- まえがき
- 1章 校長としての心構え
- 01 校長は児童,教職員を「宝」と思う
- 02 校長は学校を「一家」と考える
- 03 校長はビジョンを語る
- 04 校長は例えれば鵜飼いである
- 05 校長は人材育成に邁進する
- 06 校長はマネージャーである
- 07 校長は常に判断する
- 08 校長はときに難破船の船長となる
- 09 校長は保護者対応の最後の砦となる
- 10 校長は子供の未来を考える
- 11 校長は自分の花を咲かせない
- 12 校長は常に学び続ける
- 13 校長はいつも笑顔で健康で
- 2章 校長の12か月の仕事
- 01 校長の職務
- 02 校長の日々の仕事
- 03 4月 はじめよければすべてよし
- 04 5月 周囲にしっかり目を向ける
- 05 6月 気を抜かずに職員や児童を見守る
- 06 7月 浮足立たないように
- 07 8月 リフレッシュを大切に
- 08 9月・10月 気持ちを新たに
- 09 11月・12月 次年度の見通しまで考えて
- 10 1月・2月 何事も先手必勝
- 11 3月 人事も妥協せず
- 3章 組織マネジメント
- 01 学校経営の理念を共有する
- 02 居心地のよい職場をつくる
- 03 人間関係を正す
- 04 教頭を育てる
- 05 研修を推進する
- 06 授業力を高める
- 07 業務を改善する
- 08 学級崩壊を予防する
- 09 不祥事を根絶する
- 10 各々の生き方を支援する
- 4章 子供との関係づくり
- 01 子供向けに「校長だより」を書く
- 02 全校朝会で道徳の授業を行う
- 03 一人ひとりと会話をする
- 04 休み時間に校庭に出る
- 05 合理的配慮を施す
- 06 マイノリティの味方になる
- 07 ときには授業をする
- 08 日本の伝統文化に触れさせる
- 09 言葉を正す
- 10 活躍をほめる,応援する
- 5章 保護者・地域との関係づくり
- 01 情報を配信する
- 02 PTAとの連携を深める
- 03 学校の応援団に感謝する
- 04 地域の行事に参加する
- 05 スクールガードさんと仲良くなる
- 06 地域住民からのクレームに対応する
- 6章 学校だより・職員室だより・校長だより
- 01 学校だより
- 02 職員室だより
- 03 校長だより
まえがき
退職まで3年というところで,どうにかギリギリ校長に就任することができた“フジキ”です。夢がやっとかないました。
私は,5年間教頭をしていて,教頭3年目には校長選考で合格をいただいていましたから,2年間の待ち時間がありました。人事は人事ですから,腐らず,いじけず,うらやましがらず……,待ちました。その2年間,私は校長になれることを信じて,校長になるための準備をしてきました。
校長になったらやりたいことは? 私が校長だったらどうするかな?……と。
・どんな学校にしたいか
・どんな子供たちに育てたいか
・どんなふうに保護者や地域の方と関わり合いたいか
校長対象のセミナーに教頭だけれど参加させてもらったこともあります。
学校運営に関する校長向けの書籍も読みあさりました。
元校長先生であった大先輩からの教えも乞いました。
そんな私でしたから,校長に就任したら,あれもこれもとやりたいことがあふれてきました。「あんまりすぐに何でも変えたらだめだよ」「着任したら1年間は様子をみるといいよ」とアドバイスをしてくれる方もいました。でも,私に与えられた時間は3年。毎日毎日が愛おしい時間。できるだけ先生方と話し合って,できるだけ子供たちとふれあって,できるだけ家庭や地域と関わって,校長という職務を全うしたいと思うのです。
校長就任半年で,このような本を書かせていただけたのはとてもうれしいことです。この本が,これから校長になる方に元気と勇気を贈れたらいいなと思います。校長就任はゴールではなく新しい職務のスタート。大変なこともありますが,楽しいことはもっとたくさんあります。校長になる前に,いろいろと思索しておけば,充実した校長ライフを送ることができるでしょう。この本が,これからの教育を担う校長先生方のお役に立てたら幸いです。
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- 明治図書
- 同じ立場の校長として、納得する点が多く、自分のしていることの後押しともなるような内容だった。前向きに自己を高めようとする著者の生き様が素敵でした!2024/9/150代・2年目校長
- 学校で起こり得るあらゆるケースにていねいに対応した構成になっている。2024/5/750代・教委
- 模索中の自分にとって、道標になる一冊です。続編をお願いします。2024/1/750代 中学校女性管理職
- 昔からよく利用させていただいています。2023/8/2150代・小学校管理職