- はじめに
- 本書の構成と使い方
- 第1部 本書を活用するにあたって
- 第2部 「書く力,考える力」の基礎力・チャレンジワーク
- 1 カタカナで書こう 1〜8のワーク
- ただしいのはどれ?(カタカナ)1/ただしいのはどれ?(カタカナ)2/カタカナでなまえを書こう1/カタカナでなまえを書こう2/カタカナで書こう1/カタカナで書こう2/どんな音かな1/どんな音かな2
- 解答&解説
- 2 どこかたりないね 9〜12のワーク
- どこかたりないね1/どこかたりないね2/どこがたりないのかな1/どこがたりないのかな2
- 解答&解説
- 3 しりとりを作ろう 13〜17のワーク
- しりとりをつくろう1/しりとりをつくろう2/しりとりをつくろう3/しりとりをつくろう4/しりとりをつくろう5
- 解答&解説
- 4 どっちに入るかな 18〜22のワーク
- どっちにはいるかな?1/どっちにはいるかな?2/どっちにはいるかな?3/どっちにはいるかな?4/どっちにはいるかな?5
- 解答&解説
- 5 ことばを作ろう 23〜27のワーク
- ことばをつくろう1/ことばをつくろう2/ことばをつくろう3/ことばをつくろう4/ことばをつくろう5
- 解答&解説
- 6 ことばの仲間集め 28〜34のワーク
- なかまをむすぼう1/なかまをむすぼう2/なかまをむすぼう3/なかまをむすぼう4/なかまをむすぼう5/なかまをむすぼう6/なかまをむすぼう7
- 解答&解説
- 7 文を完成させよう 35〜44のワーク
- いろいろなどうしを入れよう1/いろいろなどうしを入れよう2/どうしを入れよう1/どうしを入れよう2/いぬの文/くるまの文/うどんの文/くわしく書こう1/くわしく書こう2/くわしく書こう3
- 解答&解説
- 8 つづきを書こう 45〜48のワーク
- つづきを書こう1/つづきを書こう2/つづきを書こう3/つづきを書こう4
- 解答&解説
- 9 反対ことば 49〜52のワーク
- はんたいことば1/はんたいことば2/はんたいことば3/はんたいことば4
- 解答&解説
- 10 絵を説明しよう 53〜58のワーク
- りんごをせつめいしよう1/りんごをせつめいしよう2/りんごをせつめいしよう3/ぞうをせつめいしよう/くるまをせつめいしよう/えんぴつをせつめいしよう
- 解答&解説
- 11 ストーリーを考えよう 59〜66のワーク
- おはなしを書こう1/おはなしを書こう2/おはなしを書こう3/おはなしを書こう4/さいごを考えよう1/さいごを考えよう2/さいごを考えよう3/さいごを考えよう4
- 解答&解説
- 12 いつ・どこで・だれが・何をした 67〜71のワーク
- いつ・どこで・だれが・何をした1/いつ・どこで・だれが・何をした2/いつ・どこで・だれが・何をした3/いつ・どこで・だれが・何をした4/いつ・どこで・だれが・何をした5
- 解答&解説
- 13 説明文を読んで答えよう 72〜79のワーク
- 説明文をよんで答えよう1/説明文をよんで答えよう2/説明文をよんで答えよう3/説明文をよんで答えよう4/説明文をよんで答えよう5/ことばを説明しよう1/ことばを説明しよう2/ことばを説明しよう3
- 解答&解説
- 14 せりふを考えよう 80〜85のワーク
- せりふをかんがえよう1/せりふをかんがえよう2/せりふをかんがえよう3/せりふをかんがえよう4/せりふをかんがえよう5/せりふをかんがえよう6
- 解答&解説
はじめに
発達に遅れや偏りのある子どもが,スムーズに学習に取り組むためには,身につけておくべき基礎(土台)があります。土台があって初めて,いろいろな学習に乗ることができるのです。
私は発達促進に必要な力を,以下の8つの柱としてまとめてみました。
@身体を意識する力,A目と身体を使う力,B耳と身体を使う力,C記憶する力
D模倣する力,Eイメージする力,F概念形成の力,G協調性・社会性の力
(『発達の遅れと育ちサポートプログラム』加藤博之著,2009年,明治図書)
これらは,@からほぼ順に進んでいくという流れはあるものの,実際には同時進行的に育てていくものが多く,それぞれが絡み合って@からGへと進んでいきます。特に,就学を考えた場合,Aの視覚−運動系の力,手指の操作性を中心に,記憶,模倣,イメージ,そして概念形成へと高次化させていく必要があるでしょう。これらの活動によって身についた力が,教科学習(国語,算数)やコミュニケーション,社会性の発達へと結びついていくわけです。
就学後においては,いわゆる小学校1〜2年生レベルの課題を表面的に繰り返すだけでは不十分です。それでは,本来時間をかけて学ぶべき「鍵」となる学習内容を,一通りの経験で済ませ,結局何も身につかずに通り過ぎてしまうということになりかねません。だからこそ,私は一般的なカリキュラムにプラスして,重点的に行うべき項目を,できる限り早期に行うことを提案したいのです。
本シリーズでは,発達に遅れやつまずきのある子どもたちを対象に,国語・算数・ソーシャルスキルのワークを通じて,学力や社会性を育てていくことを目標としています。一見して,よくある課題も見られますが,本書ではそれらをただ順番に行っていくのではなく,発達的な視点に基づいて,まず最初に何をやるべきか,その後つまずいたときにどこに戻るべきか,という内容を積極的に提案させていただいています。量をこなすよりも,限られた課題をうまく組み合わせ,発達的につなげていくことこそが,子どもを育てる大きな力となるわけです。
最後に,本シリーズの執筆にあたり,発達支援教室ビリーブの発足当初からワークの作成を共にし,常に貴重なアドバイスをしていただいているパートナーである藤江美香さん(ビリーブ副代表),そして頑張り屋のスタッフ橋本明里さんに,心よりお礼申し上げます。
また,すでに5冊もの出版物の編集を担当していただき,本著の出版も勧めていただいた,明治図書出版の佐藤智恵さんの温かく熱意あるご援助に,心から感謝の意を表します。
著者 /加藤 博之
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- 明治図書
- 解答、解説があり、個に丁寧に対応できてとても良いですね、2021/6/1250代・小学校教員
- とてもわかりやすい構成になっており、すぐに使えて助かります。ありがとうございます。2019/11/2430代・公務員
- 使用して、子どもたちへの確かな手ごたえと学力向上が示されています。同じプリントを何度も繰り返し実施することも大切です。2015/10/12小学校支援学級担任