- 特集 親が育てる算数ができる子・国語ができる子
- 特集巻頭
- 算数、国語 とっておきの練習
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- 算数
- 数の概念を身近な場面で育てる
- 遊びながら、数の概念が育つ「子ども百玉そろばん」
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- 子どもの好きな物を使って、楽しみながら、繰り返し数の概念を育てていきましょう
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- 計算の基礎は10の合成分解
- 「百玉そろばん」は効果バツグンの教具
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- 親子で楽しむ10の合成分解
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- かけ算九九の上手な遊び方
- 「これだけやった!」子どもに見える、量感をつかみながら覚える。
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- 楽しく繰り返し覚えさせましょう
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- わり算のつまずきをのりこえる
- 「わかったつもり」の指導に気をつけて
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- アルゴリズムを覚え、補助計算を書こう
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- 文章題に強くなる
- 何度も読んで、どんなお話かわかることが大切です
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- 低学年の文章解決には問題場面をよく理解させることが大切です
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- 難問への挑戦―問題選択システム
- 間違った時が、ポイント。黙ってバツをつけます。
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- 「難問一問選択システム」
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- 算数必須アイテム 行ノート、ミニ定規、赤鉛筆
- 必須アイテムで、算数の勉強がぐんと楽しくなる
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- 少ない労力で、大きな効果。
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- 国語
- 音読は国語の基本
- お母さんにできる「音読指導」三つのステップ
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- 褒めて褒めてやる気にさせる「すらすら音読」で理解力アップ
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- 漢字学習法
- 短い時間の繰り返しで漢字を習得する
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- 輪郭漢字
- 「教材選び」と「使い方」こそが漢字指導のポイントである
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- 読書好きの子にする
- 「読書環境」を作ることが最大の秘訣!
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- 子どもが本を読む環境を作ることが親の役目
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- 作文がうまい子にする
- 家庭でできる作文教室
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- 親子のコミュニケーションが作文を上達させる
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- 説明文は構造をとらえさせる
- 「問い」と「答え」を見つける力
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- 問いと答えの関係を見抜く力をつける
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- しっかり聞くことができる子を育てる
- よき話し手が、よき聞き手を創る
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- 時間を決め、子どもの話を聞くことから始めます。
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- TOSS学生家庭教師が克服させたつまずき
- 計算の苦手だったA君が五十問全問正解!
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- 漢字一〇〇〇字をこなす 最小の労力で最大の効果を発揮
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- ミニ特集 伸びる子どもになるための新年度学用品チェック
- 新年度学用品は親が責任をもって用意する
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- 新年度の学用品チェック
- 〈筆箱〉子どもの手に合った学用品を使わせる
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- 〈筆箱以外〉賢くなるために、これだけは揃えよう!新年度必須アイテム
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- 新年度、学用品わすれをしないコツ
- 玄関に置いておく
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- 忘れないためのコツ 七か条
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- 前日準備を三ヶ月。「方法記憶=習慣」にしましょう。
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- 今月の名言・格言・ことわざ (第13回)
- 早起きは三文の得
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- 向山編集長が語る「今月の名言・格言・ことわざ」 (第13回)
- 早起きは三文の得
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- ~「八時就寝」は、とっても大切なキーワードです~
- 編集前記
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- 子どもTOSSデーのドラマ
- 茨城/「とべた瞬間」を保護者と見ることができた
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- 福島/我が子の笑顔に出会える子どもTOSSデー
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- 我が家のお手伝い
- 幼児・低学年/興味を持った時がやらせ時
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- 高学年・中学/大げさに、ほめましょう。
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- 親子で楽しむあそび 年中行事
- 春の季節の材料を使ったあそび
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- 今月の躾
- 親が自ら手本を示し、子どもをほめることが、躾の第一歩です
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- 我が家の食卓
- 「家族そろって」食事をしていますか
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- 礼法専門家から見た子どもたちの立ち居振る舞い
- 礼法とは、相手を思いやる気持ちを形にあらわすこと
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- つぶやきに見る子どもの成長
- つぶやきに学ぶ
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- ~負うた子に教えられる・母と子、涙の通園~
- シングルエイジ時代(0~9歳)教育のポイント
- 家で勉強がしたくなる演出―その2:器と盛り付け
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- 家庭教育の創造
- お宮参りの意味
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- 親子で楽しむ絵手紙
- 四月。何もかも新しくなる。子どもと一緒に進級の喜びを描いてみましょう。
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- SOS 子ども・親が電話相談をする時
- 乱暴で困る
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- 保健室から1ページ
- 「自分が好き」と言える子どもに育ってほしい
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- こんなときどうする?平山先生!
