- 特集 心理的安全性と子ども主体を実現する 学級開き2024
- 特集扉
- 達人教師の学級開き・授業開き三原則
- 初日に言ったことを最終日まで言い続けられるか。
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- 学級づくりと授業づくりに通底したフレームと土台を
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- 「荒れ」の芽を摘みとる学級開き・授業開き
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- ゴールを明確に示し憧れや希望を抱かせる
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- 佐々木陽子先生直伝!マンガでわかる 子どもをグッと引き込む自己紹介テクニック
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- 学級開きと心理的安全性
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- 「恐れのない教室チェックリスト」で,クラスの心理的安全性を確認しよう
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- 学級全員が安心して参加できる学級開きのアクティビティ
- 小学校低学年/絵を見せながら自己紹介をしよう! お絵かき自己紹介 対象・1年生
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- 小学校低学年じゃんけんをしてカードを集めよう! じゃんけんゲーム 対象:1年生
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- 小学校低学年/クイズで楽しく自己紹介をしよう! 自己紹介○×クイズ 対象:2年生
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- 小学校中学年/失敗も笑い飛ばそう! よろしくねテスト 対象3・4年生(クラス替えあり)
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- 小学校中学年/復活の呪文は学年目標! 復活!学年目標列車 対象:3・4年生(クラス替えなし)
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- 小学校高学年/宝物を探しに行こう! トレジャーハンティング 対象:5・6年生(クラス替えあり)
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- 小学校高学年/あなたを守ってくれる天使はだれ? ガーディアンエンジェル 対象:5・6年生
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- 中学校/楽しみながらお互いを知ろう! 自己紹介ウソホント 対象:中学1年生
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- 中学校/インタビューをして他の人の紹介をしよう! 他己紹介 対象:中学1年生
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- 中学校/年度のはじめに運試しをしよう! おみくじづくり 対象:中学2,3年生
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- ちょっとの工夫でガラッと変わる! 心理的安全性を高める教師の言葉かけ Before & After
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- 新任教師応援コーナー
- @ 新任教師が子どもと出会うまでに必ずやっておきたい8つのこと
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- A 新任でもパッとわかる! 図解 年度はじめ1週間の学級経営
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- 無理なく進める! 子ども主体の学級づくりロードマップ
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- スタート&ゴールの2視点で考える 子どもが主体性を発揮する「学級システム」のつくり方
- 教室環境づくり
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- 日直・当番
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- 朝の会・帰りの会
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- 給食
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- 掃除
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- 係活動
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- 2024年春の教室開き
- 巻頭グラビア扉
- 学級開きマストアイテム 私のBest1
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- だれもが学びやすく過ごしやすい 教室環境のユニバーサルデザイン
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- ワクワク感が高まる 初日の黒板メッセージ
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- ダウンロードOK! 小学校・中学校イラストカット集 (第1回)
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- アツく学び,温かくつながる!「ゆるアツ」学級経営 (第1回)
- 今の学校に「ゆるアツ」が必要な理由
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- 深読み!最新教育ニュース (第1回)
- 地震対応を考える
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- 授業名人の発問の法則 (第1回)
- [国語]「答えがない」から国語授業は面白い
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- 発達障害のある子のための環境デザイン 実践編 (第1回)
- なぜ発達障害のある子に空間的配慮が必要なのか
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- サンバ先生の1日1技 (第1回)
- 4月 顔写真とともに名前を覚える/子どもの名前を辞書登録する/担任自己紹介をクイズ形式で作成する/他
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- 「学びの多様化学校」と学校づくりのインクルーシブデザイン (第1回)
- 不登校特例校から学びの多様化学校への改称をいかに活かすか
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- 坂本良晶&EDUBASE CHALLENGE GIGAFULNESS 2 (第1回)
- それぞれの場所で,それぞれの立場で それぞれの教育を
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- 第54回「博報賞」受賞(独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動領域)
- 石川県 金沢市立長田中学校
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- 〜創立以来「全クラス」が発表する「演劇発表会」の取り組み〜
- 博報賞について
- 編集後記
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編集後記
高い成果を上げるチームの特徴としてビジネスの世界で着目された「心理的安全性」という概念は,近年教育現場においても注目度が高まっています。
小誌2023年4月号の巻頭漫画で,赤坂真二先生は,学級開きにおいて大切なこととして,「子どもたちの安心感を高めること」をあげ,「このクラスにいていいんだ」「ここでやっていけそう」と感じてもらえることが大切,と述べられています。
学級開きというと,「何事も最初が肝心」「ポジティブな雰囲気でスタートダッシュを決めたい」といった思いや願いから,様々なしかけや工夫を凝らす先生も多いと思いますが,例えば「みんなの前で自分の名前を言う」という行為1つとっても,大きな心理的負担を感じる子どもがいるはずです。
そこで今号では,先生の気持ちや学級の雰囲気が前へ前へと向きがちな学級開きの時期を,心理的安全性という視点で捉えてみたいと考えました。
他方で「子どもたちが主体となって,学級をつくり上げていってほしい」という願いをもたれる先生もまた多いと思います。これについても,やはり心理的安全性の確保は不可欠として,「スタート地点の今,子どもたちはどのような状態なのか」,そして「ゴール地点の子どもたちにどのような姿を望むのか」といった見極めや見通しが大切になってくるのではないでしょうか。例えば,まだお互いのこともよくわかっていない段階から,係活動において子どもたちに創造性を発揮することを求めても,現実的にはなかなかうまくいかないはずです。
以上のように,2024年度の学級開き特集は,「心理的安全性」と「子ども主体」という2つのキーワードを視点として掘り下げていただきました。
/矢口 郁雄
心理的安全を確保できるクラスを創りたいです。
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