- はじめに
- 本書の構成と使い方
- 第1部 本書を活用するにあたって
- 第2部 「操作して,解く力」の基礎力・チャレンジワーク
- 1 数の合成・分解 1〜8のワーク
- あといくつで10になるかな/でんしゃのひきざん/つみきのかず1/つみきのかず2/つみきのかず3/つみきのかず4/□はいくつかな1/□はいくつかな2
- 解答&解説
- 2 いろいろな文章題 9〜20のワーク
- おおいとすくない1/おおいとすくない2/おおいとすくない3/ぶんしょうだい1/ぶんしょうだい2/ぶんしょうだい3/ぶんしょうだい4/ぶんしょうだい5/テープをくっつけよう1/テープをくっつけよう2/テープをくっつけよう3/テープをくっつけよう4
- 解答&解説
- 3 線分図 21〜29のワーク
- せんぶんず1/せんぶんず2/せんぶんず3/せんぶんず4/せんぶんず(ぶんしょうだい)1/せんぶんず(ぶんしょうだい)2/せんぶんず(ぶんしょうだい)3/せんぶんず(ぶんしょうだい)4/せんぶんず(ぶんしょうだい)5
- 解答&解説
- 4 絵をかいて考えよう 30〜39のワーク
- えをかこう1/えをかこう2/えをかこう3/バスにのる人・おりる人1/バスにのる人・おりる人2/バスにのる人・おりる人3/バスにのる人・おりる人4/エレベーターにのる人・おりる人1/エレベーターにのる人・おりる人2/エレベーターにのる人・おりる人3
- 解答&解説
- 5 お金の計算 40〜48のワーク
- いくらかな1/いくらかな2/いくらかな3/さいふのお金1/さいふのお金2/さいふのお金3/買い物に行こう1/買い物に行こう2/買い物に行こう3
- 解答&解説
- 6 いろいろな数え方 49〜56のワーク
- えんぴつをかぞえよう/人をかぞえよう/にっすうをかぞえよう/ねこをかぞえよう/うちあげ花火をかぞえよう/ちゃわんをかぞえよう/ほすうをかぞえよう/ホテルにとまろう
- 解答&解説
- 7 形に慣れよう 57〜61のワーク
- □の大きさにあわせて形をかこう1/□の大きさにあわせて形をかこう2/□の大きさにあわせて形をかこう3/△はいくつはいるかな1/△はいくつはいるかな2
- 解答&解説
- 8 線の長さ 62〜67のワーク
- ○はいくつかな1/○はいくつかな2/○はいくつかな3/せんをかこう1/せんをかこう2/せんをかこう3
- 解答&解説
- 9 順番・位置を考えよう 68〜80のワーク
- むきはどっち/どうぶつはどこかな1/どうぶつはどこかな2/どうぶつはどこかな3/どうぶつはどこかな4/どうぶつはどこかな5/どうぶつアパート1/どうぶつアパート2/せきはどこかな1/せきはどこかな2/せきはどこかな3/せきはどこかな4/せきはどこかな5
- 解答&解説
- 10 すごろくをしよう 81〜85のワーク
- すごろくをしよう1/すごろくをしよう2/すごろくをしよう3/すごろくをしよう4/すごろくをしよう5
- 解答&解説
はじめに
発達に遅れや偏りのある子どもが,スムーズに学習に取り組むためには,身につけておくべき基礎(土台)があります。土台があって初めて,いろいろな学習に乗ることができるのです。
私は発達促進に必要な力を,以下の8つの柱としてまとめてみました。
@身体を意識する力,A目と身体を使う力,B耳と身体を使う力,C記憶する力
D模倣する力,Eイメージする力,F概念形成の力,G協調性・社会性の力
(『発達の遅れと育ちサポートプログラム』加藤博之著,2009年,明治図書)
これらは,@からほぼ順に進んでいくという流れはあるものの,実際には同時進行的に育てていくものが多く,それぞれが絡み合って@からGへと進んでいきます。特に,就学を考えた場合,Aの視覚−運動系の力,手指の操作性を中心に,記憶,模倣,イメージ,そして概念形成へと高次化させていく必要があるでしょう。これらの活動によって身についた力が,教科学習(国語,算数)やコミュニケーション,社会性の発達へと結びついていくわけです。
就学後においては,いわゆる小学校1〜2年生レベルの課題を表面的に繰り返すだけでは不十分です。それでは,本来時間をかけて学ぶべき「鍵」となる学習内容を,一通りの経験で済ませ,結局何も身につかずに通り過ぎてしまうということになりかねません。だからこそ,私は一般的なカリキュラムにプラスして,重点的に行うべき項目を,できる限り早期に行うことを提案したいのです。
本シリーズでは,発達に遅れやつまずきのある子どもたちを対象に,国語・算数・ソーシャルスキルのワークを通じて,学力や社会性を育てていくことを目標としています。一見して,よくある課題も見られますが,本書ではそれらをただ順番に行っていくのではなく,発達的な視点に基づいて,まず最初に何をやるべきか,その後つまずいたときにどこに戻るべきか,という内容を積極的に提案させていただいています。量をこなすよりも,限られた課題をうまく組み合わせ,発達的につなげていくことこそが,子どもを育てる大きな力となるわけです。
最後に,本シリーズの執筆にあたり,発達支援教室ビリーブの発足当初からワークの作成を共にし,常に貴重なアドバイスをしていただいているパートナーである藤江美香さん(ビリーブ副代表),そして頑張り屋のスタッフ橋本明里さんに,心よりお礼申し上げます。
また,すでに6冊もの出版物の編集を担当していただき,本著の出版も勧めていただいた,明治図書出版の佐藤智恵さんの温かく熱意あるご援助に,心から感謝の意を表します。
著者 /加藤 博之
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- 明治図書
- 算数の土台や基礎の部分は、少ない問題数のプリントをたくさん作らないといけないので、その参考となりました。2021/5/1840代・小学校教員
- とてもわかりやすい教材ですぐ使えるのでありがたいです。2019/11/2430代・公務員