- 特集 実力確認“1年間の総仕上げ問題”80選
- 〈巻頭特集論文〉小学校の計算を20問に限定した「数学ノート」には,「学習方法」も示されていた
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- 〔1年〕数と計算,文章題中心の総仕上げ問題
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- 〔2年〕「かけ算・筆算ができる」を必達目標に!
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- 〔3年〕線の指導で克服する
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- 〔4年〕4年生の計算確認テストで,基本問題をどの子にも定着させる
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- 〔5年〕算数の「原理」を教え,問題で「確認」させる
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- 〔6年〕単元の勘所を押さえた総仕上げ問題
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- 〔中学1年〕基礎学力とともに,数学への自信をつける
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- ミニ特集 実物ノートで検証!プロの指導はここが違う
- 〔1年〕ノートスキルは特別支援を要する子を救う
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- 〔2年〕「吹き出し」で空位のある筆算を意識させる
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- 〔3年〕きれいなノートの書き方を教師が教える
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- 〔4年〕1マスにしっかり書かせる
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- 〔5年〕うっとりノートは子どもに自信をつける
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- 〔6年〕明確な指示と授業中のチェックがノートをつくる
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- 表紙のイラスト (第10回)
- ?に入る数は何ですか?
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- グラビア
- 算数的活動を向山型で仕組む
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- 〜第60回向山型算数セミナーIN名古屋 2011.11.12〜
- 子どもレポーター“わが教室の授業風景” (第10回)
- 電子黒板でわかる楽しい授業
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- 新卒フレッシュ先生にプロが解説!学習指導案「基本用語」事典 (第10回)
- キーワード「児童の実態」
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 朝日新聞に大きく龍馬くんの記事
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- 向山型をめざして!学年別「基本的算数指導事典」 (第10回)
- 1年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 20より大きいかず
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- 100をこえるかず
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- 2年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 1000をこえる数
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- 一万
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- 3年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 2けた×2けたの筆算
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- 3けた×2けたの筆算
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- 4年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- がい数
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- がい数を使った計算
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- 5年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 割合と百分率
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- 百分率を表すグラフ
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- 6年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 場合の数(順列)
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- 場合の数(組み合わせ)
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- 中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第142回)
- 「中学百玉そろばん」をライブで学ぼう
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- 「論文審査」を突破した女教師たちの“しなやか”な授業づくり (第10回)
- 子どもたちがイメージできる言葉で,苦手を乗り越えさせる
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- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第146回)
- 授業のポイントをはずさない
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- 向山型算数実力急増講座 (第148回)
- 「木村の少人数指導」参観記
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- 向山型算数WEBサロン (第142回)
- 分数のかけ算わり算の計算の仕方を説明するノート
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- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第34回)
- 問題に正対した答えを書かせる。それは,国語だけではない。算数こそ指導しなければならない
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- 手ごわかった「図形の拡大と縮小」やはり面積図で攻略@
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- “問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
- すべての教師の願いを踏みにじる
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- 向山型算数で学級崩壊から生還した学級は,問題解決学習によって再び崩壊した
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの子」への対応Q&A (第34回)
- 独自のやり方を認めることで自信につなげる
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第22回)
- 低学年/「季節さがしチャレラン」
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- 中学年/「小数チャレラン」
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- 高学年/「3の倍数チャレラン」
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- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第22回)
- <今月のテーマ>3学期おススメ!学年・クラスをまとめる仕上げのイベント
- 〈1年〉全員目標達成パーティーで1年間を締めくくろう!
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- 〈2年〉向山実践「かけ算九九のひょう」
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- 〈3年〉1回も長縄を跳べなかったA君が,跳べるようになった
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- 〈4年〉企画力を鍛えて最高のお楽しみ会を!
