- 特集 習熟度UP「子どもに説明させる問題」40選
- 〈巻頭特集論文〉「もう1つの説明の授業」もまた重要だ
- /
- 教科書で説明の基礎体力 全国学力調査過去問で活用力
- /
- 自然に説明をするようなしかけが必要
- /
- 楽しくお話させることで,説明力を鍛える
- /
- 5つのタイプの問題に挑戦させる
- /
- 説明することで計算力もアップする
- /
- きまりや考え方を説明させる3つの問題
- /
- 向山実践・簡単な原理を組み合わせる
- /
- ミニ特集 余裕ある新学期スタート!私の準備ポイント
- [1年]1年生の教室に準備しておきたい教具
- /
- [2年]子どもも余裕をもってスタートできるようにさせる
- /
- [3年]変則的な少人数指導に対応するために「進度カレンダー」と「ノートスキル」を活用
- /
- [4年]赤刷りの指導書に「実施予定日」と「スキル該当ページ」を書き込む
- /
- [5年]学年が決定したら,すぐにすることはこれだ!
- /
- [6年]教材選択をさりげなく強烈にアピールする技
- /
- 表紙のイラスト (第12回)
- 縦横斜めに3つ並んだ数の合計がどれも同じになるように、1から9までの数を入れます。Bに入る数は?
- /
- グラビア
- 向山型算数を爾にいかに取り入れるか
- /
- 子どもレポーター“わが教室の授業風景” (第12回)
- 「算数が好きになりました!」3年神谷学級の授業風景 算数の基本スキルを丁寧に学習することで、子どもたちは算数が大好きになる
- /
- 新卒フレッシュ先生にプロが解説!学習指導案「基本用語」事典 (第12回)
- キーワード「学習指導案の源流」
- /
- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 「新型・学級崩壊」に,多くの方々と協力して
- /
- 向山型をめざして!学年別「基本的算数指導事典」 (第12回)
- 1年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- ずをつかってかんがえよう
- /
- たすのかなひくのかな
- /
- 2年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- たしざんとひきざん
- /
- はこの形
- /
- 3年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 重さのたんいとはかり方
- /
- 重さのたんいとはかり方
- /
- 4年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 直方体と立方体
- /
- 直方体と立方体
- /
- 5年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 分数のかけ算とわり算
- /
- 角柱と円柱
- /
- 6年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 6年のまとめ
- /
- 算数卒業旅行(算数・数学のふしぎ・和算・パズルなど)
- /
- 中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第144回)
- この春,中学版「数学スキル」も全面改訂!
- /
- 「論文審査」を突破した女教師たちの“しなやか”な授業づくり (第12回)
- つながる楽しさが学ぶ楽しさへ D研の仲間と共に
- /
- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第148回)
- 分数で表現させよ。子どもはすぐ理解する
- /
- 向山型算数実力急増講座 (第150回)
- 「数学川柳」をつくる
- /
- 向山型算数WEBサロン (第144回)
- 教科書の構造「変化のある繰り返し」を使いこなして,説明しないで「比例」の「比例しない」場面を授業する
- /
- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第36回)
- 単位の換算では,イメージし求め方を知っていることが大切である
- /
- “説明”単元「比例を使って」でも面積図は大活躍
- /
- “問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
- 実践者も限界を感じている
- /
- 導入や研究授業でしか行われない
- /
- 発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの子」への対応Q&A (第36回)
- 発達障害児にとって過ごしやすい学校,クラス,教師の対応とは
- /・
- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第24回)
- 低学年/「分数チャレラン」
- /
- 中学年/「小数タイルチャレラン」
- /
- 高学年/「同じ大きさ分数チャレラン」
- /
- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第24回)
- <今月のテーマ>別れの日に「子どもたちに贈る最後のメッセージ」
- 〈1年〉1年間大切にしてきたことをメッセージに
- /
- 〈2年〉1年の終わりよければすべてよし
- /
- 〈3年〉ひな型をもとにメッセージを準備しよう!
