名言、エピソードで綴る
クラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100 高等学校編

名言、エピソードで綴るクラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100 高等学校編

新刊

BEST300

落ち着いたクラスづくりの拠り所となる一冊

名言やエピソードを交えた、1分間で語ることができる様々なお話を、各月ごとに集めました。目的を明示しているので、クラスづくりの「ここぞ」の場面で活躍すること間違いなし。参考文献も示してあるので、名言やエピソードを掘り下げたいときにも便利です。


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PDF
ISBN:
978-4-18-375928-3
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
高校
仕様:
四六判 224頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年4月16日

もくじ

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イントロダクション 1分間の「教室語り」で、生徒の心を整えよう
クラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100
April 4
備えることの大切さを伝えたい場面で 準備の大切さ
何かに臨むときの気持ちのもち方を伝えたい場面で 前向きな言葉を声に出す
生徒が自分のやり方に行き詰まりを感じている場面で 真似して、盗む
知識や理屈がすべてではないことに気づかせたい場面で 人は感じて動く
不適切なSNS利用を減らしたい場面で 写真を撮ること、SNSに上げること
先生に対するあたりはずれのような意識を変えたい場面で 「先生ガチャ」なんてない
世界は広く人生は厳しいことを伝えたい場面で 何かを目指すということ
目先の結果に自信がなくなっている場面で 「その気」になって、ひたむきに打ち込む
いじめについて考えさせたい場面で いじめをすることは情けない
みんな違っているのがすてきなことだと伝えたい場面で エンパシーを磨く
May 5
スマホで無駄な時間を過ごさせたくない場面で 他者との遭遇は思考のチャンス
リーダーの役割について理解してほしい場面で 「半歩前」を進むリーダー
生徒が友人関係で気疲れしている場面で 友だちは他者
愛について深く考えてほしい場面で 愛することと愛されること
生徒が継続することに思い悩んでいる場面で 習慣形成の力
新しいコミュニティで活躍してほしい場面で 新しい人間関係のよさ
情緒豊かになることを願い、詩の愉しみを伝えたい場面で 詩に触れる
家族との時間の大切さを思い出させたい場面で ご飯を一緒に食べる
ものを大切に扱うことの重要性を伝えたい場面で 得心がいくまで道具を研ぐ
身につけてほしいコミュニケーション能力を伝える場面で コミュニケーション能力とは何か
June 6
日常楽な選択ばかりすることを戒めたい場面で 人生は下りのエスカレーター
アイデンティティ形成について考えさせたい場面で 「本当の自分」とは何か
求められる規範意識に疲れないようにしてほしい場面で 社会に出る準備
テストで測ることができない学びについて伝えたい場面で 時間をかけて学ぶべきもの
まわりの目や世間体を気にし過ぎないよう伝えたい場面で 自分の人生の主人になる
広い視座をもって物事に向き合ってほしい場面で 木を見て森も見る
生徒が精神的な不安定さや過度な葛藤を抱えている場面で 乱れる心
生徒がなかなか行動に移せない場面で 本気になるための動機
だれかがしてくれていることに感謝してほしい場面で 見えないところでだれかがしてくれている
前向きになれば周囲も明るくなることを伝えたい場面で 物事を前向きに考える
July 7
恋愛は異質な体験と伝えたい場面で 恋愛をするということ
お金を稼ぐことに囚われなくてよいと伝えたい場面で お金以外の資本
組織や部活動の在り方について考えさせたい場面で 組織として進化していくために
言葉を掘り下げる楽しみを伝えたい場面で 1つの言葉と丁寧に向き合う
動物のすばらしさを伝えたい場面で なぜ動物に車輪はないのか
あこがれる対象を見つけてほしい場面で だれかに「感染」する
ありきたりな文章の脱し方を教えたい場面で 人が読みたくなる文章
前向きな気持ちで物事に挑戦してほしい場面で 一生懸命愉しむ
学校での勉強以外で充実させたいものを見つけてほしい場面で 勉強以外の「何か」
戦争について深く考えてほしい場面で 戦争を学び、戦争から学ぶ
September 9
生徒が自身の可能性を狭めてしまっている場面で 学びの限定を解除する
仕事は自分に合わせてくれないことを伝えたい場面で 「自分に合った仕事」はない
生徒が授業や勉強に行き詰まっている場面で 勉強は過程
チャンスをつかむには圧倒的努力が必要と伝えたい場面で 道は自分で開いていくしかない
要領のよさがすべてではないと伝えたい場面で 遠回りは無駄ではない
クラス内で優劣は存在しないことを伝えたい場面で それぞれが居心地のよい教室
本気になって物事に取り組んでほしい場面で やればできるならば、いつやるのか
授業を受けるだけでは学んだことにならないと伝えたい場面で 学校化された考えをぶち壊す
生徒が本番で力を発揮できていない場面で 毎日の取組から本番を意識する
肩の力を抜くことの大切さを伝えたい場面で 必要不可欠なユーモア
October 10
生徒が学ぶ意欲を失くしかけている場面で 真の学びには理系も文系もない
自ら調べることで正しい理解につなげてほしい場面で 「情報化社会」の実体
発表の機会を有意義なものにしてほしい場面で 意見は「つくる」もの
手書きのメッセージを贈ることのよさを伝えたい場面で 手紙を書くということ
より一層よいものにする努力をしてほしい場面で ありとあらゆることをやってみる
絵を観ることの楽しみを伝えたい場面で 絵画の楽しみ方
世の中には論理で説明できないこともあると伝えたい場面で 論理的に説明できないこと
昔ながらの生活に思いを巡らせてほしい場面で 便利で豊かな生活の前にあったもの
真面目だけでなく少し違った考えに触れさせたい場面で うそか知恵か
生活環境が人間形成に大きな影響を及ぼすことを伝えたい場面で 身の回りの生活環境を見直す
November 11
生徒がまわりの意見に振り回され自分を見失いがちな場面で まずは自分で考え、やってみる
愛する人を失う悲しみの乗り越え方を考えてほしい場面で 喪失による精神の成熟
満たされていては気づけない力を身につけさせたい場面で 自分のことは自分でする
コミュニケーションの本質に気づかせたい場面で コミュニケーションが楽しい理由
何でも手軽な検索で済ませることに警鐘を鳴らしたい場面で 国語辞典を愉しむ
勇気をもって行動してほしいと伝えたい場面で 「社会力」を身につける
自分自身を見つめ直し、成長につなげさせたい場面で 「自己検証」で自分を高める
社会全体を考えられるようになってほしい場面で 現実と向き合い、社会に目を向ける
社会は未完成であり皆の努力が必要だと伝えたい場面で 世の中は何も定まっていない
人の話を直接聞くことの価値を伝えたい場面で 生の声を楽しむ
December 12
1人の時間をうまく活用してほしいと伝えたい場面で 1人の時間を特別なものに
サブカルチャーから学びへとつなげたい場面で 消費者からオタクに
リーダーシップがすべてではないことを伝えたい場面で フォロワーシップの重要性
障害者に対する考え方を伝えたい場面で 障害者と一緒に生きるということ
負の条件づけの非効率性や問題点を伝えたい場面で 人を動かすための考え方
新しく登場する能力に振り回されないよう伝えたい場面で 抽象的能力の実体
自然の偉大さを伝えたい場面で 生命の尊さ
メモに残すことが財産になると伝えたい場面で うまくいったことを振り返る
コメントしたりされたりすることの価値を伝えたい場面で コメントの価値
生徒が効率性を重視し過ぎている場面で 横道に逸れることの大切さ
January 1
読書を通じた人間形成について伝えたい場面で 本を読むことの価値
大学で何を学ぶかを知ってほしい場面で 大学とはどういうところか
手書きの偉大さを伝えたい場面で 手書きの作家の作法
人工知能が人の能力を超えた世界を考えさせたい場面で シンギュラリティ後の世界
民主主義とは何かを伝えたい場面で 多数決は民主的か
知性とは何かを伝えたい場面で 「反知性主義」という考え方
自分にとっての幸せについて深く考えてほしい場面で あなたにとっての幸せ
他者の意見を素直に聞くことの大切さを伝えたい場面で まずは「耳順」
将来の進路について柔軟に考えてほしい場面で 未来予測が困難な時代に必要なこと
チームのまとめ方について考えてほしい場面で チームに規範を示す方法
February 2
失敗を恐れずチャレンジしてほしいと伝えたい場面で 失敗が連れてくるもの
学校教育での学びがすべてではないことを伝えたい場面で 「学び」は終わらない
日々の真剣な取組が直感につながると伝えたい場面で 直感は降ってこない
自己決定権の大切さを伝えたい場面で 自分で決める
情報に振り回されることを戒めたい場面で 「社会学的想像力」を養う
少し不完全な状態もよいと感じてほしい場面で 「いき」とは何か
「運が悪かった」で済ませてほしくない場面で 運と実力
障害の新たな捉え方を知ってほしい場面で 「社会モデル」という考え方
相手に見返りを求め過ぎてしまうことを戒めたい場面で 小さな花の美しさにも気づける人になる
総合的に思考することの大切さを伝えたい場面で 様々な学びを結び、「観」を養う

