特別支援教育サポートBOOKS
学校・先生と家庭をつなぐ! 発達障害のある子を支える担任と保護者の連携ガイド

特別支援教育サポートBOOKS学校・先生と家庭をつなぐ! 発達障害のある子を支える担任と保護者の連携ガイド

新刊

学校と家庭、同じ方向を見て子どもを支える

発達障害のある子を支える最大のポイントは、学校と家庭の連携にあります。個別の指導計画のあり方からトラブル対応まで、先生・保護者双方の立場から困っている子どものためにできることを、SNSで大人気の現役スクールカウンセラーめい先生が解説した1冊です。


紙版価格: 2,156円(税込)

送料・代引手数料無料

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電子版予価: 1,940円(税込)

9/18刊行予定

ISBN:
978-4-18-176345-9
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
対象:
小・他
仕様:
四六判 192頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年9月9日

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 保護者と共有しておきたいマインド
1 圧倒的に困っているのは「子ども本人」
2 学校の中の「多すぎる当たり前」
3 特別支援を進めるための絶対条件「信頼関係」
4 学校と保護者を繋ぐ「支援計画」
5 「かわいい」は最強、「好き」は無敵
第2章 学校と保護者 双方の願いから考えるお悩み相談30
0 相談を受けるときの基本スタンス
保護者の立場から
CASE1 先生が怖くて、学校に行きたがりません。
CASE2 給食が食べられなくて、休むと言っています。
CASE3 友達トラブルが多いから、絶対に人をつけてほしい。
CASE4 うちの子はもともとこういう子なので、検査は必要ありません。
CASE5 同じクラスの子から暴言や暴力を受けていて、どうにかしてほしい。
CASE6 学校に置き忘れてくるものが多すぎます。
CASE7 登校しぶりがひどくて、支援級に転籍したいです。
CASE8 不登校、毎日学校に電話しなくてはダメですか?
CASE9 宿題が多すぎて、毎日大変そうです。
CASE10 通級や支援級をすすめられすぎて疲弊しています。
CASE11 うちの子が困りごとのある子のお世話ばかりしていませんか?
CASE12 急に大きな声を出す子のことを怖いと言っているのですが…
CASE13 去年の先生では問題がなかったのに、今年はおかしい…
CASE14 引き継ぎはしっかりされているのでしょうか?
CASE15 お願いしているのに、交流へ行かせてもらえません。
先生の立場から
CASE1 教室から出て行ってしまう子への対応はどうすべき?
CASE2 保護者から「専門性がない」「もっと勉強して」と言われて…
CASE3 「いじめられる方も悪い」は本当ですか?
CASE4 合理的配慮を依頼されたけれど、すでに手いっぱいで…
CASE5 支援計画がずっと「継続」で、保護者や子どもに申し訳ない…
CASE6 将来を考えたら今がんばった方がいいと思うけど、親ががんばらせない…
CASE7 合理的配慮は「ずるい」のでしょうか?
CASE8 子どもの実態と保護者の理想が合いません…
CASE9 教室に補助で入ってくれる保護者の存在感が強すぎます。
CASE10 「自分も子どものころそうだったから大丈夫」と言われたら?
CASE11 「特別支援教育って差別ですよね?」と言われたら?
CASE12 管理職の協力がなかなか得られません…
CASE13 好きな活動のときにだけ来る不登校の子。ほかの子に説明ができなくて…
CASE14 保護者が障害を受容できておらず、子どもの自己肯定感が育ちません…
CASE15 学校での様子を伝えても、「家ではそんなことない」と言われてしまい…
第3章 この本を手に取ってくださった保護者の方に伝えたい3つのこと
1 実は先生も「特別支援教育」がわからなくて困っている
2 子育てのゴールをイメージしておこう
3 子どもを中心に大人の「応援団ネットワーク」をつくろう
おわりに
参考文献一覧

はじめに

 「私はこれで、大丈夫」「子どもたちも、これで大丈夫」と、心から信じられる先生・親になっていきましょう!


 本書を手に取ってくださり、ありがとうございます。著者の西木めいと申します。


 「本当は、子どもにもっといい支援をしてあげたい」

 「自分とのかかわりを通して、子どもをぐんぐん成長させてあげたい」

 「保護者と協力しながら、子どものよいところを伸ばしてあげたい」

 私のところには、先生方からこんなお悩みがたくさん届きます。

 保護者の方から相談いただく内容についても、

 「先生ともっと協力して、子どもの困りごとを減らしたい」

 「子どもが学校を嫌がらず、すっと登校してほしい」

このような「学校や先生との連携を望む声」があふれています。


 普段は小学校と中学校でスクールカウンセラーとして、親子や先生のサポートをしています。一方で、Instagram を通じて、発達の凸凹や癇癪、不登校に悩む親御さんに向けて、お悩み解決のための発信活動も行っています。

 私は、大学で特別支援教育を専攻した後、小学校の通常の学級の担任、特別支援学校(小学部)の担任、自治体の就学支援委員会(就学相談)の調査員、特別支援教育コーディネーターなどを経験させていただきました。現在は、小学校の保護者向けに子育て講演会を行ったり、Instagram の声を集めて国会議員の方まで届けに行ったりもしております。


 学校の中では、「ここをちょっと変えれば、もっと先生と保護者が協力できるのになあ」と残念に感じるトラブルが頻発しています。先生が多忙と言われる時代だからこそ、保護者をどんどん味方にして、子どもを見守る応援団をつくっていくことが、子どもを取り巻く現状を楽にしていく一歩となるのです。本書では、子どもも保護者も先生も、みんながお互いを大切にしながら、今よりずっと楽になる方法をお伝えしています。

 この本の内容が、何かのヒントになりますように、心から願っています。

(本書で取り上げた事例は、個人が特定されないように編集を入れております。)

著者紹介

西木 めい(にしき めい)著書を検索»

現役スクールカウンセラー兼発達凸凹支援コンサルタント

国立大学教育学部特別支援学科を卒業後、小学校(通常の学級)の教員に。その後、自分の専門性を高めるために特別支援学校へノープランで飛びこみ、5年間担任を経験。その後再度通常の学級の担任や特別支援教育コーディネーターとして16年間の経験を経て、スクールカウンセラーに転身。

発達凸凹っ子のママパパと先生を助ける「発達凸凹支援コンサルタント」として、これまで2300人以上の方にコンサルを実施。ママパパ向けのほめ方叱り方講座をオンラインで行ったり、小学生の保護者100人以上が集まる子育て講演会も実地開催したりしている。

SNS での発信も継続し、現在 Instagram のフォロワーは4.7万人(2024年8月現在)。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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