- /
- 〈4年〉体育館に子どもたちの叫び声が響いた離任式での挨拶
- /
- 〈5年〉成長・感謝・さようならを伝える
- /
- 〈6年〉小学校を卒業し,中学校に向かう子どもたちに向けて,押さえるとよい3つのポイント
- /
- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第36回)
- 優れた教材が,優れた指導を教えてくれる。教えてほめるとはこういうことだったのかと、優れた教材が教えてくれた
- /
- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第12回)
- 算数が苦手な子も活躍できる数列クイズ
- /
- 向山型算数セミナー
- 算数の学習指導案の歴史
- /
- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 落ちこぼれの私を救った向山型
- 向算との出会いに感謝!
- /
- 子どもたちに,超わかりやすい
- /
- 論文ランキング
- 12月号
- /
- 板書とノートでわかる!私の授業“ピーク・エンドの法則” (第24回)
- 原理をわからせるためには2問,3問としていく。1問ではわからない
- /
- 〜3年/間の数に目をつけて〜
- 読者のページ
- 子どもの言葉から本質を学ぶ
- 編集後記
- /・
- TOSS最新情報
- /
- 向山型算数に挑戦/指定教材 (第150回)
- /
<巻頭論文>算数授業へのこだわり 「新型・学級崩壊」に,多くの方々と協力して
向山 洋一
TOSSは,全国で総務省と協力して,「町づくり教育」をすすめている。
総務省の椎川局長,沢田室長は,インターネットで,しばしば,TOSS教師の活動を紹介してくださり,県や市の行政当局との間をつないでくださっている。
関東地方のある県では,ほぼ7割の市・町・村で,協同の仕組みができあがり,多くの地域のNPOなどの団体の方々がさまざまな活動を展開している。
参加者数万人のイベント,東日本大震災地への絵手紙などの送付など,多面的な活動を展開している。県の医療関係のドクター,専門家の方々との発達障害児教育への連携も各地で広がっている。
最近では,学力保障という枠組みでの連携も始まっている。北海道のある市の報告である。
このような先生方がいることに驚きました
■昨夜は,市議会議員,元市教育長,市観光課長,塾の教室代表と役員という多彩な方々と出会うことができた。TOSSからは2人が参加。市議会での質問の話になったときには,向山先生の神戸講演会でのエピソードを紹介した。
今使っている算数のノートが何冊目かということを議会で調べることで,現場に動きが生まれるという話である。
これには塾の責任者が声を上げた。
「そうなんです!3年間で1冊っていう子がいるんです!」
TOSSの話はとにかく具体的だ。そして,最先端を行っている。
「こんな先生方が近くにいたなんて驚きました!」と言われたが,TOSSって凄いなあと実感したのは,説明をしている私自身も同じであった。
市議会議員の方は,市議会基礎学力問題研究議員連盟という組織を立ち上げ,議員で勉強会を開いている。
次の勉強会では,私がTOSSについて話す場をいただいた。
元市教育長の角田氏は,「市の教育を考える会」の代表であり,全国最大規模の複合型大型書店の取締役でもある。
この会もまた市議会議員,退職校長,大学教員,経済団体,市役所幹部職員などによって組織された団体で,学力向上に関する提言書を,教育委員会や道教委,道議会議員などに提出している。
また,病院院長氏は以前の主治医だった。
観光課長氏は,当然ながら観光立国教育に関心を示された(当然こちらからは「メッセージ集」を渡した)。
将来は教育長か市長かという噂もある方で,市の夜間中学や中小企業家同友会というキーワードでも私たちとつながった。
塾の責任者は,「市の教育活性化会議」の代表でもある。
基礎学力問題・子ども達の貧困問題・貧困が及ぼす基礎学力低下問題。
学校教育が抱える「負の問題」は,北海道の東の端から顕著に現れ,やがて全道・全国へ波及していく。
この現状を何とかしたい!という熱い志を持った方だった。昨夜は私と何度も握手した。出会うべくして出会ったという夜だった。
集まったメンバーの共通主張はこれだ。
子どもたちを取り巻く環境は大きく変化している。学力低下や学力格差の問題,少年犯罪の問題,教員の資質の問題等,教育をめぐる問題は枚挙に暇がない。こういった問題について提言していこうという目的で集まったのである。■
これまでの学級崩壊では,とらえられない「新型・学級崩壊」が進行している。教師がバラバラでは対応できない。学校がまとまり,地域の方々との連携が,ぜひ必要である。
このような動きは,心ある人々によってもう始まっている。
-
- 明治図書