障害児の授業研究 2004年10月号
コミュニケーション能力をつけるアイデア

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障害児の授業研究 2004年10月号コミュニケーション能力をつけるアイデア

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2004年8月18日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 コミュニケーション能力をつけるアイデア
特集について
提言 コミュニケーション支援を考える
コミュニケーション支援のポイント
若松 昭彦
コミュニケーションの障害と支援
松村 勘由
事例
知的障害(養護学校)
「◯◯先生,バドミントンしようよ!」
岩嵜 伸浩
会話のストレッチ体操
堀 一夫
対話でつくる朝の会
小野 圭三
知的障害(特殊学級)
みんなで楽しい「ともだちタイム」
東寺 恵子
友達と一緒にできた・またやりたいな
杉 肇子
「どうして〜ですか?」疑問を尋ねるときは…
松浦 仁子
言語障害
“伝えたい”思いを育てたい
辰巳 明子
コミュニケーションの手段としての言語を育てる
山田 眞弓
スリーヒントゲームを通して
河合 早苗
情緒障害
書くことを通して意欲を育てる指導
関 エリコ
気持ちを引き上げるやりとり
青山 新吾
アスペルガー症候群の生徒への表現指導
横山 みずえ
肢体不自由
障害の重い子どものコミュニケーションを考える
古山 勝
普通学校の友達をつくる
金澤 聡
意欲を引き出す教材・教具とは?
小野 久仁子
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第46回)
これはびっくり!全自動ギターチューナー
亀田 長治
あると便利 教室のお役立ちグッズ (第11回)
シルエットパネル
小杉 裕子
授業に使えるイラスト (第27回)
西面 忍
フォトライブ「授業」PART10/愛媛県立第三養護学校 (第3回)
働くことと働き続けること
井上 信彦
〜*現場実習・高等部2・3年〜
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
ありのままの良さを生かす“つながり”を求めて
木下 智美
作ってみよう,使ってみよう!パソコン教材
吉村 史郎
授業を面白くする手作りグッズ
ゲームの操作装置を改造したスイッチ
加藤 利彦
のぞいてみよう*視線選択ボード
大久保 直子
子ども生き生き・ゲーム&遊び
【ことば遊び】なぞり練習ワン・ツー・スリー
宮田 和江
【かず遊び】カードめくりゲーム
田中 伸子
【音楽遊び】イメージを持って楽しくリズム運動
福島 ひろみ
【造形遊び】まほうのランプをつくろう
笠井 摂子
【運動遊び】誰でもできるストップアンドゴー
石川 恭子
【自立活動】楽しい共同制作
福田 紀子
【自立活動】手をつなぎ,歌とリズムに合わせて
大嶺 悦子
全知長のページ
【全知長だより】平成16年度組織,活動及び平成17年度予定
岸本 啓吉
【実践・小学部】絵本「おおきなかぶ」を通して育むコミュニケーション能力
井口 あゆみ
【コメント】興味を広げ,人とかかわる力を育てる
堀之内 穂瑞美
【実践・小学部】お互いの思いがうまく伝わるために
武田 浩二
【コメント】コミュニケーション能力の育成
秋川 浩
わが校の自慢
見附市立見附養護学校
畠山 直人
宮崎県立宮崎南養護学校
佐々木 逸夫
覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
ことばのもり
中川 隆
岩手県立前沢養護学校
佐藤 修子
社会的自立のための指導プログラム (第11回)
自閉症者の就労実態(全国調査)
上岡 一世
だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第40回)
ビデオ=ビデオコントローラー/パソコン=手軽にオリジナルミュージック
亀田 長治
重度・重複障害のある子どもの指導 (第3回)
わがままを許容するということ
大沼 直樹
きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第3回)
入園式で「超」多動なA君の発達と指導(2)
津田 望
障害のある子どもの音楽療法 (第3回)
音楽の影響と音楽療法の目標設定
遠山 文吉
生活単元学習Q&A (第25回)
生活単元学習と総合的な学習の関係の考え方に三つあるが?
宮崎 直男
編集長からのメッセージ
宮崎 直男

特集について

昭和45年度版の学習指導要領の改訂をするとき,当時の文部省は,新しい領域として「特別の指導」を新設したいということでした。各障害ごとに検討した結果,@環境の認識,A身体動作,Bコミュニケーション,C養護及び鍛錬,D心理適応でした。これらをさらにブラッシュアップして,@心身の適応,A感覚機能の向上,B運動機能の向上,C意思の伝達に決定しました。

意思の伝達は,昭和54年も平成元年も改訂されませんでしたが,平成10年の改訂で「養護・訓練」が「自立活動」に,「意思の伝達」が「コミュニケーション」に改められました。文言は変わっていますが,本質は変わっていません。コミュニケーションとなって新しく加えられた内容は,「状況に応じたコミュニケーションに関すること」です。

コミュニケーションは,生活の基礎・基本です。自立活動におけるコミュニケーションに関する指導内容は,@基礎能力―身ぶりサインや話し言葉など,A言語の受容と表出,B言語の形成と活用―言語体系の習得,語彙・語句の拡充,文の構造の理解など,C手段の選択と活用−各種の文字や記号や機器など,D状況に応じたコミュニケーション―主体的関わりやパソコンの活用などで構成されています。

自立活動の指導方法には,「関する指導」と「時間における指導」とあります。つまり,@学校の教育活動全体を通して行う自立活動と,A自立活動の時間を設けて個別あるいは小グループで行う自立活動のことです。

知的障害教育の場合は,主として後者を選択してきました。しかし,現在の知的障害養護学校や特殊学級には,単に知的障害だけでなく自閉症,情緒障害,言語障害,肢体不自由などを併せもつ子ども達が多く在籍しており,これらの状況をも考慮して実践しているのが現状ですので,更によりよい実践方法を提供するために特集を組みました。

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