- まえがき
- 1章 緊張の0年目 事前準備で差がつく
- 第0印象は校内で共有される
- 教師の必需アイテムを揃えよう
- 何か1つ特技を磨いておく
- 育てたい子ども像を書き出しておく
- 挨拶は2パターン決めて用意しておく
- 2章 勢いの1年目 丁寧さと大胆さで乗り切る
- 事前準備
- 誠実で爽やかな挨拶を心がける
- とにかくメモをとって聞きまくれ!
- 最初は同じ学年の先生の仕事を真似すればよい
- 新年度準備リスト一覧表を特別に公開!
- 机上整理がとにかく大切
- 教室設営は確実に終わらせておく
- 学級の1日のスケジュール把握は非常に重要
- 担任としての指導軸やルールを決めておく
- 多くの先生は学級開きの時間がとれない?
- 学級開きの時間をたっぷり確保する作戦
- 学級開きから3日間の過ごし方の重要性と実例
- 学級経営
- 黄金の3日間(1日目)
- 黄金の3日間(2日目)
- 黄金の3日間(3日目)
- 学級で使える! 準備いらずのおすすめミニレク
- 学級で決めたシステムやルールを1か月続ける!
- 荷物の入れ方は見本と趣意説明のセットで!
- 子どもに伝わる指示の出し方
- 1人1当番システムを導入しよう!
- 給食指導のシステムづくりのポイント
- ズバリ! 掃除当番はこうやって決める!
- 掃除の仕方を教え,教師もいっしょに掃除を!
- 忘れ物をしたときの貸し出しボックスを用意
- 朝の会と帰りの会のマニュアルづくり
- 気になる子よりもまずは周りを固める!
- 授業で勝てないぶん,遊びで関係を築き上げる
- 欠席した子どもの保護者への連絡で大切にしたいこと
- 教室の清潔感をいつも維持しよう
- トラブル発生時は早期発見・早期解決がカギ
- 子どもが怪我したときの対処方法とは
- 長期休業前は荷物の持ち帰りと大掃除を忘れずに
- 長期休業に入る前に子どもの作品を外しておく
- 修了式で伝えたい最後のメッセージ
- 教室は年度はじめよりもきれいにし,初期化を!
- 授業
- まずは指導書通りの授業から始めよう!
- 授業の型を身につける〜国語編〜
- 授業の型を身につける〜算数編〜
- 授業の型を身につける〜社会編〜
- 授業の型を身につける〜理科編〜
- 授業の型を身につける〜体育編〜
- ノートチェックはほどほどに
- 名前順で集める? 判断力が重要!
- 評価の仕方やポイントは学年で共有しておく
- まずは所見の書き方を覚えよう!
- 通知表は説明責任が伴う!
- 学校行事
- 年度はじめの健診前に伝えたい学級での事前指導
- 新年度最初の学習参観・学級懇談会はここを押さえる
- はじめての家庭訪問の組み方
- はじめての家庭訪問どうしたらいいの?
- はじめての個人懇談会の予定の組み方
- 個人懇談会〜準備から終わりまで〜
- 避難訓練の事前指導
- 運動会は事前準備が何より大切!
- はじめてのプールで指導すべきこと
- 終業式で絶対欠かせない重要ポイント
- 校務
- 学年会計は後回しにすると危険!
- アンケート,回覧板はすぐにチェック
- 学級名簿をどんどん活用する
- 3章 飛躍の2年目 アレンジが成長を促す
- 学級経営
- 始業式で欠かせない重要ポイント
- GW明けには4月に決めたことの再確認を!
- 掃除の事前指導で掃除の必要性を伝える
- 子どもの作品の掲示物マンネリ化を防ぐ
- 各学期ごとに成果と課題を振り返る
- TPOを使い分けた指導ができるようにする
- 授業
- 新年度最初の授業開きアイデア〜国語編〜
- 新年度最初の授業開きアイデア〜算数編〜
- 新年度最初の授業開きアイデア〜理科編〜
- 新年度最初の授業開きアイデア〜社会編〜
- 新年度最初の授業開きアイデア〜体育編〜
- 研究教科を1つ決めよう!
- 学級目標や個人目標を決めよう!
- 指導書の授業をアレンジしよう
- 子どもの思考や反応を予想しながら授業づくりを!
