- はじめに
- この本の使い方・ICT教材の使い方
- Prologue 絶対成功する!ICT教材活用のポイント5
- Point1 ネイティブ音声を何度も聞きたくなる「しかけ」をする
- Point2 シンプルでわかりやすく手軽に使えるようにする
- Point3 やってみたい!自分でも,できるかも!!と思わせる
- Point4 リアルに近づける!本物っぽい体験ができる
- Point5 文字やイラストを並べ替えるだけで文構造が身につく
- Chapter_01 話す活動を取り入れた英語ICT教材&アクティビティ16
- 1 教室名言えるかゲーム(教室名)
- 2 おもち数字ゲーム@(数字)
- 3 おもち数字ゲームA(数字)
- 4 太陽であいさつゲーム(あいさつ)
- 5 How are you? インタビュー(気分の表現)
- 6 お話でHow are you?(気分の表現)
- 7 好きな色は?(色)
- 8 好きな折り紙の色は?(色)
- 9 ジェスチャーゲーム(ジェスチャー)
- 10 好きなものインタビューゲーム(好きなものの表現)
- 11 曜日ゲーム(曜日)
- 12 矢印ゲーム(道案内)
- 13 フルーツパフェ(何が欲しい?の表現)
- 14 クリスマスツリー(何が欲しい?の表現)
- 15 フルーツサンド(何が欲しい?の表現)
- 16 オリジナルピザ(何が欲しい?の表現)
- Chapter_02 聞く活動を取り入れた英語ICT教材&アクティビティ16
- 1 誕生日を聞いてみよう(誕生日)
- 2 お日様とあいさつをしよう(あいさつ)
- 3 今日の気分は?(いろいろな気分の表現)
- 4 天気ゲーム(天気)
- 5 What day is it? ゲーム(曜日)
- 6 色のキーワードゲーム(色)
- 7 形ゲーム(形)
- 8 いろいろゲーム@(色)
- 9 いろいろゲームA(色)
- 10 いろいろゲームB(色)
- 11 童話でどの気分?(いろいろな気分の表現)
- 12 What time is it? ゲーム(時刻)
- 13 教室ゲーム(教室名)
- 14 ブロッククイズ(教室名)
- 15 文房具ゲーム@(文房具)
- 16 文房具ゲームA(文房具)
- Chapter_03 読む活動を取り入れた英語ICT教材&アクティビティ8
- 1 名前を紹介しよう(アルファベット)
- 2 アルファベットの色の秘密@(アルファベット)
- 3 アルファベットの色の秘密A(アルファベット)
- 4 日常生活や宝物を紹介しよう(住んでいる場所や学校名など)
- 5 スノーボードの技で数字を読もう(数字)
- 6 ABCを並べて読んでみよう(アルファベット)
- 7 行ってみたい国を言ってみよう(国名)
- 8 食物連鎖@(住んでいるところ・食べるものの表現)
- Chapter_04 書く活動を取り入れた英語ICT教材&アクティビティ6
- 1 夏休みの思い出@(過去形)
- 2 おすすめの国を紹介しよう(紹介する表現)
- 3 夏休みの思い出A(過去形)
- 4 オリジナルカレーを紹介しよう@(紹介する表現)
- 5 オリジナルカレーを紹介しようA(紹介する表現)
- 6 食物連鎖A(住んでいるところ・食べるものの表現)
- Chapter_05 発音&綴りに慣れ親しむ英語ICT教材&アクティビティ4
- 1 -ooの綴りの英語を書こう(-ooの綴りの単語)
- 2 -eeの綴りの英語を書こう(-eeの綴りの単語)
- 3 -oaの綴りの英語を書こう(-oaの綴りの単語)
- 4 -eaの綴りの英語を書こう(-eaの綴りの単語)
- おわりに
はじめに
GIGAスクール構想が始まってから,『絶対成功する,ICTを使った授業!』や『誰でもできる,タブレットの活用方法!』のようなタイトルの書籍が巷にあふれています。先生方は,日々の授業でICTを活用したい,児童がタブレットを活用して学べるようにしたいと考えて,各地の研修会などにも参加していることでしょう。しかし,どんなに書籍を読んでも,実際に授業でICTを使ってみると,全然うまくいかない,児童がすぐに飽きてしまう,そんな経験があるのではないでしょうか? 小中学校の授業を,パソコンの操作にたとえてみます。新しいパソコンを購入したら,マニュアルを読んで設定の方法を知ります。これは授業でいえば「指導観」や「指導哲学」の見直しにあたるものです。また,パソコンを動かすためにはOS(オペレーティングシステム)が重要です。OSを最新のものに更新していかないと,パソコンはうまく動かなくなったり,動きが遅くなったりします。これは,「授業設計」の工夫にあたるものです。さらに,パソコンを活用するには,ソフトをインストールする必要があります。これは,授業でいえば,「教材」や「指導法」の研究にあたるものです。
いろいろな書籍を読んでも,なかなかICT活用がうまく進まないのは,古いマニュアルを読みながら,10年以上前のOSを搭載したパソコンに,最新鋭の機能を備えたソフトをインストールしようとすることと似ています。これでは,どれだけ待ってもパソコンにソフトがインストールされず,マニュアルを参照しても解決方法が見当たらないはずです。では,授業でICTを活用できるようにするには,どうしたらよいのでしょうか?
まずは,なぜ,ICTを使った授業を進める必要があるのか,ICTを使った授業でどんなことができるようになるのか,つまり「指導観」や「授業哲学」に関する,最新マニュアルに目を通す必要があります。しかし,忙しい先生方にとって,マニュアルを読む時間を見つけるのも大変です。そんな場合には,動画視聴をおすすめします。通勤中の車内で音声を聞くだけでも十分です。文部科学省のmextchannelでは,『GIGAスクール構想×○○』という動画番組を提供しています。
次は,OSの更新です。最新マニュアルを確認して,新しい指導観や指導哲学を学んだら,それに合わせてOSをアップデートします。ICTを授業のどの場面で,どんな使い方をするのが効果的なのかを学び,授業設計に役立てるのです。これには,文部科学省が公開している『StuDX Style』のWebサイトが参考になります。様々な教科や領域で,ICTを活用した授業づくりの最新事例を調べることができます。
そして,いよいよソフトウェアやアプリのインストールです。最新の授業設計の中で,具体的にどんな教材や活動を行っていけばよいのかを知る必要があります。そのためには,本書『英語が好きになる!楽しく話せる!英語ICT教材&アクティビティ50』をおすすめします。本書には,小学校外国語の現場でICTを使った授業に長年取り組んできた教師が,活動の目的や場面,状況に合わせてどんな教材が使えるか,具体的に解説しています。また,各活動には,ダウンロードして授業でそのまま使えるICT教材がついています。先生方がご自身の端末で読み込み,教室のモニターなどに映して指導用教材として即活用できます。また,児童が自分たちの端末でICT教材を使えば,自分で音声を聞きながら新しい表現に慣れ親しんだり,友達とペアやグループで協働的に学んだりする場面にも利用できます。本書を活用して,先生方や児童が気軽に,楽しくICTを活用した授業が進められることを願っています。
2023年8月 /加藤 拓由
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- 明治図書
- 高学年の外国語の担当で、すき間時間にゲームができたらと思い、購入しました。2024/8/1350代 小学校教諭