- 特集 「評価の腕」をぐんと上げるネタ
- 巻頭論文
- 評価の腕を上げるコツは、子どもを暖かい目で見ることだ
- /
- 「指導と評価の一体化」をこう考える
- 日記を通しての「指導と評価の一体化」
- /
- 指導あっての評価、評価あっての指導
- /
- 学習の評価を児童や保護者と共有できる通知表
- /
- 全員参加を促す基本技術
- /
- 授業改善のための「指導と評価の一体化」
- /
- ノートは「授業の鏡」
- /
- 指導・支援に生かす評価を
- /
- 評価場面のイメージをしっかりもつ
- /
- 「評価のための評価」にならないようにする方法
- 目標、指導、評価が一体となった評価を
- /
- 子どもの何を伸ばすかを念頭に置く
- /
- 評価を下すのではなく、子どもを育てるという意識を
- /
- 評価とは子どもが伸びた事実をつくること
- /
- 「評価の腕」を上げるのに必要なネタ
- 国語/「情景描写」への着目度を測る
- /
- 国語/「生徒からの通知票」で評価の腕を上げる
- /
- 社会/「ネタを見つける眼」を養い、追究していく
- /
- 社会/頭のカルテに記録する評価の三段階
- /
- 算数/子供のノートで授業が見える
- /
- 算数/疑問の輪のひろがりをとらえる
- /
- 理科/子どもの追究傾向から評価計画を
- /
- 理科/授業のねらいを明確に!
- /
- 子どもを育てる評価法
- 一人ひとりに合った評価法
- /
- ほめながら評価する方法
- /
- 指導しながら場に合った評価法
- /
- 指導が変われば評価も変わる
- /
- 子ども自身が「えらくなった」と思う評価法
- /
- 子ども同士に評価させる法
- /
- 簡単なテストで評価する方法
- 国語/個別評定で「聞いてメモをとる」力をつける
- /
- 社会/豆テストを用いた評価の工夫
- /
- 算数/根拠や過程を大切にするテストの活用
- /
- 理科/授業と評価の一体化システム
- /
- 評価の記録簡便法
- 系統に基づいた授業に生きる評価の記録簡便法
- /
- 座席表・週案・豆プリント・ビデオ・学習カードを活用
- /
- 授業中記録する方法を見つけよ
- /
- クリアな評価
- /
- 作文で評価する方法
- 力がついたと感じる自己評価・他者評価
- /
- 書けない子も書けるアウトライン作文
- /
- 評価を「頭のカルテ」に記憶する方法
- ターゲットを定め「何が印象的だったのか」を振り返る
- /
- 評価規準表で授業前に頭の中をすっきりと!
- /
- 指導と評価の一体化を目指し、授業評価をシステム化する
- /
- 子どもがときめきを感じる「物・資料」
- 子どもたちの三つの思いから
- /
- 有田編集長のメッセージ
- /
- 授業にすぐ使えるクイズ
- みんなで調べよう!メダカクイズ
- /
- 教材開発力を鍛える (第2回)
- [問題]三世紀後半から巨大古墳がつくられなくなったのはなぜか?
- /
- 教材解釈
- 巨大古墳は連合国家の象徴
- /
- 権力を誇示せずとも、政権維持できる国家の成立
- /
- 巨大古墳はモニュメント、埴輪は霊の親衛隊
- /
- 「薄葬令」により巨大古墳が作られなくなった
- /
- 古墳は、大きな宝物入れ
- /
- 巨大古墳は、権力の象徴!支配力と経済力がポイント
- /
- 古墳の出現と衰退を考える
- /
- [コメント]それぞれユニークな解釈を展開していて読みがいがあり、勉強になる
- /
- 日本国憲法の新教材開発 (第4回)
- 日本国憲法の「姿・形」をとらえよう
- /
- 琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第7回)
- ガマ
- /
- 〜平和遺産〜
- 面白い本みつけた
- 『ニューヨーク障害児教育事情』
- /
- 『子どもの生きる社会科授業の創造』他
- /
- 授業の腕をあげる教材開発の方途 (第4回)
- 国語/音読力を身体化する(2)
- /
- 社会/【言い訳の壁】を突破せよ!
- /
- 算数/問いの発生は、場の拡張から起きる
- /
- 理科/ひまわり向日葵日回り日輪草(その2)
- /
- 総合/「総合的な学習」の授業づくりの本質(2)
- /
- 〜目標(自らの学びの力)と内容(活動)の統合としての学習過程〜
- 子どもの心を明るくするユーモア小話
- 変化のある繰り返しでユーモアを作る
- /
- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 生活科/丸石道祖神との出会い
- /・
- 保健体育/サッカーをクリエーティブに楽しませるためのネタ
- /・
- 教材・授業開発研究所情報
- /
- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第40回)
- 小学校・古典の指導法(その4)
- /
- 〜〔良寛の和歌〕内容の読解・鑑賞指導〜
- 授業力アップ術と教材開発 (第4回)
- 本当に追究したい「はてな?」へいかに自然に転化するか
- /
- 編集後記
- /
- 教科・総合の教材開発 (第16回)
- 自然体験を中心とした総合の教材開発
- /
有田編集長のメッセージ
学力低下論に伴って、評価のあり方がゆれています。やたらと詳しい評価基準を作って使えないという声も耳にします。
市や県では、文部科学省とは関係なしに、学力をみるために「学力テスト」を行うところが多くなっています。それも公表するところが約六〇%と、多くなっているのが特徴といえそうです。
どうしてこのようなことが、新聞をにぎわわすのでしょうか? それは、各教師がきちんとした「評価法」を身につけていないからです。
テストさえ作れない教師が多くなっていると、ある校長がなげいていました。私の目から見ても、テスト作成以前の状況だといえます。
つまり、「授業になっていない」ということです。きちんとした授業をしてこそ、評価ができるのです。「指導と評価は一体」なのです。
時は七月、一学期の評価をし、通知表を出さなければなりません。この時をとらえて、「評価の腕」を上げようではありませんか。
授業しながら「評価」するのが一番てっとり早い方法です。これをするには、きちんとした「評価基準」、つまり具体的な「ねらい」をもっていなければなりません。
評価したものを詳しく記録する時間はありません。簡便な方法を体得する必要があります。それにはどのようにしたらよいのでしょうか。
私が一番おすすめしたい記録法は、「頭のカルテ」に記憶するという方法です。「すぐ忘れてしまいます」といわれますが、忘れるような内容は、どうせ大したものではないので忘れてもかまわない――というくらいに考えることです。
評価の目的は二つあります。
一つは、何といっても子どもを育てるためです。子どもを萎縮させるようなものは、評価の名に値しません。
今一つは、指導の反省、ふりかえりをするためのものです。次の指導へ生かすために評価をすることです。
こういう力を本特集でぜひ身につけてほしいと願っています。
-
- 明治図書