- はじめに
- Chapter 1 起こってからでは遅い!安全教育を日常化するためのアイデア
- 1 安全教育とは
- 2 安全教育の必要性
- 3 安全教育の課題
- 4 本書の使い方
- 5 安全教育を進めよう
- Chapter 2 朝の会,帰りの会,授業のはじめにそのまま使える!週1回×10分間の安全教育シナリオ
- 生活安全
- 1 基本的な生活におけるルールやマナー
- 低学年 あいさつは何のためにするのか
- 中学年 決まりを守らずに困るのは誰か
- 高学年 ルールとマナーの違いは
- 2 熱中症
- 低学年 熱中症になるとどうなるの
- 中学年 熱中症にならない自信はありますか
- 高学年 友だちを熱中症から守ろう
- 3 廊下の事故防止
- 低学年 廊下の正しい使い方は
- 中学年 なぜ廊下を走ってしまうのか
- 高学年 みんなが安全に過ごすために
- 4 水難事故防止
- 低学年 プールを安全に利用するために
- 中学年 水辺に潜む危険
- 高学年 溺れている人を見かけたら
- 5 運動場での事故防止
- 低学年 怪我をしたらすることは
- 中学年 どんな怪我が多いのかな
- 高学年 大きな怪我が起こってしまったら
- 6 校内での防犯対策
- 低学年 授業中の避難行動は
- 中学年 休み時間の避難行動は
- 高学年 不審な人,不審な行動に気づくためには
- 7 校外での防犯対策
- 低学年 不審な人ってどんな人
- 中学年 知らない人に声をかけられたら
- 高学年 不審な行動を察知する力
- 8 体育の時間の事故防止
- 低学年 用具の準備で気をつけること
- 中学年 跳び箱運動の事故防止
- 高学年 バスケットボールでの事故防止
- 9 刃物や尖った物等を使用する際の安全指導
- 低学年 はさみを安全に使うために
- 中学年 刃物以外で気をつけるべきもの
- 高学年 安全に使用するための共通点
- 10 校内の危険な場所
- 低学年 運動場の危険な箇所と対策
- 中学年 校舎内の危険な箇所と対策
- 高学年 安全点検の視点
- 交通安全
- 11 道路,横断歩道の歩行
- 低学年 横断歩道を渡るとき
- 中学年 歩行場所と待機場所
- 高学年 加害者にならないために
- 12 見通しの悪い場所
- 低学年 交差点に潜む危険
- 中学年 カーブや坂道に潜む危険
- 高学年 先が見えないことによる危険
- 13 雨天時の歩行
- 低学年 傘を使うときの歩き方
- 中学年 歩行空間への意識
- 高学年 起こりうる事故と事故防止
- 14 公共の場の使い方
- 低学年 道路での遊び
- 中学年 公園の利用と交通事故
- 高学年 公共施設の利用とマナー
- 15 公共交通機関や移動手段の利用
- 低学年 エスカレーターの安全な利用
- 中学年 優先席について
- 高学年 誰もが利用しやすくするために
- 16 日が短い時期の歩行者事故
- 低学年 暗い道を歩くときに気をつけること
- 中学年 気づいてもらう工夫
- 高学年 事故事例や自身の行動から考える
- 17 自転車利用@(安全な自転車利用)
- 低学年 自転車利用のリスクとベネフィット
- 中学年 自転車点検
- 高学年 自転車利用時のルール
- 18 自転車利用A(事故防止)
- 低学年 歩行者視点での事故防止
- 中学年 自転車利用時の事故防止
- 高学年 加害者にならないために
- 19 危険情報の収集
- 低学年 目からの情報
- 中学年 耳からの情報
- 高学年 ニュースから自分の行動を考える
- 災害安全
- 20 地震発生時の行動@
- 低学年 避難行動の振り返り
- 中学年 寝ているときの避難行動
- 高学年 休み時間,他者への意識
- 21 地震発生時の行動A
- 低学年 休み時間の避難行動
- 中学年 〇〇の部屋での避難行動
- 高学年 登下校中,他者への意識
- 22 台風から身を守る
- 低学年 台風の危険
