- 特集 軽度発達障害の子がいるクラス―黄金の三日間で立てる基本方針
- 信頼と尊敬を得る方法 成功と失敗の具体例
- 「あなたの味方であること」を伝える
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- 子どもたちを「よく見る」そして巻き込む
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- 「1年生担任」に課せられる使命は大きい
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- 障害を持つ子,周りの子の,それぞれから信頼と尊敬を得る手だて
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- 確認と賞賛のシステムを初日に徹底させる
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- 「授業の原則十カ条」を意識して
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- まず大多数の生徒が落ち着いて学ぶことができるシステムやルールをつくれ
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- 教科担任制の中学校では,授業開きで「わかる」「できる」という成功体験を味わわせる
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- ルールを教える方法 重点ルールはこれだ
- できることを三つだけ伝え確認し続ける
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- 間接的指導でルールを徹底させる
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- ほめることで良い行動を志向させる
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- 専門家に相談することから全てが始まる
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- ほめる場面を意図的につくり出し,ほめながら育てていく。
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- プライドを傷つけないで指導する!
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- ルールを教えるときのポイント6
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- 基礎学力を教える方法(国語・算数)
- ステップを小さくし,ほめる成功体験をつくる
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- ポイントの一つは“席替え”である。
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- 微細な指導行為と趣意説明で基礎学力を保証する。
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- 「漢字の覚え方」を教え,ノートを指定し「ノートの書き方」をきちんと教える
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- ほめられる体験を意図的に仕組む
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- 視線を限定して教科書を使え
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- ノートチェックを通して学習のルールを教え,そして励まし続ける
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- ミニ特集 魅力ある特殊学級に入りたい
- 特殊学級とはどんな場所であるべきなのか
- 医師の立場から
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- 特殊学級の教師の立場から
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- 通常学級の教師の立場から
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- 特殊学級担任だけができる通常学級からの取り出し指導で子どもが変わった!
- 自信を取り戻すための個に応じた指導
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- 特殊学級における実践の紹介!
- 生活に活かせる魅力的な学習
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- 自閉症児にこれだけできる特殊学級の魅力ある実践
- ポイントは「実生活に役立つ」ということ
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- 偏食を改善するための給食指導のポイント
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- AD/HD児やLD児への,特殊学級担任のサポートと直接指導はこれだ
- 客観的資料に基づき,実態に即した指導を行う
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- 居場所を作ることからはじめよう
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- 特殊学級担任が成功例を作る,それが校内体制作りの早道となる
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- 中学校特殊学級での魅力ある実践はこれだ
- 生徒の将来のために必要なことをくり返し教えていく
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- これからの特殊学級はどうあるべきか
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- グラビア
- 第8回 TOSS特別支援教育・研修の集いin大阪 ほか
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- TOSS障害児教育のキーワード
- 生育歴
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- 向山洋一全集に見る特別支援教育の思想 (第7回)
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- 巻頭言
- ロンドン教育視察 おどろきの教室IT,特別支援教育
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- 教師に学んでほしいこと,実践してほしいこと
- 軽度発達障害がある子どもに,なにから始めるか
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- 〜信頼と尊敬を勝ち取ること,そして,社会のルールを教えて,自律させる〜
- やんちゃ君が伸びる甲本学級の秘密 (第2回)
- 教育には,チャンスがある。その場を見つける教師の目を持たなければならない。
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- LD/ADHD・ASの子を伸ばす指導のポイント (第5回)
- 脳が柔軟な低学年こそ,授業スキルが決め手!!
