- 特集 漢字学習の構造をどう変えるか
- 現在の漢字学習の根本的問題
- 「読み先習」「平仮名より漢字の方が易しい」「漢字は幼児の方が早く覚える」「漢字文化の授業を」などの根本的問題をきちんと研究すべきである
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- 中国の小学校はどのようにして3ヶ月で1500字を学ばせるか
- 新しい漢字認識教育法
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- 幼稚園の漢字学習の実践
- 幼稚園での漢字教育の実践−漢字で学ぶ教育
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- 漢字学習の実践的課題
- 「ペア研究」で教材開発
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- 漢字文化の学習
- 高校生も思わず反応! 漢字文化の授業
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- シンプルな流れで組み立てる
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- 「女」の授業案がコンテンツに変身!
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- 漢字文化の学習(三年生)
- 「こうやってできたんだね」既習漢字を成り立ちから見直す授業
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- 漢字文化の学習
- 二十分間集中! 漢字文化の授業は、子どもを知的に興奮させる
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- 障害児学級における漢字指導
- なぜ出来ないかを考え、具体的な教材を開発する「輪郭漢字カード」
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- 重度自閉症生徒も漢字カードを注視した
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- 小学校1年生における漢字指導
- ビジュアルで楽しい漢字学習
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- 指導は楽しく、くりかえしで習熟できる
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- 「読み」先習実践の試み(幼児)
- 幼児は漢字を苦もなく覚えていける
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- ルビつき物語漢字教材の開発
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- 「漢字大好き!」3歳児がミルミル漢字を覚える
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- 若き教師に訴える。漢字指導の改革を!
- 若き教師諸君に訴へる
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- 戦後漢字学習をめぐる論点
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- 漢字指導の方針の変遷
- 国の政策は振り子現象である
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- ミニ特集 ライブでしか学べないこと
- 成長する集団の中にいればいつの間にか高い所に来ている
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- 授業のおもしろさを教えてくれる一流の授業
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- ライブで、本物に触れる。
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- ライブ体験でリズムとテンポが見えてくる
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- 自分に刺激を与えるために
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- 本では学べないことがライブにはある
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- 向山氏の介入授業で本物の向山方算数を体験できる
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- イラストでみる「新教育課程」
- 自作プリントは「がらくたの山」
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- 授業上達論 追補 (第121回)
- 低学力をもたらすプリント学習プリント学習をする教師の指導力は低く授業は劣悪で子どもの学力は低くなる。
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- 編集前記
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- グラビア
- 基礎学力を保障する評価の技術 ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/ボランティアの授業
- 「マンガ」を教材にしたボランティアの授業 「遙かなる甲子園」に学ぶ福祉の授業
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- 総合的学習/インターネットの授業
- JVEチャンネルで福祉・ボランティアの授業作り
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- 総合的学習/食の授業
- 「原子力発電は続けるべきか」を討論する
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- 総合的学習/小学校英語の授業
- 間違いを使ってデモンストレーション
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- 論理的思考力を鍛える (第11回)
- 作文指導で論理的思考力を鍛える
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- 子ども調査研究 (第11回)
- アメリカのテロ事件 77%がテレビで知る
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- すぐれた実践から学ぶ
- この目で見た向山情報 (第35回)
- 大事なことだけ言う
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- すぐれた実践から学ぶ
- 学級崩壊からの生還 (第23回)
- 向山型算数で学級崩壊から生還させる
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- 向山型算数指導法で何が変わったか (第23回)
- できなくても、裏切られても続けた五ヶ月間
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- すぐれた実践から学ぶ
- 向山洋一を追って (第47回)
- 〔第18巻〕『跳び箱は誰でも跳ばせられる』(1)
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- 向山実践の原理・原則 (第95回)
- 向山式暗唱指導法
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- 体験 私の幼児教育 (第35回)
- 氷山の一角
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- 到達度評価のテスト (第11回)
- テストを柱として評価する
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- 酒井式の新しい広がりX (第11回)
- 現代絵画への切り込み口「猫のロンド」
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- TOSSインターネットML (第11回)
- 『兵庫ML』
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- 真理子のザ・宿題 (第131回)
- 研究協議会での講評
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- TOSSインターネットランド (第83回)
- ネット最先端「東京会議」をお見逃しなく!
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- 全国ペーパーチャレラン (第119回)
- ○△□チャレラン ルール・応募方法
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- ○△□チャレラン/11月号ランキング
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- 授業をかえる 学級をかえる
- 教え方教室・セミナーで心から思ったこと
- ライブでしかわからない緊張感と出会い
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- 問題解決学習との闘い
- 子どもの事実で静かに、したたかに闘う
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- どうにも大変だった保護者達
- 誠実に対応しても話が通じない保護者
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- 検証 実力アップ教材・熱中教具
- 中学三年生も熱中、教室の雰囲気がガラリと変わる。五色百人一首
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- ドラマを創る教師たち
- 漢字文化の授業
- 1年生は、漢字大好き!
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- 若手主任奮戦記
- いつの日か「大塚の教育」勤務校版を作成しよう!
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 「教師修業」には、「師匠」と呼べる存在が不可決
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- サークルに参加して得たもの
- サークルで実践を見る目を鍛える。
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- 法則化中学の授業
- 「志」が欠けていたのは私
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- 全国ネットワーク活動中
- エネルギー教育全国協議会四国支部
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- 中央事務局日誌
- ADHDに対応できるシステム作り
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- インターネットホームページの検証
- 模擬授業の準備もTOSSランドでバッチリ!
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- 授業で使ったホームページ
- 思い切ってやって良かった、HPを使った授業
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- HOUSOKUKA NEWS
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編集前記
▼中国の漢字教育の基本方針は「多きを読み、少なきを書く」である。
つまり、「読み」を先に教え「書き」を後から教える。
日本も、戦前まではそうであった。
現在の日本は「読み」と「書き」を同じに教える。
▼漢字の宗家、中国の指導方針と日本の指導方針と、どちらが正しいのだろうか。
日本が正しいと証明できる「研究報告」はどこにあるのだろうか。
私は、そのような研究は、なかったのではないかと思っている。少なくても私は知らない。千名の教師が集う会場で知っている人はいなかった。
▼漢字指導といえば、学校にとって「基本中の基本」ともいえる指導である。
その方針が、何らの「研究」「批判」「検討」の対象になっていない。
これは、由々しき大問題である。日本の教師の恥である。
▼小学生に千字の漢字を教えるのは多すぎるから五百字ぐらいに減らせという主張がある。民教連の教師が声高に言っていた。
一方中国は、コンピューターの漢字指導への活用を通して目覚ましい成果をあげた。
小学校に入学してからわずか三ヶ月で、千五百の漢字の「読み」と「意味」を習得させたのである。
▼上海市実験学校の五年がかりのこの成果は、今年から全中国で実施された。
中国の教師の努力が正しいのか、日本の民教連の主張が正しいのか、方向は正反対である。
▼私たちの教え子は、小学校に入学して千五百の漢字を学び、小学校二年から英語を学び、五年生で英語しか話さない授業をうけ、一年からIBMのコンピューターで学ぶ、天才的な商人華僑の子どもたちと、十年後には、国際舞台でしのぎを削るのである。
▼インターネットの教育、英会話の授業で日本の最先端を進んできたTOSSは、今また「漢字学習」という小学校教育の基本に、根本的なメスを入れることにした。
▼戦後教育の是否は、一つ一つ具体的に糺すべきであり、間違いを修復するのは、私たちの責任である。
(向山)
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