- 中学年 台風対策
- 高学年 公共の場の台風対策
- 23 ゲリラ豪雨から身を守る
- 低学年 視界の悪さがもたらす危険
- 中学年 冠水,洪水,土砂災害による被害
- 高学年 避難行動をとるための情報
- 24 落雷事故の防止
- 低学年 避難行動(学校内)
- 中学年 避難行動(学校外)
- 高学年 遊んでいるときや出かけなければならないとき
- 25 地震に備える
- 低学年 3つの「ない」対策
- 中学年 備蓄品
- 高学年 地震後の行動
- 26 火災から身を守る
- 低学年 避難行動
- 中学年 119番通報
- 高学年 出火場所と避難経路
- 27 過去の震災から学ぶ
- 低学年 生活に必要なもの
- 中学年 避難所で困ること
- 高学年 避難所でできること
- 現代的諸課題
- 28 性に関する指導
- 低学年 プライベートゾーン
- 中学年 接触遊びによる被害
- 高学年 パーソナルスペース
- 29 食物アレルギーについて
- 低学年 食物アレルギーとは
- 中学年 友だちとの関わり方
- 高学年 食物アレルギー症状が発症したら
- 30 インターネットの利用
- 低学年 パスワード管理
- 中学年 情報の取り扱い
- 高学年 生成AI
- 31 SNSの使い方
- 低学年 メッセージの書き方
- 中学年 文字情報発信のリスク
- 高学年 情報発信のメリットとデメリット
- 32 お金の扱い方
- 低学年 物の交換やあげる,貰う
- 中学年 お金の価値
- 高学年 キャッシュレス決済の利用
- 33 著作権
- 低学年 作品は自分のもの
- 中学年 真似することは
- 高学年 資料作成時の注意点
- 34 危険生物
- 低学年 校内での危険
- 中学年 校外での危険
- 高学年 野生動物(サル,クマ,イノシシなど)
- 35 感染症の対策
- 低学年 手洗い指導
- 中学年 公共の場での咳エチケット
- 高学年 感染症予防の環境づくり
はじめに
「おはよう」から始まり「さようなら」で終わる学校の一日。毎日,様々な活動ができているのは,安全だからということを見落としていませんか。日々過ごしていると,安全であることが当たり前になってしまい,安全への意識が薄れてしまいます。そんなとき,どこかで事件・事故が発生し,そのことを取り上げ,「気をつけましょう」と注意喚起をする。それでよいのでしょうか。私は,それではいけないと思っています。誰もが自分の身は自分で守る知識や技能を身に付けなければなりません。そのためには学ぶ機会が必要です。どこかで何かが起こり,誰かが傷ついてから学ぶのではなく,誰もが安全に過ごせるように,日々の教育活動の中で安全教育を進める必要があると考えています。
安全教育に関する内容は,交通安全や自然災害,熱中症,水難事故,日常生活における安全,インターネットやSNS利用に関すること等,多岐にわたっています。これら一つ一つを扱い,進めていくための指導時間を確保することは困難でしょう。しかし,先生方は,既に実施している各教科等の内容の中で,安全教育に関する多くの内容を扱っています。大切なのは,先生方が,安全教育を実施しているという意識を持っているかどうかです。意識をすれば,先生方の安全に対するアンテナはより一層高くなり,情報収集や話題提供を負担感なく行えるようになります。それが子どもと教師の安全に関する資質・能力を育むことに繋がるのです。
本書を手に取ってくださっているあなたは,既に安全に関する意識を高くお持ちの方です。個人の意識や行動は,職場の先生方へも影響を与えます。是非,あなたの安全に関する高い意識を,職場の先生方へも広げ,学校安全文化を子どもとともに創りあげてください。
全ての教育活動は子どもと教師の安全の上に成り立っているのですから。
2025年1月 /山崎 雅史
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- 明治図書