- 特集 文章題の決り手「イラスト・テープ・線分・面積」図
- 〈巻頭特集論文〉イラスト図・テープ図・線分図・面積図には連続性がある
- /
- イラスト図
- 複雑な文章題は場面設定をイラスト図に描かせる
- /
- かけ算 イラスト図を使って「何のいくつ分」を理解させる
- /
- テープ図
- 手順を踏まえて指導をせよ
- /
- 線分図
- 問題の中の個々の数量の位置関係をおさえる
- /
- 数値と数値の関係を線分図で見せる
- /
- 面積図
- 面積図をかくことで問題場面をイメージする
- /
- 直感的に式がわかる
- /
- ミニ特集 1学期の指導漏れがわかる“つまずき発見シート”
- すぐに使える! つまずき発見!シート
- /
- 1学期の確認はこれでばっちり(東京書籍版)
- /
- 四則計算が確実にできるかどうかチェックせよ(啓林館版)
- /
- 基礎・基本になる問題でつまずき発見(日本文教出版版)
- /
- 単元小項目徹底分析チェックシート(啓林館版)
- /
- 1学期の基礎・基本はこれだ!
- /
- グラビア
- 「知っているつもり」が我流だったことを実感する
- /
- 若葉印教師のための向山型算数基礎基本イラスト事典
- 赤鉛筆のよさ@
- /
- 新卒フレッシュ先生のための向山型算数キーワード
- 計算スキルを使った“闘い方”
- /
- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 給料をもらって「教える」技量になる修業には10年は必要だ
- /
- 学年別7月教材こう授業する
- 1年・のこりはいくつ ちがいはいくつ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 2年・3けたの数
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 3年・円と球
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 4年・分数
- 「習得型」の授業
- /
- 分数の理解を助ける算数的活動「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 5年・平均,単位量あたりの大きさ
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 6年・場合の数
- 「習得型」の授業
- /
- 「活用型」「探究型」教材と授業
- /
- 中学生を熱中させた「向山型数学」知的な実践&ドラマ (第4回)
- 1年/文字の式 型から入り,変化させながら規則に気づかせる
- /
- 中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第124回)
- 中学百玉そろばんが教材カタログに載った
- /
- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第128回)
- ひと目でわかるようにの指導にも,さまざまある
- /
- 向山型算数実力急増講座 (第130回)
- カチッとシンプルな数学の教科書
- /
- 向山型算数WEBサロン (第124回)
- 教師が説明しない授業を作るために有効な原則は,「変化のある繰り返し」だ―約数と倍数の関係
- /
- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第16回)
- かっこのある筆算で視覚的に理解させる
- /
- 「わかる」と「できる」はちがう習うより慣れろ
- /
- “問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
- 「支援」という名のスポイルをする授業
- /
- 向山型算数とは思想が違う
- /
- 発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの子」への対応Q&A (第16回)
- 不適切な指導が子どもやその家族を破壊するA
- /・
- 〜発達性協調運動障害の支援〜
- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第4回)
- 低学年/ボールひろいチャレラン
- /
- 中学年/風船とばせチャレラン
- /
- 高学年/クモの巣チャレラン小数版
- /
- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第4回)
- <今月のテーマ>プロの教材研究・明日の授業こう準備する
- 1年/授業を考えてから先行実践を探す
- /
- 2年/教材研究は大単元で行う。ノート作成がポイント!
- /
- 3年/書くから見える,指導のポイント
- /
- 4年/単元まとめて教材研究をする
- /
- 5年/授業準備はノートづくり,TOSSランド・『向山型算数教え方教室』誌などを使って
- /
- 6年/宝の山から宝を掘り出そう
- /
- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第16回)
- 数年たっても覚えていた「100点」
- /
- 向山型算数への苦言・提言・辛口応援歌
- がんばれ先生方!
- /
- 向山型算数セミナー
- 算数図解指導のために
- /
- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 熱意+技術=子どもの変化
- /
- 作業させることが教えること
- /
- 向山型算数と出会ったおかげで
- /
- 論文ランキング
- 4月号
- /
- 板書とノートでわかる!私の授業“ピーク・エンドの法則” (第4回)
- 具体操作と基本型で理解を深める
- /
- 〜3年/あまりのあるわり算〜
- 読者のページ
- 教師が揺るぎない信念を持つ
- 編集後記
- /・
- TOSS最新情報
- /
- 向山型算数に挑戦/指定教材 (第130回)
- /
<巻頭論文>算数授業へのこだわり 給料をもらって「教える」技量になる 修業には10年は必要だ
向山 洋一
向山型算数セミナーでの講師の話を聞いていて思ったことがある。
授業の展開についての,大きな流れに間違いはない。しかし,授業で発せられる言葉,つまり発問,指示の言い方にはなじめない。
「向山は,そんな言い方はしない」「向山は,そんなに多くの言葉を言わない」ということである。
例えば,歌舞伎の「白波五人男」の弁天小僧のセリフ。セリフだけなら,そっくり同じにできる。しかし,「言い方」は全く違う。天と地ほど違う。
サッカーで斜めからシュートする。けり方,方向は同じだ。しかし,プロがやれば全く違う。天と地ほど違うのだ。
力量の形成には,4つのステップがある。
(1) 本や講演などから,正しい知識を得ることだ。良質な本の10冊は最低必要だ。
(2) 本を読んでも「動き」がわかからない。踊り,書道,ピアノ,絵画,サッカー,水泳,何でもいい。本だけではわからない。
実物を見ることが必要だ。
(3) しかし,見ただけではできるようにはならない。ピアノをひいているのを一度見て,自分でもひけるだろうか。
踊りを一度見て,自分でもできるだろうか。
教師の中には,他人の研究授業を一度見て,「自分もできる」と思っている人がいる。「上達論」を全く知らない,無知な人間の思い込みだ。
100回見てもできるようにはならない。
できるようになるには,上級者(先生,師匠,コーチ)などについて教わることだ。
このとき,上級者は,「自分がやってみせる」人であることが大切だ。
「口だけの人」は,害のほうが多い。
教師の研究会でも,「自分がやってみせる」「その場で,やって見せる人なら,習うべき人だ」
口だけの人は,ほとんど役に立たない。
5割ぐらいの人は,逆のことを言っている。
研究授業,公開授業を100回はやった人というのが,最低基準だ。
一流なら500回はやっている。それだけ各地から呼ばれるのだ。
名人クラスなら,1000回は越えている。
これまでに,研究授業を,毎年1回,合計30回という教師なら,話にならない。
毎年1回以上,研究授業をやらない人なら問題外。ウソばかり教えられる。
(4) そして,その上で,人に教えるのはもっと大変だということだ。
サッカークラブに入って,週3回,毎日2時間練習したとする。中学3年間やって人に教えられるだろうか。中・高の6年間ならどうだ。
給料をもらって,「教えられるレベル」には,10年間くらいの修業は必要だろう。
「プロ」の「教師」とは,その「努力」を続けた人である。
-
- 明治図書
- TOSSランドに載っていない算数の詳しい指導内容も月々の先生方の指導案の投稿で、こうすればいいのかあ・・と時間のない中でも、すばやく授業を組み立てることができるのもこの雑誌のおかげです。ほんとうにありがたいです。子供に先生の算数ってわかりやすいねえ・・と言われてとてもうれしかったです。2010/6/28はるこ