- まえがき
- 第1章 みるみる集中する集中7大原則!!
- 原則1 体を動かすと脳が動き出す!
- 原則2 集中力がアップするタイムプレッシャー
- 原則3 とにかく簡単なことから始めよう!
- 原則4 脳は質問されるのが大好き
- 原則5 好き嫌いが集中力を決める
- 原則6 イメージトレーニングを活用する
- 原則7 脳をリフレッシュしてエネルギーチャージ
- コラム 脳のしくみ
- 第2章 どんな子どもも授業に集中させるワザ!
- @ 姿勢のよさはすべてのよさに通ずる!
- A 整理整頓で脳はサクサク動く
- B 構えをつくって始めよう!
- C 時間を分けて集中力アップ
- D 範囲を決めると集中力アップ
- E ワーキングメモリを鍛え集中力を維持する
- F 記憶力×集中力
- G リフレクションで学びを深める
- H スモールステップが集中のカギ
- I ICT機器で視覚に訴える
- J 教室3種の神器を使おう!
- K 集中力を高めテストで成果を出す!
- コラム 代表的な神経伝達物質
- 第3章 集団活動でいつでも集中できるクラスの育て方
- @ 目標設定が集中力もクラスも変える!
- A 目標を書こう!
- B クラス全員で習慣を味方に!
- C 仲間力を育てるとクラスが劇的に変わる!
- D 考えさせるより説明する時間をつくろう!
- E シングルタスクで集中力を発揮できる
- F クラス全員で何かに挑戦しよう!
- G 緊張を取って力を発揮する
- H 叱る前にすること
- I やってはいけない叱り方と効果的な叱り方
- J ご褒美で集中力アップ
- K 褒めるワザ!
- コラム 食事で集中力を高める
- 第4章 さらに集中力を高めるとっておきのワザ
- @ 全力を出すと1年後には30倍に
- A いい言葉を潜在意識に
- B 言葉の力でやる気アップ!
- C 「何を言うか」より「誰が言うか」
- D よく遊ぶと学習も集中力アップ!
- E 探求心を育てる
- F 読書は脳のサプリメント
- G 速読トレーニングで脳を鍛える
- H 感動すると集中力が磨かれる!
- I 笑顔をつくって前向きなクラスをつくる!
- J 感謝は行動に影響する
- K 幸せが脳のパフォーマンスを高める
- コラム 脳の仕組みをいかして記憶する
- あとがき
- 〈引用・参考文献〉
まえがき
2014年8月11日(月)のコーチングセミナーで衝撃的な出会いがありました。それは脳科学者の西剛志博士との出会いです。西先生は,世界各国の卓越した実績を残す天才たちや組織を脳科学の観点から研究されています。
「実は,脳は可塑性があり,誰でもバージョンアップできます」
「実は,脳はナマケモノで,できるだけラクしようと思っています」
「実は,一瞬のうちに,脳のパフォーマンスを高めることができます」
など,脳科学の最先端の情報,そして,人がもつ可能性を最大限に伸ばすための考え方や方法を教授してくださいました。
このセミナーでは,新事実を知るだけでなく,ワークショップ型講座で自身の高まりを実感することができました。例えば,たった10回軽くジャンプするだけで,脳が覚醒し,知的な面だけでなく,身体能力も高められるというワークを体験しました。夏休み明け,すぐ教室に取り入れました。ちょっとだらけてきたなと感じたら,「ハイッ,10回ジャンプしましょう」なんとこれだけで,一気に子どもたちの集中力が回復するのです。
西先生との出会いをきっかけとして,多くの脳科学の研究にあたり,それらを教室実践に還元してきました。
「はやい,簡単,効果がある。そして何より楽しい」が私の教育におけるモットーです。多忙を極め,世代交代も激しい昨今,すぐに活用でき,誰でも実践でき,そして学習効果も高い。さらに楽しい。このような教育手法を,先生も,そして子どもたちも必要としていると感じています。この観点をもとに,5年以上取り組んできて効果の高かった脳科学実践を「集中力を高める7原則」と「50を超える指導法」としてまとめました。
一つ取り入れるだけでも,すぐに効果が実感できると思います。複数の組み合わせによって,相乗効果も感じていただけると思います。よりよい学級づくり・授業づくりに役立てていただけたら大変うれしく思います。
2021年 1月 /山田 将由
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