- はじめに
- 1章 「個別の指導計画」作成をサポートする技法
- 「個別の指導計画」が必要な子どもたち
- 「個別の指導計画」の作成・活用システム
- 「個別の指導計画」の様式
- 様式の横軸5項目
- 様式の縦軸3タイプ
- 「目標」を設定する技法
- 「手立て」を設定する技法
- 「評価」を作成する技法
- 特別の教育課程と「個別の指導計画」
- 「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」
- ChatGPT を用いた「個別の指導計画」の作成
- 2章 自立活動を基に「個別の指導計画」を作成する技法
- 自立活動を基に「個別の指導計画」を作成する
- 自立活動とは
- 区分1 健康の保持
- 区分2 心理的な安定
- 区分3 人間関係の形成
- 区分4 環境の把握
- 区分5 身体の動き
- 区分6 コミュニケーション
- 自立活動の区分番号を基に分析する技法
- 【ケース1】キレやすい子ども
- 【ケース2】ルールを守らない子ども
- 【ケース3】切り替えができない子ども
- 【ケース4】集中できない子ども
- 【ケース5】板書をノートに写せない子ども
- 3章 検査資料を基に「個別の指導計画」を作成する技法
- 検査から「手立て」を設定する技法
- 検査についての基礎知識
- 特別支援教育コーディネーターとしての検査との関わり
- 【ケース1】吃音のある子ども
- 【ケース2】難聴のある子ども
- 【ケース3】読み書きに困難のある子ども
- 【ケース4】体や手指をスムーズに動かすことに困難がある子ども
- 【ケース5】注意の持続や書くことが困難な子ども
- 4章 「個別の指導計画」を活用する技法
- 「学校のリソース」のコーディネートのために活用する
- 引継ぎのために活用する
- 通級指導との連携のために活用する
- 「個別の教育支援計画」と一体的に活用する
- おわりに
- 参考文献
はじめに
「個別の指導計画」は,今やほぼすべての小・中学校等で作成されています。本書は,今さら改めて「個別の指導計画」の意義を力説するものではありません。今や作成することが当たり前になった「個別の指導計画」を,各学校の特別支援教育コーディネーターがより作成と活用がしやすくなるための技法についてまとめました。
各学校の特別支援教育コーディネーターは,校内の「個別の指導計画」の作成や活用を促進する役割を担っているといえます。
そのためには,特別支援教育コーディネーターが,校内の「個別の指導計画」作成や活用を促進するための技法について知っておく必要があります。
1章は,「個別の指導計画」作成をサポートする技法です。関係法令や教育に関わる理論等を交えて,説明しています。
2章は,自立活動を基に「個別の指導計画」を作成する技法です。「個別の指導計画」を作成するツールとしての自立活動に着目してみます。
3章は,検査資料を基に「個別の指導計画」を作成する技法です。子どもについての,より客観的なデータとなる検査結果報告書を「個別の指導計画」の作成につなげていきます。
4章は,「個別の指導計画」を活用する技法です。作成しても活用できなければ「個別の指導計画」の意味はありません。
かなり専門性の高い内容ですが,わかりやすいように具体的な事例をたくさん載せました。必要なところから,お読みいただければと思います。
-
- 明治図書
- 本の構成が良い2024/8/660代・中学校管理職