- まえがき
- 1 1ミリの変化が指導を変える!「学級経営のコツ」
- 1 子どものやる気を引き出す条件
- 2 子どもをスマートに率いる5原則
- 3 頑張った子が報われるようフォローする
- 4 集団の教育力を生かそう
- 5 「西洋医学的指導」と「東洋医学的指導」両方取り入れる
- 6 リーダーシップを使い分ける―ティーチングvsコーチング―
- 7 「自立」を意識した意図的な対応を
- 8 「自律的な行動」に導く
- 9 「自律的な行動」に差が出る理由
- 10 「半自律段階」を意識しよう
- 11 ヒドゥンカリキュラムを意図的に活用する
- 12 教師の熱を移す
- 2 1ミリの変化が指導を変える!「授業のコツ」
- 1 「教える」という行為が抜けていませんか?
- 2 先に望ましい行動を示す
- 3 「教える」が抜けやすいとき
- 4 子どもに高いゴールをもたせよう
- 5 教えは外から,工夫は内から
- 6 細部にこだわり,掘り下げる
- 7 授業におけるありがちな失敗
- 8 授業を変える「ある意識」
- 9 子どもを受け身にさせない工夫
- 10 「抵抗」のある授業
- 11 子どもが授業に食いつく「演出」
- 12 意外とできていない教師のコミュニケーション
- 3 1ミリの変化が指導を変える! 教育への考え方
- 1 自分はどんな教師か知らせよう
- 2 「手抜き」をしていないか
- 3 対症療法ではなく,根本を変える
- 4 その子が主役のドラマになるように
- 5 「見取り・助言」を忘れない
- 6 頑張りを認めるチャンスを逃さない
- 7 よい方向へのベクトルを生じさせる
- 8 学び続ける者だけが教壇に立てるという意味
- 9 学級に「大きな流れ」を生み出すことが先決―集団統率における「水の流れ理論」―
- 10 叱れない人のための処方箋
- 11 相手を自分だと思って接する
- 引用・参考文献
- あとがき
- 本書は,連載「教師なら必ずマスターしたい指導技術集」を原典とし,新たに内容を大幅に調整・書き直した上で,新原稿を加えてまとめたものです。
まえがき
どんな教室だって,教師の知識と技能,考え方に規定された指導しかなされていません。
教師の力量によって,子どもたちの一年の成長に違いが出るのは,こういう点にあります。
子どもにとって,教師の影響は,かなり大きいのです。
反対に言えば,次のことが言えます。
教師の指導を「わずか1ミリ」変化させることが,大きな成果を生む。
いつも行っている指導を,ほんの少し変化させるだけで,指導の結果は違ってきます。
一年間の指導が積み重なれば,さらに大きな成果が生み出されるのです。
子どもを成長させられるかどうかは,教師にかかっています。
毎日の指導を,ほんのちょっとだけ変えればよいのです。
「わずか1ミリの変化」でよいのです。
本書は,「わずか1ミリ」の変化を促すための,学級づくり,授業づくりのコツを紹介しています。
教師の指導に必要な「知識」と「技能」,そして「考え方」を知れば,きっと明日からの指導は変わります。
2019年1月 /大前 暁政
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- 明治図書
- 一つ一つがかなり具体的でわかりやすかった。2022/2/140代・小学校教員
- 細かい点にも配慮しなければならないことが分かり、とても勉強になりました。2020/4/2240代・小学校教員
- 授業や生徒指導、学級経営をする上で意識すべきことが実践的に紹介されていた。2019/2/2220代・中学校教員