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- 特別支援教育と向山型算数の原理・原則 (第12回)
- 「困った小野君」から「小野君がいるから勉強が楽しい」へと変化した授業(上)
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- 特別支援教育と向山型国語の原理・原則 (第12回)
- 特別支援教育の授業を見る10の視点
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- 大森校長からみた特別支援教育 (第10回)
- 隠れたカリキュラムが個別指導を可能にする
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- 吉永校長のユニバーサルデザインの授業づくり (第3回)
- 向山型算数をUDの視点(「快適さ」)で分析する
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- 竹川教頭からみた特別支援教育 (第10回)
- グレーゾーンの子どもたちを包み込む学級づくり(5)
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- 障害児のためのお手伝い指導 (第1回)
- 「家庭で」お手伝いできるよう,「学校で」指導する
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- TOSS特別支援教育のホームページ紹介
- 教育の力をすべての子供へ〜ADHDサポートページ〜
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- 医師と連携した特別支援教育を受けた子どもの指導 (第6回)
- 教師と保護者 指導方針の一致が収穫の鍵
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- 医師と連携した指導事例 その1
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- 自立と社会参加を可能にする自閉症教育 (第4回)
- 障害の正しい理解@
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- 教育は格闘技だ―フリースクールの実践 (第2回)
- 一方的な情熱より客観的な理解と支援を
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- グレーゾーンの子の視覚認知トレーニング (第3回)
- 視覚機能とその障害2
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- 横山式フィンガーペインティングの実践 (第3回)
- 簡単!きれい!フィンガーペインティング
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- TOSS特別支援教育MLのページ
- 下級生ML
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- 中学年ML
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- 上級生ML
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- 養護学校・特殊学級ML
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- 〈特別支援教育初心者ML〉横山ドクターのQAコーナー
- クラスで真面目にやっている子を「ほめる」
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- 読者のページ
- TOSS特別支援教育MLニュース (第12回)
- 編集後記
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編集後記
▼1月14日,大阪で開かれたTOSS特別支援教育・研修の集いに参加しました。横山先生が講座の冒頭で,本誌に連載中の伊藤先生のフリースクールの実践を紹介され,このような学校が必要と思うかと問いかけられました。必要,不要,どちらとも言えない。答えはどれでしょうか。答えを知りたい方は,やはりライブを聞きに行くことですね。私は自閉症と非自閉症の違い(積み上がる,積み上がらないということ)がまだまだ分かっていないのだと思い知らされました。
▼大阪の研修の集いで,昨年の12月4日に岡山で開かれた「第5回ADHD授業作りセミナー記録冊子」を入手しました。仕事の速さに驚きました。1ヶ月後には冊子になって読ませていただけることに感謝します。
▼障害のある子どもは育てにくさを持つために虐待を受けるリスクがあります。不適切な養育の行きつく先に虐待があります。早期に不適切な養育を発見し支援することで虐待を予防する。そのような考えで,私の勤務する療育センターでは2ヶ月に1度児童虐待防止委員会を開いています。虐待が疑われるケースを出し合い,虐待かどうかを判断し,必要な支援プランを決定します。この2年半の間に約30ケースが検討され,親の孤立の解消や育児負担の軽減,うつ病などの精神疾患への対応などの支援をしてきました。必要な場合には,児童相談所に通報し(10数件),福祉事務所などと連絡をとって対応しています。
療育センターには,寝たきりから運動障害のない子ども,重度の知的障害から知的障害のない子ども(大多数は自閉症を合併)が通ってきます。その中で虐待が疑われる子たちは,圧倒的に知的障害のない自閉症の子どもたちです。それだけ養育困難で母親が孤立しやすく,子育ての支援が必要だと感じています。
▼2月4日に東京グローブ座に『レインマン』の舞台を見に行ってきました。世界初の舞台化ということで,レインマンを橋爪功さんが演じました。ダスティン・ホフマンのレインマンに橋爪さんなりの味つけをしており,楽しい舞台でした。また,音響を上手に使いながら自閉症者にある感覚の過敏さやフラッシュバック現象が分かりやすく演出されていました。
▼熊谷高幸『自閉症の謎こころの謎 認知心理学からみたレインマンの世界』(ミネルヴァ書房)を読みながら,映画『レインマン』を見直しました。
▼広汎性発達障害の小学生に担任が偏食を治そうと給食を無理強い,児は心的外傷後ストレス障害を再発,不登校に。両親が学校を訴え,大阪地裁が学校長の安全配慮義務違反を認め,市に約130万円の賠償命令,市は控訴せず。詳しくは全日本手をつなぐ育成会『手をつなぐ』2006年1月号を。
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- 明治図書