- はじめに
- Chapter 0 本書で活用する ICT
- Google Classroom
- Google フォーム
- Google Meet
- Google スライド
- iMovie
- Padlet
- Kahoot!
- ChatGPT
- Canva
- column Canva for Education
- Chapter 1 保健室経営×ICT
- ルーティン
- 欠席連絡
- 健康観察
- 水質検査
- 在庫管理
- 調査・アンケート
- 応急処置に悩んだ時の相談窓口
- 来室対応
- 来室記録
- 離席時対応
- コミュニケーションボード
- 痛み・心のスケール
- 便利カード集
- 保健室のルールづくり・共有
- 保健だより
- 簡単に作成する技
- さらに手軽に作成する技
- かわいくカラーに再編集する技
- Canva の便利機能
- column 救命サポーター
- Chapter 2 健康診断×ICT
- 検診前ミニ保健教育
- 尿検査のお知らせ
- 健診待ち時間表示ボード
- 検診・検査結果の直接入力
- 離れた検診会場を遠隔チェック
- 視力検査が苦手な子供への対応
- column 差し込み印刷
- Chapter 3 保健教育×ICT
- 授業の導入
- 授業の準備と進行
- 疑問・質問・意見出し
- 授業の復習
- 遠隔での TT 授業
- 健康診断のデータの共有
- 小3 健康的な生活「手洗いチェッカー」
- 小4 体の発育・発達
- 小5 けがの防止 @
- 小5 けがの防止 A
- 小6 病気の予防「歯の赤染め」
- column 災害時に私たちがICTでできること
- Chapter 4 保健委員会・校務分掌×ICT
- 保健委員会
- グループ作成
- 委員会始め・年間活動計画
- ポスター作成
- 在庫管理などの常時活動
- オリジナルイラストの生成
- 発表活動
- 1年間のまとめ
- その他の分掌
- エピペン研修会
- オンラインカウンセリングの設定
- 支援員等の配置の共有
- プレゼンテーションの自動作成
- 研究会などでの受付業務
- 保健目標のたたき台作成・教育計画の添削
- column ホケモン GO
- Chapter 5 季節・学校行事×ICT
- WBGT の周知
- 体育着・服のレンタル状況の把握
- シャトルランの不調者チェック
- 宿泊行事での看護師との記録の共有
- 就学時健診混雑表示ボード
- 教育実習生の記録
- 卒業生への身長体重カード
- column 手洗い FES
- 付録 保健室で過ごす子供との関係づくり裏ワザ集
- デジタル健康すごろく
- デジタルスクラッチアート
- 桃太郎電鉄 教育版
- column 色のシミュレータ
- おわりに
はじめに
私たち養護教諭は日々,子供たちと接する中で様々な課題に直面しています。その中でも,日々の業務の効率化は重要な課題の1つです。
この本は,そうした課題に対処するために,ICT の活用方法を紹介しています。
ICT を上手に活用することで,保健室業務はスムーズになり,子供たちへの新しいアプローチの方法も生まれます。
しかし,パソコンを含む ICT 機器を使うことに苦手意識をもつ方もいらっしゃるかもしれません。そういった方々も,この本を読めば ICT の基本から応用まで,ステップバイステップで理解できるようになっています。ページをめくるだけで,やり方が自然と頭に浮かんでくるはずです。
第1章では,欠席連絡や健康観察,水質検査などの日常的な業務の効率化について説明しています。調査やアンケート結果の集約なども取り上げています。
第2章では,デジタルサイネージ(タブレットなどの電子機器を使った情報発信のシステム,電子看板など)を使ったミニ保健教育や尿検査のお知らせ,それぞれの検診の待ち時間の表示など,健康診断の効率化に焦点を当てています。
第3章では,授業の教材準備から導入,復習,遠隔授業など,保健教育における ICT の活用方法について解説しています。
第4章では,保健委員会の運営や校務分掌における ICT の利用方法を紹介しています。オリジナルイラストの生成,スクールカウンセラーとのオンラインカウンセリングの設定,発表スライドの作成なども含まれています。
第5章では,季節ごとの学校行事や健康関連イベントでの ICT の活用を紹介しています。WBGT(暑さ指数)のデジタル表示や体育着のレンタル状況の管理・発信,宿泊行事での看護師との記録の共有などを取り上げています。
最後に,この本を手に取ったすべての養護教諭の皆様が,ICT を活用して業務の効率化を図り,子供たちの健康と安全を守るための一助となることを願っています。
ぜひ,この本を通じて,保健室業務の新たな可能性を見つけていただければと思います。
2024年5月 /キジ
-
- 明治図書
- ICTを活用したいという思いはありましたが、実際に何をどう使えばいいのかわからず挑戦できずにいました。この本を読んで、何をどんなふうに使えばよいのか、手順も含めて説明がされていてとてもわかりやすかったです。読んでいて、これはあれにも使えそうだな、などイメージも湧きました。まずは自分自身の業務で使ってみて、楽しみながらどんどん活用の幅を広げて行きたいと思います。2024/8/3120代・高校教員