- はじめに
- これだけは必ず押さえておきたい! Q&Aでみる指導要録の基礎・基本
- これからの指導要録作成に必須の知識! 指導要録の電子化と個人情報の取り扱い
- こんなことに気を付けて! 指導要録作成上の注意事項
- これを読めばすべてわかる! 指導要録の記入の仕方
- 1 入学したときに記入するところ
- 2 学年のはじめに記入するところ
- 3 学年末に記入するところ
- 4 卒業のときに記入するところ
- 5 事由が発生したときに記入するところ
- こんなときどうする? 記載事項が変わったとき,書き間違えたとき
- 資料 小学校児童指導要録(参考様式)
- 資料 小学校児童指導要録抄本(参考様式)
- 3年の指導要録の文例
- 国語
- 社会
- 算数
- 理科
- 音楽
- 図画工作
- 体育
- 総合的な学習の時間の記録
- 特別活動の記録
- 行動の記録
- 特徴・特技
- 学校内外におけるボランティア活動など社会奉仕体験活動
- 表彰を受けた行為や活動,学力について標準化された検査の結果
- 児童の成長の状況にかかわる総合的な所見
- 特別支援を要する子どもに関すること
- 外国籍の子ども,帰国子女に関すること
- 4年の指導要録の文例
- 国語
- 社会
- 算数
- 理科
- 音楽
- 図画工作
- 体育
- 総合的な学習の時間の記録
- 特別活動の記録
- 行動の記録
- 特徴・特技
- 学校内外におけるボランティア活動など社会奉仕体験活動
- 表彰を受けた行為や活動,学力について標準化された検査の結果
- 児童の成長の状況にかかわる総合的な所見
- 特別支援を要する子どもに関すること
- 外国籍の子ども,帰国子女に関すること
はじめに
新しい学習指導要領が完全実施されましたが,児童指導要録の形式については,基本的にはこれまでの形が踏襲されたものになっています。しかし,記入に当たっては,守らなければならない様々な規定があります。本書はそういった規定に則って指導要録を作成するための手引きと,総合所見及び指導上参考となる諸事項についての文例をまとめたものです。
本書に収められた文例の数々は,現場で活躍している教師が,その経験を生かし,精魂込めて書き上げたものです。そのため,現場の実態を反映した内容となっており,参考になる文例が必ず見つかるはずです。
また,「特別支援を要する子どもに関すること」や「外国籍の子ども,帰国子女に関すること」など,昨今の教室の実態を反映した新しい項目も設けてあります。
指導要録は,まず丁寧につくることが大切です。例えば,1年生の学級担任になると,「学籍に関する記録」をつくらなければなりませんが,これは20年間も保存されます。自分の作成したものが20年間も残ることを考えれば,ゆめ疎かにすることはできません。もちろん,その他の学年においても,児童の評価を的確に行い,正確な評定や所見の記入が求められます。そのために,この本をお役立ていただければ幸いです。
※本書で示した指導要録の記入の仕方は,主に「東京都公立小学校児童指導要録の様式及び取扱い」を参考にしています。各地域によって形式等は多少異なりますのでご注意ください。
平成24年1月 東京都学級教育研究会顧問 /中嶋 公喜
同 会長 東京都江戸川区立一之江小学校校長 /田代 敏博
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- 明治図書