- まえがき
- 本書の使い方
- 体ほぐしの運動
- 低学年
- 1 わくわく わくぐり
- 2 だるまさんが○○
- 3 ライン鬼ごっこ
- 4 むかで鬼ごっこ
- 5 ハンターゲーム
- 中学年
- 6 ねことねずみ
- 7 みんなでまねっこ
- 8 新聞紙にあつまれ〜
- 9 次はどっち?
- 10 ふくろバレー
- 高学年
- 11 ゴムゴムリレー
- 12 〇〇に大変身
- 13 ジャンボールドッジ
- 14 アーティスティック・ジャンピング
- 15 田んぼ鬼ごっこ
- 体のバランスをとる運動
- 低学年
- 16 ライン綱渡り
- 17 トントンジャンプ
- 18 かかし
- 19 丸太跳び越え
- 20 ゆりかごじゃんけん
- 中学年
- 21 ケンケン宝とり
- 22 せーのでパッ!
- 23 助けてー!
- 24 ケンケン相撲
- 体を移動する運動
- 低学年
- 25 新聞スライダー
- 26 人間進化じゃんけん
- 27 スパイダー王に俺はなる
- 28 4本足でステージ登り
- 29 忍法まねまねの術
- 中学年
- 30 ジャングルジムで増やし鬼
- 31 ジャングルジムでW鬼ごっこ
- 32 鉄棒じゃんけん
- 33 折り返し動物リレー
- 34 ニコニコしりとり走
- 高学年
- 35 目指せ!! アスリートの王
- 36 急いで集めて
- 用具を操作する運動
- 低学年
- 37 シグナルパスキャッチ
- 38 フープドッグラン
- 39 8の字跳び
- 40 パスキャッチリレー
- 中学年
- 41 フープ回しリレー
- 42 みんなの上をころがーる
- 43 なんちゃってホッケー
- 44 長縄の中でジャンプ
- 力試しの運動・力強い動きの運動
- 低学年
- 45 人力車
- 46 くずしっこ
- 47 大根抜き
- 48 空飛ぶ絨毯
- 中学年
- 49 手押し車じゃんけん
- 50 プルプル
- 51 お助け綱引き
- 52 大蛇を引っ張れ
- 高学年
- 53 解凍鬼ごっこ
- 54 騎馬じゃんけん
- 55 押忍!押す相撲
- 56 ぶら下がりっこリレー
- 組み合わせの運動
- 中学年
- 57 落とさず渡って!
- 58 みんなでキャッチ!
- 59 お宝運び
- 60 ぐるぐるリレー
- 高学年
- 61 「1→大→1→大…」と「十→人→十→人…」
- 62 「大→大→大…」と「大→1→大→1…」
- 63 長縄ボール渡し
- 64 Gボールはさみ移動+ターン
- 柔軟性を高める運動
- 低・中学年
- 65 板目じゃんけん
- 66 うしろの正面 だれだ!
- 67 ブリッジくぐりリレー
- 68 前屈じゃんけん
- 高学年
- 69 じゃんけんぐ〜り〜こ〜
- 70 ○○小の架け橋
- 71 ミッション・ゴムポッシブル
- 72 どうぞつまらないものですが
- 巧みな動きを高める運動
- 低・中学年
- 73 ぐるぐる縄跳び
- 74 ラダー陣取り合戦
- 75 輪踏み陣取り合戦
- 76 ボールあげ運び
- 高学年
- 77 ボール転がしリレー
- 78 コーンタッチゲーム
- 79 どーっちだ
- 80 なんでもキャッチ
- 持続する力を高める運動
- 低・中学年
- 81 お助けしっぽ取りゲーム
- 82 オセロゲーム
- 83 じゃんけんピラミッド
- 84 すりぬけゲーム
- 高学年
- 85 8844221111体操
- 86 長縄連続8の字跳び
- 87 追い抜きパシュート走
- 88 追いつけ!サークル馬跳び
- 総合的な体力を向上する運動
- 低学年
- 89 輪踏みでポン!からミニハードル
- 90 サークルリレー
- 91 Help!@
- 92 Help!A
- 中学年
- 93 ジャンケン・ザ・ワールド
- 94 じゃんけん進化論
- 95 息を合わせて
- 96 陣取りじゃんけん双六
- 高学年
- 97 これして,あれしてリレー
- 98 変形おいかけっこ
- 99 いざ勝負!
- 100 目指せハイスコア
まえがき
「体つくり運動」は,小学校第1学年から高等学校第3学年まで,すべての学年で学習することになっている唯一の領域です。
それでは,学校現場では充実した楽しい「体つくり運動」が行われているのでしょうか。
どうもそうではないらしいのです。
様々な書籍や指導資料が出されていますが,そのほとんどが運動例を細切れに示してあり,45〜50分の授業を組み立てるのは,授業担当者に任されています。
中学校・高等学校の保健体育担当の教師にとってそれは簡単なことかもしれませんが,体育を特別に研究していない一般の小学校教諭にとって,体つくり運動の単元実施は,かなり難しいことです。
料理に例えると,いい素材は提供されているのですが,子どもたちに美味しく食べてもらえるように,どういう味つけをしてどう調理したらよいかがわからない状況です。
そこで,本書では,ねらい別(指導事項・領域別)・学年別に運動を示し,子どもが興味・関心をもって10〜15分で楽しく体つくり運動ができるように,競争や偶然性・ゲーム性を入れて構成してみました。
言ってみれば,子どもたちが食べやすいように,完成された調理品としての教材提供です。ただし,お好みによって塩・胡椒が必要なときには,学級の子どもたちの実態に合わせて修正しながら行ってほしいと思います。
平成29年版学習指導要領において,「体の柔らかさを高めるための運動」は,高学年に示されている内容ですが,低・中学年では扱わなくてもよいとは思いません。高学年になり,硬くなってしまった体を柔らかくするのは困難だからです。低・中学年で多様な動きをつくる運動(遊び)をしていくなかでも,体の柔らかさを高めるという視点をもって運動することは大切なことだと思います。同様に,「巧みな動きを高めるための運動」「動きを持続する能力を高めるための運動」についても,低・中学年のものを示してみました。しかし,各学年の区別は,一般的に考えた発達段階によるものです。子どもの実態によっては,高学年といえども低・中学年のものから始めた方がよいという場合もあります。各学年の表示については,柔軟に考えていただきたいと思います。
食べる順番は,順不同です。お好きなものから,どうぞ召し上がれ。
2018年9月 岩手体育学習会 /盛島 寛
手元に置いておくと心強い一冊に間違いない。
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