- 特集 「発表」の仕方が上手になる裏ワザ
- 提言・「発表力」をどう鍛えるか
- 「すぐれた発表力」と教師の役割
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- 見られる体験 見せる工夫
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- 広げる発表と深める発表とのバランスを
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- 発表力育成上の壁と指導の工夫
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- 「指名なし発表」を毎日行う
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- 「発表」のさせ方と扱い方
- 発表のさせ方、扱い方で授業は変わる
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- どの子も積極的に発表するようになる道筋
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- 発表への耐性を鍛え、意見を関連させる言い方を教える
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- 「発表」の仕方が上手になる裏ワザ―低学年
- 「聞いてほしい、発表したい」という子どもの欲求を満たす授業を目指して
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- 朝の会の時間を使って
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- 音読・暗唱指導で発表力の基礎を鍛える
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- 「発表」の仕方が上手になる裏ワザ―中学年
- まずは、発表をたくさんすることからスタート!
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- 明るい教師の下で育つ分かり易い発言・発表
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- 全員が参加できる発表方法を考える
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- 「発表」の仕方が上手になる裏ワザ―高学年
- 発表の場を設け、やり方を教え、ほめることが上達への近道
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- 場数を踏ませ、型を教え、評価する
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- 荒れている学級でも上手くいった発表活動
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- 「発表」の仕方が上手になる裏ワザ―中学生
- 環境を整え、指名なし発表をめざす
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- 子どもの自尊心を育てる発言指導
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- 発言を「受ける」側が見落とされていないか
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- 授業中の「しつけ」をきちんとさせる裏ワザ
- 授業中のしつけはこの方法でばっちり
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- 一流の裏技! 素早く発言させる指導
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- 授業は、一緒に創っていくもの!
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- 「授業」と「裏文化」の両論を充実させる!
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- 教師修業への助言
- Check&Action
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- 規範意識を育てる (第5回)
- 3つのチェックポイントと4つの努力目標で規範意識を育てる
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- 「理科離れ」を防ぐ (第5回)
- 単元全体として追究されるべき課題は何か その@
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- 〜五年・電磁石「単元を貫く初発問」〜
- 学級見直し、立て直し (第5回)
- 折り返し地点、学級見直し、立て直し、6つのポイント
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- ミス退治運動の呼びかけ (第5回)
- 教師修業のミス退治
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- 学級の統率力を磨く (第5回)
- いじめ発見の方法
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- 教師修業への道 (第5回)
- 若い時から「修業の時計」を止めないこと
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- 編集後記
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編集後記
○…子どもの発表(発言)に対する教師の期待や嘆きは大きいといわれています。それは授業の効果や指導の反応を子どもの発表(発言)によって判定し、それを手がかりにして授業を進めるからだとの指摘もあります。同時に学校内では、友達の発表や発言を聞いて啓発されたり新たな発見をしたりするからです。確かに学校生活の中で、発表(発言)の機会は極めて高いでしょう。同時に、研究発表や意見発表など発表を経験させる場合もあります。
○…今回の改訂ではこの「発表力」の充実が求められています。それは「他者とのコミュニケーションを行うために言語を運用するのに必要な能力を意味する」ものとされているからです。発表(発言)の取り上げ方で授業の成果は決まるとまでいわれています。発表(発言)の取り上げ方を問題とした長谷博文氏は、「発問し、すぐ指名する教師たち」を問題としています。授業のねらい、目標に達するためにはどう指名していくのか。誰に発表させたり、どの意見を取り上げるとよいのか。それを考えるために、絶対に必要なことがあるとして、次の二例をあげています。第一は子どもたちがどのような考えを持っているかを把握すること。第二は、ノートに考えを書かせること。
○…多くの先輩から学ぶべきだという長谷氏の提言ですが、発表(発言)の取り上げ方で授業が大きく変わった事例は数多く存在しています。(『「プロの技術」を学ぶ5 発言の取り上げ方』から)
○…かつて有田和正氏は「発言のアイウエオ」を目指して「ア 明るく、イ 生き生きと、ウ うれしそうに、エ 笑顔で、オ おもしろい内容を」と呼びかけています。本号は発表(発言)の力がつく事例提案特集です。
(江部 満)
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- 明治図書