「イントロダクション」より

1分間の「教室語り」で、生徒の心を整えよう


1 「教室語り」をする意味

 高校生にとって、先生から授業とは別に何かしらの「教室語り」を聞くことには、どんな意味があるのでしょうか。

 小・中学生とは違い、高校生は各学校によって校風や学びの内容が大きく異なります。先生と生徒の関係性もまた様々であることでしょう。そもそも義務教育ではありませんし、先生から授業と直接的に関係のない話を聞く必要性はあるのでしょうか。もちろん、本書では、「大きな意味をもつ」という前提の上に書かれています。

 多くの高校生にとって、家族の次に身近な大人は学校の先生です。大人への階段を登っている高校生らは、たった3年間で著しく精神的に成長します。その過程に様々な「教室語り」を聞くことで好奇心を刺激され、悩み、迷うことでたくましくなります。

 先生方が「教室語り」をすることで、高校生は人生の道標を見つけることができ、人格形成に大きく寄与していくと思われます。そのことを信じ、先生が熱く胸を張って語るのをお手伝いしたくて本書を書きました。

著者紹介

橋 利明(たかはし としあき)著書を検索»

1988年生まれ。神戸市立工業高等専門学校電気科卒業。九州工業大学工学部電気電子工学科卒業。兵庫教育大学大学院学校教育研究科人間発達専攻修了(教育学修士)。

現在,兵庫県立龍野北高等学校教諭。九州工業大学工学部非常勤講師。

●研究分野

教育社会学,工業教育など

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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