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- 〈5年〉調理実習で「お菓子のお部屋」を
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- 〈6年〉卒業を祝ってこの2つはやりたい 重大事件簿&フォトメッセージ
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- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第34回)
- スモールスモールスモールステップの指導でA君は自立した
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- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第10回)
- どの子も取り組め夢中になる算数問題
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- 向山型算数セミナー
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- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 「向山風算数」から「向山型算数」へ
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- 赤鉛筆指導が自分も子どもも救った
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- 向山型の授業を知り,子どもたちに柔軟な対応ができるようになった
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- 論文ランキング
- 10月号
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- 板書とノートでわかる!私の授業“ピーク・エンドの法則” (第22回)
- 基本型を教え,自力解決させていく
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- 〜4年/わり算の筆算(2)〜
- 読者のページ
- 「できない」子対策への明快な道筋
- 編集後記
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- TOSS最新情報
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- 向山型算数に挑戦/指定教材 (第148回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 朝日新聞に大きく龍馬くんの記事
向山 洋一
朝日新聞教育欄に大きく載った「僕の障害のこと分かって」の記事〈11月9日〉が,大反響をよんでいる。
東京教育技術研究所から発行された「龍馬くん」の本である。これまで,3万冊が出た。
通例1冊1500円ぐらいで販売される本が1冊500円である。私は,広く普及させたいと思い,ギリギリの値をつけた。人件費はボランティアである。
5台の電話はずっと鳴りっぱなしだった。
保護者,教師,病院,大学,研究所,書店,生徒,施設,さまざまな所から問い合わせがあった。
TOSSの開発した教材群にも関心が集まった。問い合わせである。
次の報告のように事実が広がっている。
●その1 東郷先生
2年生,九九の学習である。
6の段,7の段,8の段,9の段と数が多くなるにつれて,かけ算の意味がイメージしにくい子が少しずつ出てきた。
しかし,九九計算尺を使ってきたおかげで子どもたちも,量をひと目で確かめながら進められるので,本当に子どもたち,特に算数の苦手な子にやさしい。
子どもたちも計算尺を使うと,エラーレスで学習できるのでおだやかに取り組める。
本当に凄い教材だと思う。
●その2 佐藤先生
本日,無事,特別支援事例研究会の授業終了。
子どもたちは,みんなとてもがんばった。
45分間,集中して勉強した。
先生方は,どの子が特別支援の子かわからないほどでしたとおっしゃった。
うまくいった第1の理由は,九九計算尺・岩本先生のサイト・百玉そろばんなどの具体物だ。
それは多くの先生方がおっしゃっていた。
中学の先生も「こんないいものがあるんだと驚いた。どこの教材かなと思って見ました」と,子どもの使う九九計算尺を手に取ったとおっしゃった。
答えがあることのよさは,事務所の特別支援担当の主事がおっしゃった。
「ああやって,何度も何度も唱え,答えを目に焼き付けて覚えていくんですね」とおっしゃった。
勤務校には,学期に1回ずつ,基礎学力保証のため計算コンクールと漢字コンクールがある。もう10年以上続いている。
出題は学級担任に任されるが,90点以上合格。合格するまで追試ありが,学校の共通理解である。
1週間の間に合格させるように指導し,朝礼で合格認証となる。
今回私のクラスは,全員1回合格だった。
筆算と九九,( )を使った計算が出題だったが,ミスも少なく本当にみんなよくできていた。約半数が100点である。
勝因は,河田先生のブリッジの筆算練習とかけ算九九計算尺である。
空位のある難しい筆算のひき算もちゃんと補助計算を書き,解けていた。
九九もほとんどミスなしだった。
昨日テストをやり,即見て,その日のうちに返却した。
今日「ほめられた人?」と聞いたら,たくさんの子が「ほめられた」「すごいねといわれた」とうれしい報告をしてくれた。
子どもの事実である。
特別支援を要する子どもたちもよく覚えていてくれた。「僕,計算得意だもん!」と自慢そうに話していた。
(向山) 向山が創り出した「かけ算九九計算尺」やっと,多くの所で認知され出した。この教具は,勉強のできない子にとっても優しく効果抜群なのである。
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- 明治図書