- 特集 コミュニケーション能力をつけるアイデア
- 特集について
- 提言 コミュニケーション支援を考える
- コミュニケーション支援のポイント
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- コミュニケーションの障害と支援
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- 事例
- 知的障害(養護学校)
- 「◯◯先生,バドミントンしようよ!」
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- 会話のストレッチ体操
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- 対話でつくる朝の会
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- 知的障害(特殊学級)
- みんなで楽しい「ともだちタイム」
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- 友達と一緒にできた・またやりたいな
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- 「どうして〜ですか?」疑問を尋ねるときは…
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- 言語障害
- “伝えたい”思いを育てたい
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- コミュニケーションの手段としての言語を育てる
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- スリーヒントゲームを通して
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- 情緒障害
- 書くことを通して意欲を育てる指導
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- 気持ちを引き上げるやりとり
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- アスペルガー症候群の生徒への表現指導
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- 肢体不自由
- 障害の重い子どものコミュニケーションを考える
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- 普通学校の友達をつくる
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- 意欲を引き出す教材・教具とは?
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- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第46回)
- これはびっくり!全自動ギターチューナー
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- あると便利 教室のお役立ちグッズ (第11回)
- シルエットパネル
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- 授業に使えるイラスト (第27回)
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- フォトライブ「授業」PART10/愛媛県立第三養護学校 (第3回)
- 働くことと働き続けること
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- 〜*現場実習・高等部2・3年〜
- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- ありのままの良さを生かす“つながり”を求めて
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- 作ってみよう,使ってみよう!パソコン教材
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- ゲームの操作装置を改造したスイッチ
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- のぞいてみよう*視線選択ボード
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- 子ども生き生き・ゲーム&遊び
- 【ことば遊び】なぞり練習ワン・ツー・スリー
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- 【かず遊び】カードめくりゲーム
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- 【音楽遊び】イメージを持って楽しくリズム運動
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- 【造形遊び】まほうのランプをつくろう
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- 【運動遊び】誰でもできるストップアンドゴー
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- 【自立活動】楽しい共同制作
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- 【自立活動】手をつなぎ,歌とリズムに合わせて
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- 全知長のページ
- 【全知長だより】平成16年度組織,活動及び平成17年度予定
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- 【実践・小学部】絵本「おおきなかぶ」を通して育むコミュニケーション能力
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- 【コメント】興味を広げ,人とかかわる力を育てる
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- 【実践・小学部】お互いの思いがうまく伝わるために
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- 【コメント】コミュニケーション能力の育成
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- わが校の自慢
- 見附市立見附養護学校
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- 宮崎県立宮崎南養護学校
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- 覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
- ことばのもり
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- 岩手県立前沢養護学校
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- 社会的自立のための指導プログラム (第11回)
- 自閉症者の就労実態(全国調査)
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- だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第40回)
- ビデオ=ビデオコントローラー/パソコン=手軽にオリジナルミュージック
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- 重度・重複障害のある子どもの指導 (第3回)
- わがままを許容するということ
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- きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第3回)
- 入園式で「超」多動なA君の発達と指導(2)
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- 障害のある子どもの音楽療法 (第3回)
- 音楽の影響と音楽療法の目標設定
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- 生活単元学習Q&A (第25回)
- 生活単元学習と総合的な学習の関係の考え方に三つあるが?
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- 編集長からのメッセージ
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特集について
昭和45年度版の学習指導要領の改訂をするとき,当時の文部省は,新しい領域として「特別の指導」を新設したいということでした。各障害ごとに検討した結果,@環境の認識,A身体動作,Bコミュニケーション,C養護及び鍛錬,D心理適応でした。これらをさらにブラッシュアップして,@心身の適応,A感覚機能の向上,B運動機能の向上,C意思の伝達に決定しました。
意思の伝達は,昭和54年も平成元年も改訂されませんでしたが,平成10年の改訂で「養護・訓練」が「自立活動」に,「意思の伝達」が「コミュニケーション」に改められました。文言は変わっていますが,本質は変わっていません。コミュニケーションとなって新しく加えられた内容は,「状況に応じたコミュニケーションに関すること」です。
コミュニケーションは,生活の基礎・基本です。自立活動におけるコミュニケーションに関する指導内容は,@基礎能力―身ぶりサインや話し言葉など,A言語の受容と表出,B言語の形成と活用―言語体系の習得,語彙・語句の拡充,文の構造の理解など,C手段の選択と活用−各種の文字や記号や機器など,D状況に応じたコミュニケーション―主体的関わりやパソコンの活用などで構成されています。
自立活動の指導方法には,「関する指導」と「時間における指導」とあります。つまり,@学校の教育活動全体を通して行う自立活動と,A自立活動の時間を設けて個別あるいは小グループで行う自立活動のことです。
知的障害教育の場合は,主として後者を選択してきました。しかし,現在の知的障害養護学校や特殊学級には,単に知的障害だけでなく自閉症,情緒障害,言語障害,肢体不自由などを併せもつ子ども達が多く在籍しており,これらの状況をも考慮して実践しているのが現状ですので,更によりよい実践方法を提供するために特集を組みました。
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- 明治図書