- テストは即採点・即記録・即返却を!
- 休み時間以外のムダな空白の時間はNG
- 学校行事
- 運動会での演技・競技の指導ポイント
- 遠足の下見は最低限ここは押さえよ!
- 校務
- 書類とPCフォルダの整理をしよう
- 提案案件は質より締め切りを守ることが大事
- 学年だよりは前年度のテンプレを参考に!
- タブレットを有効活用し,時短につなげる
- 効率よく仕事を処理しよう〜テトリス仕事術〜
- ほんの少しの挑戦をしてみよう!
- 担当する学年の1年を見通そう!
- 少しずつ仕事を引き受けて信頼関係の構築を!
- 他の先生の授業や学級を見せていただく
- 自己投資やSNSを活用しスキルアップを!
- 4章 チャレンジの3年目 様々な活動を充実させる
- 事前準備
- 春休みの間に新年度の準備を進める
- 学級経営
- 席替えは友達のよさを知るチャンス!
- 普段から保護者に子どもの頑張りをこまめに伝える
- 暑中見舞いや年賀状で子どもとのつながりを!
- 会社活動(係活動)の活性化=学級の充実!
- 子どもたちにもっと任せよう!
- 授業
- 夏休みの間に教材研究を進めておく
- 子どもと子どもの考えをつなげる授業を!
- 学習環境を子どもに自己選択させよう!
- テストや課題は子どもの実態に応じて使い分ける
- オンラインドリルを活用しよう!
- 学校行事
- 運動会の成功は通過点にすぎない
- 校務
- 指導要録は冬休みの間に8割終えておく
- 仕事を割り振り,1人で抱え込まない!
- 無料で使える教育界最強アプリ2選
まえがき
本書を手に取っていただき,ありがとうございます。
本書は,今春から教師として現場で働かれる方,将来的に教師を目指されている学生の方,教師歴3年目までの方に向けて,「安定した学級経営をするためのアイデアや考え方」「職場の先輩や同僚と上手につきあっていく方法」「効率的で生産性を高める教師としての働き方」を具体的にお伝えする本です。
最初に私の自己紹介を少しさせてください。私は大阪府で公立小学校教師をしている柴田大翔と申します。現場のイチ教師として働く一方で,InstagramやVoicyなど各種SNSを通じて,毎日欠かさず情報発信も行っており,SNSでは,「ギガ先生」として活動しております。
ありがたいことにSNSの総フォロワー数は約2万人。本当に多くの方に情報をお届けすることができています。
さて,この本を書こうと思った理由ですが,一言でいうと,ずばり「教師の仕事の楽しさを伝えたい」からです。
私自身,初任から3年目の頃は,毎月の平均残業時間が120時間超え,多いときは140時間残業している月もありました。(ちなみに今の毎月の平均残業時間は,働き方を学んだことで,10時間以内と激減しております)
超絶残業をしていた若手の頃は確かに大変でしたが,学んだことがあります。それは,次の3つです。
@スタンダードな授業&ICTを活用した授業の行い方
A安定した学級経営をする様々なアイデア
B教師として欠いてはいけない大切な軸の在り方
この3つは,転勤先の学校でも,いずれも通用しており,本当に学んでおいてよかったと確信しています。
つまり,あの頃,私に足りなかったのは「効率的な働き方」です。働き方を学んでいたら,今よりもさらに教師としての仕事が充実していただろうし,子どもたちをもっと成長させてあげられたのになと痛感しています。
この本は,私が11年間の教師歴で学んだ様々な学級経営のアイデアや授業の組み立て方,効率的な働き方など……存分にまとめております。
つまり,この1冊に教師の仕事を充実させるために必要なことが,ほとんど網羅されており,いわゆるバイブル?トリセツ? みたいなものです。
この本を読み終えた後,「教師の仕事って楽しいかもな。よし! 頑張ってみようかな!」そう思っていただけることを切実に願っています。
/柴田 大翔
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- 明治図書
- 4月から小学校教員として働く上で、大切なことが学べたり、不安が少し解消したりしたので良かったです。2024/3/2520代・大学生
- とてもわかりやすく、今からでも素直な気持ちに戻り、反省も生かして、子供達と向き合う学級経営をしてみようと思いました2024/2/2650代・小学校教員