- 冗談が通じないのですが…/保護者からの要望の答え方は?
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- キッチンからのメッセージ
- ケーキづくりとおいしさの秘密─攪拌の発見─
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- 子どものためのマネーレッスン
- 大切なのは原理・原則を教えること
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- ニート・フリーターにならないためのキャリア教育
- 「なぜ働くのか?」と質問されたときどう答えるか?
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- 高学年女子も大爆笑!電話のフリートークは6年生も喜ぶ
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- 「アリ」から社会性を学びましょう!
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- 図書館へ行こう
- 図書館でしか巡り会えない本がある。その1
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- 親子で挑戦ペーパーチャレラン
- 計算あみだチャレラン
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- 小学校教師がおすすめする家庭学習の仕方
- つまずいたところを集中的におこなわせる
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- TOSS保護者サークル活動記 (第1回)
親が育てる算数ができる子・国語ができる子
算数、国語 とっておきの練習
本誌編集長/日本教育技術学会会長/千葉大学非常勤講師
無料の世界最大の教育情報サイト、インターネットランド主宰
TOSS(会員1万名の教師の研究団体)代表
向山洋一
日本教育技術学会会長、千葉大学非常勤講師。無料の世界最大の教育情報サイト、インターネットランド主宰。TOSS(会員1万名の教師の研究団体)代表。
小学校の算数ができないと親は心配する。
「基礎学力」は身につけさせたいと思う時、学力の大半は「算数」だからだ。
学校の市販テストで、毎回九十点以上とっていれば心配はない。
TOSS教師の多くは「クラス平均九十点以上」を実現している。ここが目安だ。
「七十点ぐらい」というのは心配だ。「時々五十点がまざる」というのは、ほおってはおけない。
「子どもの算数ができない」という理由の九割は、教師の指導法が悪いからだ。
「算数の問題解決学習法」という教え方が全国に広まっていて、これが元凶だ。
一時間の授業で一問しかやらない。黒板に問題を一問貼り出す。二十分位考える。できる子は一分で終わる。できない子は机につっぷす。
それから気がきいた子が三、四人黒板に出て発表して、先生がダラダラと説明して終わる。
教科書の問題は宿題になる。
これでは半数の子は落ちる。
授業参観の時、こんな授業を見たら最悪だ。みんなで相談して、担任に教科書を使うように強く要望することだ。
ちなみに、教科書を使わないのは法令違反で罰せられる。
次に子どものノートを見て、「教科書のすべての問題」が書いてあるか点検する。ぬけている所はやらせなくては駄目だ。
教科書は、三段階で展開される。
例題と類題と練習問題だ。
教科書の例題をノートにやらせる。できなければ、教科書を写させてもよい。
インターネットでTOSSランドを出して「算数」を出すと、TOSS教師の指導法が出てくる。参考にするといい。
「写す」ことのできない子は、親がノートに「赤えんぴつ」で、うすくやり方・答えを書いてやり、なぞらせる。
「なぞる」のも「写す」のも勉強だ。
この学習から始まって、一年近くで「算数テスト百点」をとるようになった子が、TOSS教師の教え子には全国にいっぱいいる。
次に、例題をまねしながら、類題をやらせる。ほとんど同じ問題だ。
練習問題は、通例何問も出てくる。一度にやらせるといやになる。
最初の一、二問やらせて丸をつけ、できるようだったら全部させる。
このようにして、教科書のすべての問題をマスターすることが何よりも必要だ。
これは、本来、教室で教師がやるべきことなのに、やっていない教師が半数近くいる。
教科書とノートをきちんと点検することだ。
教科書の問題をすべて授業でやってくれる先生は、とってもすばらしいのだから、あちらこちらで宣伝し応援してほしい。
国語は、まずはスラスラ教科書が読めること。題名の横に小さな丸を十個つけて、一回読むごとに赤えんぴつでぬらせる。
簡単で効果のある方法だ。
親の仕事は、赤丸がつくたびにほめること。十を超えたらびっくりしてほめること。
漢字は、食事前に空中で二文字のテストをするといい。できなければ指先で書いて覚える。毎日二、三分でいい。最も効果のある方法だ。
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- 明治図書