- はじめに
- この本の使い方
- 6年生理科の特徴
- 1 燃焼の仕組み
- 第一次 物を燃やすには何が必要か
- 第1時 物を燃やし続けるにはどうすればよいか…@
- 第2時 燃え続ける秘密・空気の正体…A
- 第3時 空気の正体・水上置換の仕方を知る…B
- 第4時 ちっ素や二酸化炭素の中で燃やしてみる…C
- 第5時 酸素の中で燃やしてみる…D
- 第二次 物が燃えると空気はどうなるのか
- 第1時 物が燃えると酸素はどうなるのか…E
- 第2時 物が燃えると二酸化炭素はどうなるのか…F
- 第3時 鉄を燃やすと空気はどうなるのか…G
- ポイント解説
- 2 人の体のつくりと働き
- 第一次 生命維持に必要な活動
- 第1時 体内に取り入れているもの…@
- 第ニ次 食べ物の消化と吸収
- 第1時 食べ物の消化…A
- 第2時 食べ物の消化と吸収…B
- 第三次 呼吸
- 第1時 吸う息と吐く息の違い1…C
- 第2時 吸う息と吐く息の違い2…D
- 第四次 心臓と血液
- 第1時 心臓のつくりと働き…E
- 第2時 心臓と血液の働き…F
- 第五次 臓器のつながり
- 第1時 血液の循環…G
- ポイント解説
- 3 植物の養分と水の通り道
- 第一次 植物と水
- 第1時 植物に取り入れられる水1…@
- 第2時 植物に取り入れられる水2…A
- 第3時 植物の体から出る水1…B
- 第4時 植物の体から出る水2…C
- 第5時 気孔の観察…D
- 第ニ次 植物と空気
- 第1時 植物と空気にはどのような関係があるか…E
- 第三次 植物と養分
- 第1時 植物は日光が当たると自分で養分をつくるのか1…F
- 第2時 植物は日光が当たると自分で養分をつくるのか2…G
- ポイント解説
- 4 生物と環境
- 第一次 食べ物を通した生物のつながり
- 第1時 私たちの食べ物とは何か…@
- 第2時 生物は養分を得る上で他の生物とどのように関わっているのか…A
- 第ニ次 空気を通した生物のつながり
- 第1時 生物は空気を通してどのように関わっているのか…B
- 第三次 生物と自然環境
- 第1時 生物が生きていくために必要なものは何か…C
- 第四次 私たちの暮らしと環境
- 第1時 水との関わり…D
- 第2時 空気との関わり…E
- 第3時 食べ物との関わり…F
- 第4時 奇跡の星・地球を守る…G
- ポイント解説
- 5 月と太陽
- 第一次 太陽と惑星
- 第1時 自ら光っている星…@
- 第ニ次 いろいろな月の形
- 第1時 月の形の見え方…A
- 第2時 月と太陽の位置関係…B
- 第三次 月と太陽
- 第1時 月と太陽の特徴…C
- ポイント解説
- 6 土地のつくりと変化
- 第一次 大地はどのようにできているのか
- 第1時 地面の下について想像する…@
- 第2時 地層の広がり方を調べる…A
- 第3時 れき・砂・どろを分けてみる…B
- 第4時 地層の粒を観察する…C
- 第ニ次 地層ができる仕組みを調べる
- 第1時 水のはたらきで地層をつくる…D
- 第2時 火山でできた地層を調べる…E
- 第三次 大地の変化を調べてまとめる
- 第1時 大地の変化を調べてまとめる…F
- ポイント解説
- 7 てこの規則性
- 第一次 棒を使って重い物を持ち上げる
- 第1時 小さい力で持ち上げるにはどうすればいいか…@
- 第2時 手ごたえで調べる…A
- 第3時 「実験用てこ」できまりを調べる…B
- 第4時 つりあいを計算して確かめる…C
- 第ニ次 てこを使った道具
- 第1時 てこを使った道具を調べる…D
- 第2時 輪じくについて考える…E
- 第3時 てんびんを作って重さをはかろう…F
- ポイント解説
- 8 水溶液の性質
- 第一次 水溶液のなかま分けをする
- 第1時 なかま分けの方法を考える…@
- 第2時 水溶液を蒸発させて調べる…A
- 第3時 水溶液から気体を取りだす…B
- 第4時 気体の正体を調べる…C
- 第5時 リトマス紙でなかま分けする…D
- 第ニ次 水溶液のはたらきを調べる
- 第1時 酸性やアルカリ性の水溶液のはたらきを調べる…E
- 第2時 スーパー液のはたらきを調べる…F
- 第3時 水溶液にとけた金属はどうなったか調べる…G
- ポイント解説
- 9 電気の利用
- 第一次 電気をつくる
- 第1時 電気をつくる仕組み1…@
- 第2時 電気をつくる仕組み2…A
- 第3時 電気をつくる仕組み3…B
- 第4時 手回し発電機の仕組み…C
- 第ニ次 電気を蓄える
- 第1時 電池とコンデンサー…D
- 第2時 コンデンサーの特徴…E
- 第3時 発光ダイオードの特徴…F
- 第三次 電流による発熱
- 第1時 電熱線の発熱…G
- 第四次 電気の利用
- 第1時 電気を利用したもの…H
- 第五次 プログラミング学習
- 第1時 プログラムの基本を学ぼう…I
はじめに
小学校の先生の8割以上は文系であり,理科に苦手意識をもっていると言われています。これは仕方のないことなのですが,先生が自信なさそうに授業をしたのでは,子どもたちも理科が嫌いになってしまいます。それでは困ります。そこで理科の苦手な先生をサポートしようと企画したのが『文系教師のための』シリーズです。おかげさまで『理科授業note 』に始まる本シリーズはたくさんの先生方に読んでいただき,「理科授業に自信が持てるようになった」といったうれしいお便りをたくさん頂いております。
今回は「すぐ使えるワークシート」をコンセプトに著しましたが,これまで同様,理科の得意な人にしかできないようなマニアックな技術ではなく,誰がやっても効果の上がる確かな実践やコツをまとめてみました。小学校の先生は基本的に空き時間がほとんどなく,図工・体育・音楽・書写…と準備・片付けの必要な科目ばかりで,短い休み時間もバタバタと走り回っているのが現状なのではないでしょうか。本書は,そんな忙しい先生方を想定して作っています。
じっくりと読み深める余裕がなくても,理科室に行ってパッと本書を開いてください。授業の大まかな流れもワークシートの記入例も載っています。1分間だけ斜め読みして,すぐ授業!! 教科書と本書を教卓に並べて広げたまま授業をしてください。ワークシートを配り,記入例のようになるよう児童に指示を与えていけば,気がつけば理科の授業が成立しているはずです。
「ベテラン教師のワザをどの先生にも!」が我々執筆者の合言葉です。時間があればワークシート例の横に配置した「指導のポイント」もお読みください。
理科嫌いが問題だと言われて久しいですが,子どもたちは決して理科嫌いではありません。何が問題なのかを意識させ,自分なりの予想を立てて友達と意見をぶつけ合い,最後は実験ではっきりさせる。そんな基本的な学びの場を保障してあげることができれば,子どもたちは理科好きになるのです。先生自身が授業に自信をもち,理科を好きになってくれることを願ってやみません。
/福井 広和・國眼 厚志・高田 昌慶
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- 明治図書
- 授業づくりで参考にしています。2022/12/2840代・中学校教員
- 一時間ごとになっていて、すぐに読みやすく工夫されているなと思いました。2019/5/3ニッコリさん