- はじめに
- 本書及び付属DVDの使い方
- Chapter1 「創作」を一気に面白くするとっておきの仕掛け
- 1 生徒の表現したい気持ちを引き出そう!
- 2 アイデアたっぷりの仕掛けで授業を成功させよう!
- Chapter2 生徒が夢中になる!「創作」の授業プラン16
- 1 ギターで和音を弾きながら歌をつくる
- PLAN1 ギターの高音弦を使って作詞・作曲しましょう
- PLAN2 ギターの低音弦を使って作詞・作曲しましょう
- PLAN3 CMソング「私のオススメ」をつくってギター伴奏で歌いましょう
- PLAN4 短調の気分を生かして作詞・作曲をして歌いましょう
- PLAN5 「おめでとう」の歌をつくってギター伴奏で歌いましょう
- PLAN6 中学校生活を歌にしてギター伴奏で歌いましょう
- ワークシート
- PLAN1 「作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう」について
- PLAN1 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(準備)ギターと楽譜の基礎知識
- PLAN1 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(その1)高音弦で作詞・作曲
- PLAN2 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(その2)低音弦で作詞・作曲
- PLAN3 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(その3)ハ長調のT−X7−T(C−G7−C)で作詞・作曲
- PLAN4 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(その4)イ短調のT−X−T(Am−E−Am)で作詞・作曲
- PLAN5 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(その5)ハ長調またはト長調のT−W−X7−Tで作詞・作曲
- PLAN6 作詞・作曲してギター伴奏で歌いましょう(最終回)循環コードで作詞・作曲
- 2 音階や旋律の味わいを生かして楽器やコンピュータで歌をつくる
- PLAN7 民謡音階で日本らしい歌をつくりましょう
- PLAN8 ドリア旋法の味わいを生かした歌をつくりましょう
- PLAN9 ヨナ抜き音階で童謡をつくりましょう
- PLAN10 黒鍵で律音階の歌をつくりましょう
- PLAN11 コンピュータを使って歌をつくりましょう
- ワークシート
- PLAN7 民謡音階で日本らしい歌をつくりましょう
- PLAN8 ドリア旋法の味わいを生かした歌をつくりましょう
- PLAN9 ヨナ抜き音階で童謡をつくりましょう
- PLAN10 黒鍵で律音階の歌をつくりましょう
- PLAN11 コンピュータを使って歌をつくりましょう
- 3 拍の流れにのってラップをつくって表現する
- PLAN12 季節のラップをつくって表現しましょう
- PLAN13 韻を踏んだ詩をつくってラップで表現しましょう
- PLAN14 交通安全運動や人権週間などにちなんでラップをつくりましょう
- ワークシート
- PLAN12 季節のラップをつくって表現しましょう
- PLAN13 韻を踏んだ詩をつくってラップで表現しましょう
- PLAN14 交通安全運動にちなんでラップをつくって表現しましょう
- PLAN14 人権週間にちなんでラップをつくって表現しましょう
- 4 音の響きや重なりを生かし,構成を工夫する
- PLAN15 音の重なりを生かして30秒の“ラジオ番組”をつくりましょう
- PLAN16 インターロッキングの音楽をつくりましょう
- ワークシート
- PLAN15 音の重なりを生かして30秒の“ラジオ番組”をつくりましょう
- PLAN16 インターロッキングの音楽をつくりましょう
- Column
- 黒鍵で楽しめるペンタトニックは?
- 歌づくりの資質を高める“テーマをもった替え歌”
- 曲調別アレンジ楽譜
- 「Happy Birthday to You」
- モーツァルト風・ショパン風・ドビュッシー風・ジャズ風・J-ポップ風
- 「オーラリー」
- バッハ風・ロック風・ラテン風
はじめに
本書を開いてくださいました皆様,ありがとうございます。
この『表現力アップの仕掛けが満載!「創作」成功の授業プラン』は,次の2点を実現するためにつくりました。
1 音楽科で課題とされている創作に取り組みやすい
平成20年告示の学習指導要領では,創作の充実を図ることが示されています。実はすべての学校で創作の授業が行われているとは言えない状況があったためです。その理由として考えられるのは,「創作は時間がかかりそうだ」「授業の進め方がよく分からない」などでしょうか。
そのため本書では,なるべく分かりやすく取り組みやすいよう,活動の概要に加えて学習指導案を付けました。また,ワークシート及び作品例などを豊富に入れました。そして,授業の模範演奏に使えるDVDを付録にしました。映像はすべてのプランを網羅していますので,積極的にご活用いただければと思います。
2 音楽科における学力が高まる
平成18年に教育基本法改正,平成19年に学校教育法改正が行われ,知・徳・体のバランス(教育基本法第2条第1号)とともに,基礎的・基本的な知識・技能,思考力・判断力・表現力等及び学習意欲を重視し(学校教育法第30条 第2項),学校教育においてはこれらを調和的にはぐくむことが必要である旨が法律上規定されました。平成24年度から全面実施されている学習指導要領及び観点別学習状況の評価もこれらを背景としています。
今回,本書をつくる中で,改めて創作は音楽における基礎的・基本的な知識・技能が定着し,思考力・判断力・表現力等がはぐくまれる学習であり,子どもたちが意欲的に取り組める活動であることを実感しました。
多くの学校で創作が積極的に行われ,生徒たちがきれいで美しい音の魅力を味わい,音楽をつくることを通して友達とともに楽しい時間を過ごすことを心から願っています。
最後に,本書に協力してくださった国立音楽大学,DVDの出演をしてくださった国立音楽大学の学生の皆さん,そして明治図書の木村悠氏に心から御礼申し上げます。
平成24年7月 /今村 央子・酒井 美恵子
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- 明治図書