向山型算数教え方教室 2007年12月号
「文章題指導」は読解力の鍛え直しがカギだ

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向山型算数教え方教室 2007年12月号「文章題指導」は読解力の鍛え直しがカギだ

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ジャンル:
算数・数学
刊行:
2007年11月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「文章題指導」は読解力の鍛え直しがカギだ
〈巻頭特集論文〉場面をイメージさせるための読解力をどのように指導すればいいか
谷 和樹
面積図を使って,文章題を解く力を身につけさせる
松崎 力
「ことばで書かせる」授業で読解力を鍛え直す
赤石 賢司
文章題の基本型をめざせ
八和田 清秀
つまずきを把握して,鍛える
小室 由希江
暗黙の了解部分を言語化する
川原 奈津子
文章題の読解力をつける発問はこれだ!
松下 恵治
求めるものを明確にすることが大切
成田 大
ミニ特集 “くり上がり・くり下がり”つまずき解消のポイント
発達障害の子にも有効なくり下がりひき算筆算“ブリッジ”
河田 孝文
赤鉛筆活用で,効果的に視覚情報を与える
白井 朱美
くり上がり忘れを解消!目から鱗の補助数字
横崎 剛志
その子のつまずき」に一番合った手だてを教師が見つけること
川原 雅樹
赤鉛筆の「1」とブリッジ計算を徹底する
今井 豊
いつも同じ言葉を使って唱え方を統一する
井尻 有香
グラビア
同一教材で授業バトル
村田 斎
若葉印教師のための向山型算数基礎基本イラスト事典
毎時間のノートチェック
小倉 郁美
向山型算数キーワード
プロが語る家庭教師の技
木村 重夫
巻頭論文 算数授業へのこだわり
実感とあまりに違う学力テストの結果
向山 洋一
学年別12月教材こう授業する
1年・ひきざん
例題の「基本型」
川田 英津子
「練習問題・スキル」と教材教具
上杉 圭子
2年・かけ算の文章題
例題の「基本型」
岩岸 節子
「練習問題・スキル」と教材教具〉
山本 昇吾
3年・かけ算の筆算
例題の「基本型」
渡部 博子
「練習問題・スキル」と教材教具〉
立石 佳史
4年・角の大きさ
例題の「基本型」
本田 俊男
「練習問題・スキル」と教材教具〉
戸所 典子
5年・分数と小数
例題の「基本型」
石富 敦子
「練習問題・スキル」と教材教具〉
白瀬 嗣大
6年・体積
例題の「基本型」
信藤 明秀
「練習問題・スキル」と教材教具〉
齋藤 徳三
中学難教材こう授業する
3年/三平方の定理の利用
真山 元樹
中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第93回)
中学校の文章題指導をどうするか
井上 好文
向山型算数に挑戦/論文審査 (第97回)
シンプルな構造にする
向山 洋一
向山型算数実力急増講座 (第99回)
PISA型・学力テストB対応 向山型「論証」の授業2
木村 重夫
向山型算数WEBサロン (第93回)
基礎基本を活用できる力を伸ばすために「ことばで言わせる」学習を取り入れる
赤石 賢司
向山型算数をDEEPに学ぶ女教師たち
篠ノ井東小学校での模擬授業で研究する
末廣 真弓
“問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
初めから教科書を使えばよかった
藤川 謙一
校内研究授業で見えてきたこと
森下 人志
〈教室の障害児と向山型算数〉特に気になる『あの子』への向山型アプローチ
教師が信じて努力を続ける 子どもが伸びた6つのポイントはこれだ!
矢野 亜由美
もう一つの向山型算数 難問良問1問選択システム (第99回)
低学年
福澤 真太郎
中学年
大恵 信昭
高学年
杉本 友徳
ビギナー専科=向山型算数ココが授業の勘所
1年/「1対1対応で数を数えること」が基本中の基本
越智 鈴穂
2年/普段の授業をテープにとって聞く
北村 聖子
3年/計算スキルのユースウェア通りに進める
井上 武
4年/「点でなく,線の指導」でY君ができた!
橘 直人
5年/行為の意味を理解しなければならない
藤本 敬介
6年/「説明しなさい」問題はこう授業する
堀田 和秀
“若葉印”教師が向山型算数でダッシュするとき (第33回)
向山氏のビデオを100回真似してわかったこと
泉井 康宏
向山型算数への苦言・提言・辛口応援歌
型や形だけマネをして自己絶対視するな!
安彦 忠彦
向山型算数セミナー
9月大阪セミナーと箱根合宿
板倉 弘幸
腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
A君がノート指導で落ち着いた
佐藤 紀子
本物の向山型算数をめざして!
澤近 亮祐
優れた教具,百玉そろばん
奥田 さとみ
論文ランキング
9月号
木村 重夫
実物ノートと指導のポイント
「タスキガケ」で難問をクリアーする!
青木 勝美
読者のページ
「自分の考え」を確立するために
編集後記
木村 重夫赤石 賢司
TOSS最新情報
赤石 賢司
向山型算数に挑戦/指定教材 (第99回)
向山 洋一

巻頭論文

算数授業へのこだわり

実感とあまりに違う学力テストの結果

向山 洋一


 学力テストの結果が発表された。

 B問題の平均点が,65点前後であるという。

 これは,私の予想とかなり違っている。

 私だけではない。

 新聞に載った意見でも,私が全国で調査した結果でも「そんなによくない」と思っていたという意見が,ほとんどだ。

 教室で,学力テストをした教師なら分かる。

 算数の苦手な子は,テストの後半は机に突伏していた状況が,日本中で見られた。

 テストの半分も書いてない子が,かなりたくさん見られたのである。

 ほとんどの教師の実感は,「クラス平均は50点に届かないのではないか」という意見である。

 もちろん,公立小学校でも,クラスのほとんどが国立私立を受験するような,クラスの大半が越境しているような学校は別である。

 その子たちは,受験のために4年生頃から,系統的な学習を塾でしてきているのである。

 そういう学校は,日本全体を見れば少数である。

 日本の子どもの全体の平均点が65点前後とは,すっきりいかない。

 多くの教師は,そう思っているだろう。

 もちろん,得点の結果を,文部省が底上げしたとは考えられない。

 もしも,発覚したら,大臣の首がとんでしまう。

 そもそも,B問題の採点はむずかしい。

 全国で数万人の採点者がいたと推定できる。

 私は,「アルバイトの人なども入っている」ということも聞いたことがある。

 多くの採点者が,「採点のむずかしいB問題」を採点するからには,「採点の基準」があったはずである。

 「採点の基準」に,問題があったのではないかと思える。

 多くの教師の常識では,バツにする解答にも点が与えられていたのではないかと思えてくるのだ。

 そうでなければ,「B問題65点」になるはずがない――というのが現場教師の実感である。

 学力テストの結果は大切だ。

 それは,これからの日本の教育に大きな影響を与えていくからである。

 答案のコピーはとってないだろうが,ぜひ復元してほしいと思う。

 また,「学力テストをやらなかった学年」で,テストしてみるということも考えられる。

 あるいは「もう一度,B問題をやってみる」ことも考えられる。当然,良い結果になるだろうが,そこから見えてくることがある。

 「B問題の全国平均65点」に,ぜひこだわっていただきたいと思う。

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