- 特集 特別支援教育への転換:最前線からの情報発信
- 特集について
- [巻頭言]教師は「授業」で勝負する
- これからの特別支援教育でこそ求められる中心的な視座
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- 100号までの歩みとこれから
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- 障害児の授業研究の変遷
- 昭和20年から昭和54年頃まで(終戦から養護学校教育の義務制実施まで)
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- 昭和54年頃から平成元年まで(養護学校教育の義務制実施から学習障害が話題となり始めた頃まで)
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- 平成元年頃から現在まで(特殊教育から特別支援教育へ)
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- 特別支援教育への転換:最前線からの情報発信
- 1 特別支援教育へ向けて:今,学校では
- 助かる子どもが他にいるという視点
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- 共存できる環境づくりのために
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- 共に学び、共に育つ
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- 特別支援教室「すばる」からの提案
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- 特別支援教育のセンター的役割とは
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- 校内支援体制づくりにつなげる地域アセスメント会議の実践
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- だれが,なにを,どう変えるべきか
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- 居住地校交流から新たなシステムへ
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- 2 校内支援体制の確立に向けて
- 子どもへの支援体制づくりは,学級担任への支援体制づくり
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- 体制づくりや支援のポイントは
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- 校内教育相談活動について
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- センター的役割を果たす支援体制
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- 3 特別支援教育コーディネーターからの発信
- コーディネーターへの挑戦2
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- 特別支援教育コーディネーターがつなぐもの
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- 中学校でのコーディネーターの役割
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- 理解からはじまる特別支援教育
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- 地域に根付いた教育相談を目指して
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- 養護学校での地域支援の試み
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- 障害児教育巡回相談にかかわって
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- 地域特別支援教育コーディネーター
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- 4 保護者・地域との連携
- 【教師の活動】特別支援教育における「暮らし支援」
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- 【教師の活動】生徒を変える,保護者を支える
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- 【親の会の活動=日本自閉症協会】35年にわたる親の会活動
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- 【親の会の活動=全国LD親の会】特別支援教育の実現に向けて
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- 【親の会の活動=NPO法人えじそんくらぶ】障害は周囲の理解と支援で個性に変わる
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- 「障害児の授業研究」誌に寄せて
- 知的障害児教育充実のための灯りを……
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- 「勝手版 通信用イラスト増刊」
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- アドヴォカシーとエンパワメント
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- 授業で勝負できる教師が求められている
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- 編集長・宮崎直男
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- 「軽度」の問題
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- 連載のアイテムを振り返って
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- アイデアの宝箱
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- 「障害児の授業研究」が初めて発行された時
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- 「障害児の授業研究」誌に出会って!
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- 「障害児教育は,教育の原点」
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- いつの時代も教育の原点として
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- 「よい授業」をめざす交流の場の充実を
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特集について
特別支援教育への転換:最前線からの情報発信
「障害児の授業研究」誌は、お陰様で20年継続し、100号を数えることができました。これは、ひとえに皆さまの温かいご支援の賜物と心から感謝をいたしております。
そこで、100号を記念しまして、特集号を発刊することになりました。
折りしも、「特殊教育」から「特別支援教育」への大変革期にあたります。
特殊教育の第一の改革期は、重度・重複の障害のある子どもたちに光があたりました。現在は、軽度障害のある子どもたちに傾斜をかけた第二の特殊教育変革期にあたります。
名称も「特殊教育」から「特別支援教育」に改まりました。これは、名称が単に差別的だとか不快用語だとかいうことではなく、特殊教育を本質的に改めようとしていることです。それは、通常の教育をも巻き込んだ大変革なのです。
本誌では、「障害児教育が通常の教育を巻き込んだ授業」「通常の教育が障害児教育を含んだ授業」をより一層進めていこうかと思っています。また、「知的障害」とか「情緒障害」「自閉症」などと、障害種別分類ではなく、学習内容や活動内容による分類を念頭におきながら編集していきたいと考えています。
「特別支援教育」は、緒についたばかえりです。多くの先生方は、日々の実践において迷いも多いと思います。
そこで、既に特別支援教育の趣旨を踏まえて実践を始めていらっしゃる学校、先生方に方向性や実践の仕方を示していただきました。
(宮崎 直男)
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- 明治図書