- 特集 「繰り返しドリル」はどんな内容(ネタ)が力がつくのか
- 巻頭論文
- ドリルは担任の作成したものが一番いいのだが…
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- 繰り返しドリルでどんな力がつくのか
- 時間をつくる力
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- 一日一問 毎日続けよう
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- 速く、正しく、しなやかに対応できる力を培うために
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- 思考を支える「高速道路」ができる
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- 「これだけは覚える」 ことは繰り返しドリルで
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- 漢字スキルで学習の仕方を身につけよう
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- 意欲と自信を引き出す5問漢字テスト
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- 教科学習の基礎づくりとして齋藤直樹
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- 学力のつくドリルはどんな内容か
- 写すことから始めよう
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- 見て書かせることこそ、最大のポイント
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- 地図や統計資料活用の学習技能の定着を図る
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- 自由な学びを支えるドリル
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- 繰り返しドリル いつ使うと効果的か
- 帰りの会をやめ、繰り返しドリルをやる
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- 繰り返し活用を促す朝の会の漢字テスト
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- 授業開始五分で百マス計算を
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- 忘却がおこりやすい時期に復習を二回以上入れて行う
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- ドリル学習も苦手な子どもに優しいシステムで
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- ドリルは授業の始めに帯タイムで
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- ドリルにはどんな種類があるか
- 3年生には、スピーディーにできるドリルがいい
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- 意欲を引き出し、学力を無理なく定着させる
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- 知識定着型ドリルと学習技能定着型ドリル
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- 繰り返しドリルに適した教科とそうでない教科
- 「できない子」ができるようになる計算ドリル
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- ドリルを効果的に使おう
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- ドリルに最も適しているのは漢字と計算だ
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- 反復を通し、力がつく教科(国語・算数)で
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- 市販のドリルと自作ドリルはどちらが内容があり力がつくか
- どの子にも力をつける市販ドリルがある
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- 市販ドリルを活かした漢字学習の工夫
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- あかねこ中学数学スキルがベストである
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- つくること自体も糧となる自作ドリル
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- 力のつくドリルの作り方ノウハウ
- 国語/ドリルを作るにはまず時間を意識する
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- 社会/現実社会との関わりを新聞記事から見つけ出すドリル
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- 算数/技能向上と知的好奇心を満たす三つのステップで構成する
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- 理科/プラスαのあるミニテスト風ドリル作り
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- 知的好奇心とドリルの内容との関係はどうあればよいか
- 身近なものに興味をもたせるドリル作りを
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- ドリルで算数の知的好奇心を高めよう!
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- 知的好奇心はやはり教師が引き出すものである
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- 自ら選びやってみることを習慣化するには
- 達成感を味わうことのできるドリルを学習しよう
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- 学習アドバイザーとしての教師が「やる気」を育て習慣化させる
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- 選ぶ楽しさ、できる楽しさ
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- 繰り返しドリルでつく力の限界は
- ドリルの限界は、意欲の伸長と応用にある
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- 臨場感の欠如
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- ファインダーがとらえた子どもが心を動かす物・資料・板書
- 子どもたちと関わる
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- 有田編集長のメッセージ
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- 授業にすぐ使えるクイズ
- 【理科】(中学年)よ〜く考えて かん電池クイズ
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- エネルギー教育入門 (第1回)
- エネルギーは アレルギー?
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- 特別支援教育の現状と課題 (第2回)
- 学習障害(LD)・注意欠陥/多動性障害(ADHD)・高機能自閉症への支援
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- 面白い本みつけた
- 『風土に気づき→地域を再発見する総合学習』
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- 『子どもの心を育てる全校朝会ネタ114』
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- 基礎学力をつける授業のネタ (第8回)
- 国語/「音読力」をつける
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- 社会/関心・意欲・態度のネタ:旅行シミュレーション
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- 算数/計算の意味と仕方の区別を意識する
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- 理科/ネオジム磁石を使って「じしゃくのひみつをさぐろう」
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- 現場実践をどう理論化するか (第8回)
- すべてを支配する理論は存在するのか
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- 子どもの心を明るくするユーモア小話
- 教師の失敗談を語る
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 社会・4年/足で歩いて体を使って考え心で感じる教材化
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- 国語・理科・総合/「童謡」の可能性を探る―「うみの授業」を通して―
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第32回)
- 番外稿 夏季研修会への参加印象記
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- 社会科/これだけは教えたい基礎的用語の指導 (第8回)
- 元禄文化から江戸中期まで
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- 編集後記
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- 教科・総合の教材開発 (第8回)
- 総合・社会科/米作りから始まる多くの人たちとの出会い
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有田編集長のメッセージ
「基礎学力低下問題」がクローズアップされてから、各地で「繰り返しドリル」が盛んに行われるようになっています。
ある県では、県全体で「朝一五分間ドリル」を実行しています。基礎学力向上に一生懸命です。
こんな日本の教育界の現状を見て、「はてな?」と思うことがあります。
第一に、どんな内容のドリルを行っているのか、ということです。市販のドリルを見てもピンからキリまであります。
「こんなので力がつくの?」と思われるものもあります。一五分もあれば一冊終わってしまうような内容のないものもあります。
繰り返しドリルとしては、どんな内容のものが力がつくのか
という問題が出てきます。これを追究してみたいと考えました。
第二に、繰り返しドリルは、いつ行うのが一番効果的か、ということです。
機械的にやればよいというものではないでしょう。タイミングというものが何にでもあります。
どんな内容のドリルを、どんな場面でやると一番効果的か考えてみたいのです。むやみにドリルを行うだけでは力はつくものではありません。
子どものやる気を引き出したり、知的好奇心や競争心と関係づけたりしてやることが大切でしょう。
第三に、繰り返しドリルに適した教科もあればそうでない教科もあります。市販ドリルと自作ドリルはどちらがよいか一概に決められない問題もあります。内容によっても違ってくるでしょう。
第四に、本当の力のつく、今のクラスに必要なドリルは、担任が必要に応じて作成するのが一番よいはずです。その作り方のノウハウを明らかにしました。
要するに、ドリルにも限界があることを知るべきです。これを知って上手に活用することが力をつけるコツでしょう。
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- 明治図書