時代が教師に「経営的センス」を求めている
- 巻頭論文
- 広い視野と見通しを持つこと
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- 「教師の経営的センスとは」と問われて
- ありさん・とりさんの目
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- バランス感覚を磨いて「いいクラス」作り
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- 経営センスを鍛えたあの言葉
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- コーディネーターになろう
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- 統率者としての自覚が求められている!
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- 「創意」「熱意」、豊かな「人間性」を備える
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- 保護者と一体になった学級経営を目指して
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- 将来を見据えた意識改革から
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- 学級経営と学校経営のかかわり
- 学校経営と学級経営の一体化を目指して
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- 学校経営方針と学級経営案のリンクを図る
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- お互いの信頼の中で
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- 教師の成長―授業リフレクションによる
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- 学級経営の面白さとむずかしさ
- 指示が通る状態をつくり出す
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- どの子も主役
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- いろんな子がいていい、いろんな子がいるからこそいい
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- 担任が学級経営を意識するとき
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- 新採の学級経営奮戦記
- 授業が変わるとクラスが変わる
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- 追試の道も一歩から
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- 教科指導の経営的センスを鍛える
- 国語・低学年/指導方針を立て、随時確認、検証を
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- 国語・中学年/子どもたちと共感しながら学校づくり
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- 国語・高学年/「段取り・計画・準備」することを明らかにし、実行する
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- 社会・中学年/全ての学級で同じ学習内容、基礎・基本を身に付ける
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- 社会・高学年/経営的センスを磨く三つの『上手』
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- 算数・低学年/いつでもどこでも算数
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- 算数・中学年/リズミカルにテンポよく算数授業を
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- 算数・高学年/小さな喜びを味わわせ挑戦する心を持たせる
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- 理科・中学年/子どもの「心の生態系」を意識した授業
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- 理科・高学年/理科をおもしろいと思えるか
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- 参考にしたい「すごい学級経営」
- 目指せ!有田学級
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- すごい学級は最初からすごい
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- 「このクラスでよかった」と思う学級づくり
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- 管理職から担任教師に求める経営的センス
- 「学ぶ姿勢」を求め続ける強い意志を
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- あこがれの百点満点教師
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- 子どもに学ぶ教師でありたい
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- 担任として管理職に求めたい経営的センス
- 現状を変える勇気を!
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- 職員をやる気にさせる経営的センス
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- 確かな目標設定と温かなケアとその基盤
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- 子どもの成長を願う確固たる意志と信念、情熱が担任の心を動かす
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- 部活やクラブ経営に求められるセンス
- 時代・足元・担当者の個性を
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- みんな勝ちたい!高まりたいんだ!
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- 脳科学の研究の成果を指導に生かせ
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- 学級経営に子どもをどこまで参画させるか
- 自分たちの学校生活を自分たちの力でつくる
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- 自由と規制のバランスは、子どもにどんな力をつけたいのかの反映である
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- 全員達成の“事実”にすぐるものなし!
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- 有田編集長のメッセージ
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- 子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
- 伝統を守り、新たな創造を目指す
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- サークルの教材開発 (第19回)
- 山形県・庄内・元気の根っこ/ユニセフの開発のための教育
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- サークルの教材開発 (第20回)
- 大阪府・TOSS大阪みおつくし/「暗誦」「読み先習」決定版サイトはこれ!
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- 面白い本みつけた
- 『庄内稲作農業の発展の歴史と展望』
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- 『産地直売店の紹介パンフレット』
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- 子どもの心を明るくするユーモア小話
- ミミズは畑の神様か?
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- 総合的学習・課題づくりの手順 (第10回)
- 問い続けていると資料は偶然みつかる
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- クイズで学ぶ基礎・基本 (第10回)
- 国語*納得パネルディスカッション/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
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- 社会/ためになる出島クイズ
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- 算数/比の意味について理解する
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- 理科/子どもが調べてクイズを作る
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- 保健室から見た教師と子どもの健康 (第10回)
- 教室環境を整えよう
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会/地域の歴史教材の発掘&うずもれてしまいそうな教材のリニューアル
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- 理科/体の不思議
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第22回)
- 説明文「便利」ということ(3)
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- 〜発問のタイプとレベル〜
- 社会科・基礎・基本用語の指導 (第10回)
- 5年生で指導したい基礎的用語4
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- 〜砂漠と水〜
- 編集後記
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- 基礎教科の教材開発 (第10回)
- 定着力を高める九九指導
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有田編集長のメッセージ
時代は一秒も休むことなく、変化していることに、ふと気づくことがあります。忙しく仕事をしているときは、見逃してしまいます。
最近、学校でいわれる「指導力不足教員」とは、いいかえれば「学級経営のセンス不足」「教科経営センスの不足」「部活やクラブ活動の経営的センスの不足」ということではないでしょうか。
今や、一人の担任でさえ「経営的センス」のあるなしが問われているのです。
学習指導がうまくできればよい という時代は終わりました。学習指導がうまくできるには、「学級経営」がしっかり機能していなければなりません。
「助け合い」「みがき合い」「けん制し合い」
という三つの機能がきちんと機能していなければ、「学級」という名に値しません。
学級崩壊というのは、この三つの機能がないクラスのことをいうのです。
管理職にならなければ、経営的センスをみがく必要はないと考えている教師がいます。これは大まちがいです。
「学級担任」である以上、学級を経営し、その上にのっかって教科経営をしなければならないのです。ここをカン違いしている教師がかなりいます。
学級経営は学校経営と深い関係があります。かってな学級経営をしたのでは、学校として大迷惑します。
管理職とどう話し合うか、経営の仕方をどうスリ合わせるか、といったことが大切になってきます。一方的な命令で動く時代ではありません。
管理職は担任に、担任は管理職にいいたいことがあるでしょう。それらを披露して考えるネタにしてほしいのです。
それにしても、教科経営をもっと豊にしなければ、子どもがかわいそうです。教科書を教えるだけでは「教科経営」とはとてもいえません。
自分が学校を経営するつもりで考えてみたらどうでしょうか というのが本号の提案です。新しい角度からの提案です。
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- 明治図書