- 特集 特別支援教育元年!今、求められていること
- 特集について
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- 提言 今,求められていること
- 特別支援教育コーディネーターに求められていること
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- 実践
- 小学校の学校経営計画における特別支援教育
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- 中学校の学校経営計画における特別支援教育
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- 校内委員会の運営と個別指導計画の作成
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- 校内委員会の運営と学校全体の特別支援教育体制の構築
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- 特別支援教育コーディネーターの役割と保護者との連携
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- 特別支援教育コーディネーターの役割と学級担任との連携
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- 特別支援教育コーディネーターの役割と小中学校支援
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- 小学校/通常の学級と養護学校の交流・共同学習の実際
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- 中学校/通常の学級と養護学校の交流・共同学習の実際
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- 通級指導教室と通常の学級とが協力して個別指導計画を作成
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- 通級指導教室の地域コンサルテーションの実際
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- 特別支援教室(仮称)の設置と活用
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- 養護学校のセンター的役割と小・中学校支援
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- 区市町村内における連携
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- 発達障害児の早期発見と幼児期療育プログラムと学校との連携
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- 「支援ツール」で子ども生き活き! (第1回)
- スーパーマーケットで主体的に働けるよ!
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- 〜支援ツールを活用した就労支援〜
- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第56回)
- だれでもどこでもすぐ吹ける! おてがるハーモニカ
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 支援ツール「フープとびなわ」の実践
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- 子どもにわかりやすく室内空間をデザインする
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- 授業を面白くする手づくりグッズ
- 数のブロックを「あひる」に替えるだけで
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- 作文用紙を工夫して自分の気持ちを整理しよう!(DESC法を使って)
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- 子ども生き生き・学習&遊び
- 【ことば】リラックスして話をしようね
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- 【かず】スキージャンプで高得点をねらえ!
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- 【音楽】トライアングル遊び―発達段階に応じて―
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- 【造形】ボランティア教師と紙袋製のお面を作る
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- 【運動】『体づくり運動』をじっくり学んで,『片足ジャンプでハードル走』に挑戦!
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- 【自立活動】感覚過敏やコミュニケーション面への支援
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- 特別支援新教育プログラム (第1回)
- 学校教育法の改正
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- コーディネーター便り (第1回)
- はじまりは更衣室の掃除
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- わが校のセンター機能づくり (第1回)
- センター的機能を意識した校内体制づくり
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- トピックス (第1回)
- 学習指導要領の改訂に向けて
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- 特別支援教育・わたしのHP (第1回)
- KanzaSoftFactory & Libraryの概要
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- フォトライブ「授業」PART13/岩手大学教育学部附属養護学校 (第1回)
- 生活単元学習「中学部・グルメまつりをしよう!」
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- 就労支援/知的障害養護学校高等部における進路指導の実際 (第1回)
- 就労をめざす生徒への指導と,個別移行支援計画の活用
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- 情報機器のなるほど活用術 (第1回)
- iPodのなるほど活用術
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- ソーシャルスキル・トレーニング (第1回)
- ソーシャルスキルの重要性
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- 〜子どもの遊びの中の社会性〜
- 続・「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第1回)
- つながっていたい……
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- 特別支援学校の授業づくり (第1回)
- 授業の何で応じるか
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- 軽度発達障害の子どもたち (第1回)
- 軽度発達障害と教育環境
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- 自閉症指導最前線 (第1回)
- 自閉症のある子どもの学びを推進するために
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- 〜ステップ1 特性の理解から活用へ〜
- 編集後記
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特集について
特別支援教育元年! 今,求められていること
平成19年4月から,学校教育法の一部改正により特別支援教育は,本格実施されることになりました。その一方で,教育現場おける特別支援教育への対応は既に実践が始まっています。
各学校における特別支援教育体制の実施状況を見ますと,校内委員会の設置や特別支援教育コーディネーターの指名は,全国で90パーセント程度は達成されていると言われています。しかしながら実際問題として,校内委員会でどのくらいの児童・生徒のことが検討されたか? 特別支援教育コーディネーターは,具体的にどのような仕事や調整を行ったか? と聞かれますと,答えに窮してしまう現場もあるのが事実です。
しかしながら,一方では,区市町村や各学校という単位で,特別支援教育についての先進的な取り組みを日常の指導や活動のなかで行っているところも多くあります。このようなところは,特別支援教育が“これから始まる”と言うより,“すでに始まっている”と言うべきで,その取り組みの中で,様々な成果を生んでいると共に,今まで気が付かなかった課題の発見も行われています。
少なくとも,現時点においても支援を必要とする児童・生徒は各学校に在籍しているのですから,今から始めるというのではいかにも遅すぎます。
本特集は「特別支援教育元年!」と明記しましたが,“特別支援教育”は既に始まっているという観点から,各教育現場での先進的な取り組みを紹介したいと企画しました。
先生方が取り組んでいらっしゃる実践とその実践に基づいた新たな視点や課題等について,本号ではご提言いただきました。
「特別支援教育の実践研究」編集代表/東洋大学教授 宮ア 英憲
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