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巻頭論文
算数授業へのこだわり
実感とあまりに違う学力テストの結果
向山 洋一
学力テストの結果が発表された。
B問題の平均点が,65点前後であるという。
これは,私の予想とかなり違っている。
私だけではない。
新聞に載った意見でも,私が全国で調査した結果でも「そんなによくない」と思っていたという意見が,ほとんどだ。
教室で,学力テストをした教師なら分かる。
算数の苦手な子は,テストの後半は机に突伏していた状況が,日本中で見られた。
テストの半分も書いてない子が,かなりたくさん見られたのである。
ほとんどの教師の実感は,「クラス平均は50点に届かないのではないか」という意見である。
もちろん,公立小学校でも,クラスのほとんどが国立私立を受験するような,クラスの大半が越境しているような学校は別である。
その子たちは,受験のために4年生頃から,系統的な学習を塾でしてきているのである。
そういう学校は,日本全体を見れば少数である。
日本の子どもの全体の平均点が65点前後とは,すっきりいかない。
多くの教師は,そう思っているだろう。
もちろん,得点の結果を,文部省が底上げしたとは考えられない。
もしも,発覚したら,大臣の首がとんでしまう。
そもそも,B問題の採点はむずかしい。
全国で数万人の採点者がいたと推定できる。
私は,「アルバイトの人なども入っている」ということも聞いたことがある。
多くの採点者が,「採点のむずかしいB問題」を採点するからには,「採点の基準」があったはずである。
「採点の基準」に,問題があったのではないかと思える。
多くの教師の常識では,バツにする解答にも点が与えられていたのではないかと思えてくるのだ。
そうでなければ,「B問題65点」になるはずがない――というのが現場教師の実感である。
学力テストの結果は大切だ。
それは,これからの日本の教育に大きな影響を与えていくからである。
答案のコピーはとってないだろうが,ぜひ復元してほしいと思う。
また,「学力テストをやらなかった学年」で,テストしてみるということも考えられる。
あるいは「もう一度,B問題をやってみる」ことも考えられる。当然,良い結果になるだろうが,そこから見えてくることがある。
「B問題の全国平均65点」に,ぜひこだわっていただきたいと思う。
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- 明治図書