- 特集 “授業開き”プロは教科書をこう使う
- 〈巻頭特集論文〉教科書を活用し,作業をさせ,学習の方法を教える。そして、さらに知的な学問の香りのする世界へ
- /
- どう使うか方針を立て,具体策を練る
- /
- 「向山型算数」のポイントをおさえて,最初の授業にのぞむ
- /
- 笑顔・ほめ言葉・楽しいさし絵でわくわく感のある授業をする
- /
- 開かせ,読ませ,書き込ませ,写させる
- /
- 授業開きも「エラーレス・ラーニング」で
- /
- 教科書を使う授業をしなければ学習規律は身につかない
- /
- 「教えてほめる」ことが最大のポイントである
- /
- ミニ特集 低学年から中学校まで!「百玉そろばん」成功実践
- 百玉そろばんと二十玉そろばんの併用
- /
- 言葉の壁を越える百玉・二十玉そろばん
- /
- 成功するにはやっぱり練習するしかない
- /
- 実態調査+楽しい技の組み合わせで効果10倍!
- /
- 一斉指導の中で個別の苦手課題を克服
- /
- 荒れた学年にも対応できた中学百玉そろばん
- /
- グラビア
- 式・絵図・言葉で説明する授業を体感する
- /
- ~第54回向山型算数セミナーIN横浜 2009.11.14~
- 若葉印教師のための向山型算数基礎基本イラスト事典
- 学力を伸ばすノート指導
- /
- 新卒フレッシュ先生のための向山型算数キーワード
- チャンク(かたまり)
- /
- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- クラス平均90点以上をすべてのクラスで
- /
- 学年別4月教材こう授業する
- 1年・かずのなまえ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 2年・時計とひょうやグラフ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 3年・かけ算
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 4年・大きい数のしくみ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 5年・小数と整数のしくみ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 6年・倍数と約数
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 中学生を熱中させた「向山型数学」知的な実践&ドラマ
- 3年/式の展開 百玉そろばんを使うと楽しくなる
- /
- 中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第121回)
- 中学校の出会いの1時間は,プラチナの1時間だ
- /
- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第125回)
- 授業向上のための3つの努力
- /
- 向山型算数実力急増講座 (第127回)
- 「チャンク」を鍛える『うつしまるくん』の指導
- /
- ~視線移動が5分の1に減った指導~
- 向山型算数WEBサロン (第121回)
- 教科書に例示されている子どもの考えを活用する
- /
- ~6年「比例の性質」~
- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第13回)
- 学級開き 期待を裏切らない 知的な授業を組織する
- /
- 授業フレームを安定させて,進度を加速させる
- /
- “問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
- 問題解決学習における子どもの事実
- /
- 45分間で全員習得を目指すのが本筋だ!
- /
- 発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの子」への対応Q&A (第13回)
- 奇妙なつまずきから子どもの解釈を探る
- /・
- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第1回)
- 低学年/なかまわけチャレラン
- /
- 中学年/くものすチャレラン
- /
- 高学年/不等号チャレラン小数版
- /
- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第1回)
- <今月のテーマ>子どもとの出会い,プロはこう演出する
- 1年/誰でもできることから始め,物を準備し,ビックリしてほめる。これで「成功体験」と「ほめられる体験」をつくりだす。
- /
- 2年/できる!できる!でテンポよく
- /
- 3年/教室を設計し,子ども一人一人との関わりを創り,全体の方針を決定する
- /
- 4年/ノートスキルでAAAの演出
- /
- 5年/子どもの名前を覚える
- /
- 6年/楽しい1年を期待させる「教師の演出」
- /
- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第13回)
- 数字が書けない子が11月にできたこと
- /
- 向山型算数への苦言・提言・辛口応援歌
- TOSS英会話もびっくり 向算の発話量の多さはなぜ?
- /
- 向山型算数セミナー
- 4月セミナーご案内
- /
- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 「本物」の算数指導法に出会う
- /
- 授業の基本は向山型で学んだ
- /
- 子どもと私を救ってくれた
- /
- 論文ランキング
- 1月号
- /
- 板書とノートでわかる!私の授業“ピーク・エンドの法則” (第1回)
- 教科書に書かれた求め方を「説明する」授業
- /
- ~2年/九九をつくろう~
- 読者のページ
- ここまで言葉を削るのか?!
- 編集後記
- /・
- TOSS最新情報
- /
- 向山型算数に挑戦/指定教材 (第127回)
- /
<巻頭論文>算数授業へのこだわり クラス平均90点以上をすべてのクラスで
向山 洋一
クラス平均90点以上というのは,大切な目安だ。できない子ができるようにならなければ達成できない。
特別支援の子ができるようにならなくては達成できない。
福井県から,うれしい便りがあった。誰でもが到達できることなのである。
◆【向山型算数】事実と子どもの感想
4年生2学期の算数の市販テストの結果は,すべて,平均90点以上だった。
難関の「わり算の筆算」でも,平均約93点あった。
すべて,子どもたちの頑張りと向山型算数のおかげである。
算数のアンケートを書かせた。
まず,ADHD+AS児のA君。
先生の算数の授業は,とてもわかりやすくて,すっごく楽しいです。
先生がわかりやすく言ってくれるので,書きやすいです。
先生の算数が一番楽しかったです。
3年生のときは,支援員の先生が横について算数の授業を受けていたA君だが,今は,算数の時間も,自分一人で学習に取り組むことができるようになった。
市販テストも,90点,100点と好結果が続いている。
A君の感想を読んでいると,「教科書を使って授業すること」(目の前にお手本がある),「言葉を削ること」,「明確な指示・発問を出すこと」が大事だと思った。向山型算数から学んだことである。「赤ねこ計算スキル」にも助けられた。
次は,Hさん。
先生の授業は楽しかったです。
特に,「およその数」が得意になりました。
「約」を忘れていて,「おしいなあ」と言われたとき,先生に教えられたように,消しゴムを使わず,×をつけたので,このような間違いをあまりしなくなりました。
2学期に習ったことは,たくさんあります。どれも,よくできるようになったと思います。
Hさんの感想を読んでいて,「教育トークライン」の向山先生の論文に書かれていたこととリンクした。
消しゴムを使わず,×をつけたほうが,ミスを減らし力をつけるのである。
次は,Nさん。
算数の「およその数」とか「小数のかけ算」がおもしろかったです。私は,「およその数」とかが好きです。「小数のかけ算」は,小数点を下げたりして,わり算は,小数点を上げたりして勉強しました。先生の算数の授業は,楽しかったです。
わり算の2けたのやつとか,オーバーしたら×をつけたりするのも面白かったです。
「オーバーしたら×をつけたりするのも面白かったです」というのも嬉しい感想だ。
「わり算の筆算」でも,平均約93点と好結果だったのも,35名全員「オーバーしたら×をつけた」からである。
×をつけていったから,子どもたちは,今月号の「トークライン」の向山先生の論文に書かれているように,「『1つ小さくして』,それでもダメなら,『また1つ小さくすれ』ばよい。必ず正答に辿りつく」ことができた。
これも,向山型算数のおかげである。
(向山) 極めて重要なことが書かれている。「必ず正答に辿りつける」ことが大切なのだ。「うまい方法」ではなく,「確実な方法」を,まず考えるべきなのである。
-
- 明治図書