- 特集 子どもを算数好きにするとっておき指導案!
- 総論
- 算数好きにするための心構え
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- 先生がまず算数の楽しさを味わいましょう
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- 教師の思いを指導の中に文字で表わそう
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- 学年別実践事例
- 1年/算数大好き 子どもが燃える授業
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- 2年/数学的な思考力・表現力を育てる授業
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- 3年/子どもの活動から棒グラフにつなげる
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- 4年/資料の整理〜忘れ物を減らそう!〜
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- 5年/考え合い問題解決をめざす授業
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- 6年/みんなで算数を創ることで算数が好きになる
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- 算数Short story (第73回)
- 内と外
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- 〜道のりの違いは?〜
- 自著を語る
- 『算数好きにするゲーム・パズル12ヶ月』全3巻
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- 授業力アップ! 今月の授業と発問
- 【1年】だれのことかな?
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- 〜なんばんめ〜
- 【2年】くり上がって何十何になるたし算のしかたを考えよう
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- 〜たし算とひき算〜
- 【3年】九九の表をしらべよう
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- 〜九九の表とかけ算〜
- 【4年】まるい形のかき方をかんがえよう
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- 〜円と球〜
- 【5年】小数のしくみを調べよう
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- 〜小数〜
- 【6年】いろいろな箱の形を調べよう
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- 〜直方体と立方体〜
- 算数が好きになる問題
- 1年/なにがいくつ…?
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- 2年/時計すごろく! 何時何分?
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- 3年/どうぶつめぐりゲーム
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- 4年/数カードで大きな数をつくろう!
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- 5年/合わせて何度?
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- 6年/約数が2つしかない数をぜんぶ見つけよう!
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- 算数授業奮闘記 (第72回)
- 授業で大切なこと
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- 〜シミュレーション授業を通して学んだこと〜
- 算数教育ホットニュース (第73回)
- 学習指導要領改訂にあたっての「国際的な通用性」という視点
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- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第1回)
- テストが変える算数の授業
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- 新教育課程で算数科はどう変わるのか (第13回)
- 算数教育に取り組む
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- 算数好きの子どもを育てる授業の改善 (第1回)
- 学力調査から見えてきた算数授業の改善点
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- 数学的理解研究を生かした算数教育 (第1回)
- 算数教育の不易なねらい:数学的理解
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- 指導と評価と支援の一体化 (第1回)
- 魅力ある授業づくりをめざして
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- 人間愛に基づく算数の指導と評価 (第7回)
- 正方形状に並べた碁石の数の指導―前半―
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- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- 星形五・七・九角形の内角の和は…
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編集後記
子どもを算数好きにしたい。そのための前提となる事柄を総論として3人の先生に書いていただいた。
家田氏は,教師の姿勢として「授業中に子どもが一生懸命考えた内容や方法を,教師が子どもの立場になって理解し,その発想や見方・考え方を認めてほめること」と言い切っておられる。本当にその通りである。そのためには,子どもの考えが正答だけでなく誤答であっても全面的な肯定から始めることである。教師にとって都合のよいものだけを取り上げるから,子どもは認められたと思わなくなるのである。
亀岡氏には,日常場面での教材開発を取り上げていただいた。教材のおもしろさが直接伝わってくる。
岩谷氏は,「算数好きにする手だてを盛り込む」ことを提案されている。具体的には,駒沢小学校の方策を3つあげている。その中でも,私が注目したいのは,「学ぶ喜びを展開の中に明記する」ことである。氏は,喜びの動作,言葉の予想を指導案に記述することだと言っているが,この言葉の予想こそが,外化という働きなのである。教師がいかにして子どもの動きや言葉をキャッチ&リスポンスできるかにかかわってくる。
ぜひ,4月の授業開きで子どもを算数好きにさせていただきたいと考える。
(志水 廣)
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- 明治図書