- はじめに
- 第1章 授業でクラスをつくる教師の見方
- 授業中にこそ、クラス目標を実践する
- 子どもの今だけでなく、過去・未来も見る
- 「How to」だけでなく、なぜそうするかの指導意図を持つ
- 社会の変化に合わせ、指導方法もアップデートする
- 教材研究の前に子どもの居場所をあたためる
- 第2章 授業でクラスをつくる「教師の腕」の鍛え方
- 子どもができないのは教師のせい、と反省する
- まずは教師自身が教科書を開き、学びを深める
- 一週間前から授業準備に全力で取り組む
- 「信頼は歴史がつくる」日々、子どもを大切にする
- 子どもの大好きな世界に教師も浸る
- 授業をビデオに撮って振り返る
- 第3章 場面別 こんな時、こう、授業でクラスをつくる
- かかわり
- プリント配り・集めでは心を交流させる
- 人にされたことは人にしたくなる心理で親切を広げる
- 家庭科の裁縫課題はペア・クラスの課題にする
- 友達との○×クイズで授業にのせる
- 発表
- 最初の授業から「全員発表」の事実をつくる
- 話し手ではなく聞き手を指導する
- 叱らない
- 授業はじめは「五分間ルーティン」で遅刻をなくす
- 「まさか…する子はいないね」と先制する
- 「褒め点」を事前に準備しておく
- マイナスなことは個別に、プラスなことは全体で取り上げる
- 間違え
- 「間違えることで答えが出る」体験をさせる
- 「間違い」は克服させて授業を終える
- 学習意欲
- 授業の余白時間は必ず自楽させる
- 授業をつくる「参加者」と子どもに自覚させる
- 自ら「学びのスイッチ」を入れさせる
- 努力が報われることを体感させる
- 「ライバルは、昨日の自分」と1ミリの成長に目を向ける
- 苦手さのある子
- 二分で教室一周の「机間指導」で子どもをフォローする
- 友達の「課題」ではなく、「よさ」に目を向けさせる
- できない子の苦手さを極力目立たせない
- すぐに発言してしまう子の発言もいかす
- 「イライラモード」はさらりと「普通モード」に導く
- 深く学ぶ
- できるようになったプロセスに目を向ける
- 「本物」で感動させる
- 学びを日常生活や今後につなげる
- 参考文献
- *本書にエピソードとして登場する子どもは、個人が特定されないように事実をゆがめない形で一部改変し、仮名にしてあります。
はじめに
「授業の中で、学級経営を行う」
これは、私が教師を目指し大学で教職を学び始めた当時から、教師として働き始めてからも繰り返し耳にしてきたことです。
大学時代、授業をするうえで学級経営が大事なことはわかりました。しかし、それを国語などの授業の中で行うイメージが浮かびませんでした。
教壇に立ってからは、国語の授業を進めるだけでもやっとなのに、授業の中で学級経営をどのように行えばよいのか、さらにわからなくなっていきました。当然、授業も学級経営もうまくいきません。
そこで、様々な本や先生方から学んだり、目の前の子どもたちとの実践を積み重ねたりしていきました。そして、自分なりに「授業の中で、学級経営を行う」三つのキーワードが見えてきました。
それが、「学び方」「安心」「つながり」です。
子どもたちが、夢や目標に粘り強くアプローチしていく素地となる「学び方」を育むこと。自分の居場所を見つけ「安心」して学べる学級集団をつくること。そして、他と協働して学びを深める「つながり」を強めることです。
本書では、「授業の中で、学級経営を行う」ことを、かかわりのある場面、発表する場面…等々具体例を挙げながらまとめました。少しでも、読者の皆様の授業づくりの参考になれば、倖いです。
「子どもたちは、無限の力を持っている」
子どもたちの力を信じて、日々「全集中」で授業を楽しんでいきましょう。
最後に、本書を手にとってくださりありがとうございます。
/友田 真
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- 明治図書
- 著者である先生の教育観に大変共感し、4月から出会う目の前の子どもたちの姿とその子たちと向き合う自分自身の姿をイメージしながら読ませていただきました。学校生活の中心である授業の中で、学びの材料と子どもをつなぐことができるか、子ども同士をつなぐことができるか、それらが大切な基盤であり、教師はそのつながりを深めるための仕掛け人であるべきだということを改めて実感しました。新任として教壇に立つ前に出会えてよかったです!2025/3/820代・女性
- 子ども同士がつながって学んでいくために、大切なことがわかりました。2024/1/8教諭
- 「子どもを伸ばす教師の見方」も読みました。合わせて読むといいと思います。2022/1/1650代・小学校教員