- 特集 授業名人だけが知っている「発問の技術」
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- 授業名人が考える「よい発問」の条件
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- 編集後記
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編集後記
教師ではなく,編集者である私の感覚は,どちらかというと,先生よりも子どもに近いものであると自覚しています。そんな感覚で授業を拝見したり,原稿を拝読したりしていると,良くも悪くも一番引っかかりやすいのが,今号のテーマである「発問」です。
「おもしろいな」「自分も考えてみたいな」と思わず身を乗り出す発問は,どこまでもシンプル,かつ子ども目線です(シンプル,というのは,単に言葉数が少ないということではなく,その状況において考え得る限り明快であるということです)。
今号で佐藤正寿先生が詳しく解説してくださった有田和正先生の有名な発問「(バスの)運転手は,運転しているとき,どこを見て運転しているでしょう?」は,その最たるものだと思います。「どんな仕事をしているのか」でも「どんなことに気をつけているのか」でもなく,「どこを見ているのか」。限りなくシンプルですが,子ども目線で非常に答えやすく,しかも回答の多様性が担保されています(余談ですが,この発問を含む有田先生の2時間の授業を収めた『写真で授業を読む(4) 社会科「バスの運転手」』(弊社刊,1988年),非常におもしろい本です)。
では,そもそも,授業名人と言われる先生がこのような発問を繰り出すことができるのはなぜなのか。才能と言ってしまえばそれまでですが,少なくともその場のなりゆきやひらめきで発しているわけではなく,周到な準備を行ったうえで「ここぞ」というタイミングを計って投げかけられていることを考えると,「技術」という視点から掘り下げる価値のある問いだと思います。
以上のようなことを踏まえ,今号では,執筆者の先生方ご自身,あるいはレジェンドと言われる授業名人の先生方の「発問の技術」を,様々な角度から深堀りしていただきました。
/矢口 郁雄
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