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電子書籍とは？CONTENTS
- はじめに
- 第１章 アイテムを活用する３つのポイント
- １ アイテムでポジティブを手に入れよう
- ２ アイテムでモチベーションを高めよう
- ３ アイテムを効果的に使おう
- 第２章 願いをかなえる「ちょこっとアイテム」60
- 「授業」アイテム 授業中
- １ 意図的指名がつくれる「ナンバーマーク指名」
- ２ ランダム指名でドキドキしちゃう「わりばしくじ」
- ３ アドリブで作れる「板書用短冊」
- ４ 子どもたちが参加したくてたまらなくなる「班チョーク」
- ５ 15秒交代・全員参加を実現する「班の数だけタイマー」
- ６ 授業態度を向上させる「心得掲示物」
- ７ 思いついたらすぐできる「ミニホワイトボードフラッシュ」
- ８ 間違いに抵抗感がなくなる「ピンポンブー」
- ９ 話し合いを充実させる「ラミネートde小黒板」
- 10 手軽で使いやすい「テンプレ・ホワイトボード」
- 11 自分の考えをプレゼンできる「個人用ホワイトボード」
- 12 班でまとめる学習に大活躍！「付箋紙」
- 13 やる気UPで教え合える「ミニ先生用赤ペン」
- 「授業」アイテム 学習環境・支援
- 14 簡単・きれい，スパッと切れる「ローラーカッター」
- 15 高いところにも手が届く「子ども用の台」
- 16 ササッと使える「手作りペン立て」
- 17 忘れても大丈夫！「貸し出し筆記用具セット」
- 18 忘れても大丈夫！「貸し出し算数セット」
- 19 操作がカンタン！「ラジカセに順番シール」
- 20 思い出せなくても大丈夫！「手首の体操カード」
- 21 正しく鉛筆が持てるようになる「鉛筆ダブルクリップ」
- 22 先生が削ってあげちゃう・「忍ばせ鉛筆削り」
- 「学級」アイテム ほめる・伝える・つなげる
- 23 頑張りを称える「ミニ賞状」
- 24 運試しが楽しい「手作りルーレット」
- 25 やる気を引き出す「カラー筆ペンde賞状」
- 26 ゲームがより盛り上がる「ミニトロフィー」
- 27 子どもに伝えて残す「カラー筆ペンdeメッセージ」
- 28 見直し確認できる「簡易メモ帳・指示」
- 29 個でつながる「付箋メッセージ」
- 30 教室での自己存在感を高める「自画像」
- 31 学級独自のアイテムで結束！「オリジナルシール」
- 「学級」アイテム 掲示物
- 32 見通しをもって動ける子を育てる「ルーティン表」
- 33 決めたことをいつでも振り返れる「子どもの言葉で掲示物」
- 34 達成できたらすぐに剥がす「ミニ目標」
- 35 見通しをもって生活できる子を育てる「拡大年間計画」
- 36 自分の予定を管理できる子を育てる「白紙カレンダー」
- 「学級」アイテム 掃除・教室環境
- 37 用具入れの整頓に効果抜群！「フック紐」
- 38 美しい窓が実現する「霧吹き&ゴムワイパー」
- 39 机や椅子の脚裏が簡単きれい「布ガムテープ」
- 40 みんなで解決！「画鋲の集合場所」
- 41 お洒落で安全に掲示できる「マスキングテープ」
- 42 持ち主がすぐに発見できる「据え置きハンガー」
- 43 使い勝手抜群！「９分の１用紙」
- 「仕事」アイテム 時短
- 44 提出物を簡単に管理できる「右上myナンバー」
- 45 提出物の確認はこれ１つでOK！「日付つきハンコ」
- 46 いつでも記録できる「メモがわりデジカメ」
- 47 すぐに印刷できちゃう「マイSDカードリーダー」
- 48 記録の整理はこれ１つでOK！「写真用印刷機」
- 「仕事」アイテム 整理
- 49 １日の教室仕事は全部ここ！「机to do」
- 50 たまった仕事を一目で管理！「バインダー to do」
- 51 配るものは全部ここ！「カゴ配付物」
- 52 提出物を確実管理！「バインダー提出物」
- 53 ちょっとしたプリントを収納する「ノートにクリアポケット」
- 54 スッキリと持ち運びできる「カゴの中のブックエンド」
- 55 手帳と同サイズが決め手！「管理用名簿」
- 56 テストやプリントがぴったり収まる「サイズ別棚」
- 57 １日の書き仕事はこれ１本でOK！「多色ボールペン」
- 58 その場でファイリングできちゃう「出張先ミニパンチ」
- 59 使い道アレコレ！「大きな輪ゴム」
- 「仕事」アイテム メンタル
- 60 アンガーマネジメントに効く「ポケット磁石」
- おわりに
はじめに
「そんな大きな筆箱を使っているの？」
私が初任の頃，たくさんの筆記用具を入れるために大きな筆箱を使っていました。これは，そんな私の筆箱を見た先輩のセリフです。私が，
「筆記用具が多すぎて大きくないと持ち運べないんです。」
と言うと，先輩は
「筆箱の中をよく見てごらん。本当に全部必要？」
と言いました。試しに，筆箱の中身を全部机の上に広げてみました。すると，芯の折れた鉛筆や真っ黒の消しゴム，目盛りの見えない定規や折れ曲がったクリップなど，普段使わないものばかりが出てきたのです。
私がいつも使っている「赤ペン」は，筆箱の下の方に埋もれていました。
それを見た先輩は，
「そのいつも使っている赤ペン１本を探すのに，すごく時間がかかるでしょ？その時間が積み重なると，無駄な時間がすごく増えるよね。」
続けて先輩は
「その無駄な時間がなくなれば，子どもと向き合う時間がもっと増えると思わない？」
と言いました。私は，ハッとしました。私がいつも仕事に追われ，子どもと向き合う時間を確保できないでいたのは，無駄な時間をつくり出していたからだと気づいたからです。
本書では，授業づくりや学級づくりに役立てたり，仕事の時間を短縮させたりするのに役立つ，ちょこっとしたアイテムを６０紹介させていただいています。私と古舘にとって，「ちょこっとアイテム」は，
『教室の願いを実現させるためのアイテム』
です。
「子どもにわかりやすい授業をしたい！」
「笑顔があふれる学級をつくりたい！」
「少しでも子どもと向き合う時間をつくりたい！」
そんな願いを実現するために，何度も何度も試行錯誤して生まれたアイテムと，その活用方法です。
本書は，読者のみなさんに，すぐに活用していただけるよう，次のようなページ構成になっております。
■こんなことありませんか？（学校生活の課題）
■アイテムの使用例（具体的場面）
■画像（場面の解説）
■ちょこっとアイテム（具体的な手立て）
■なんのためのアイテム？（ねらい）
読者のみなさんの教室での願いが実現できるよう，お手伝いができたらと思っています。本書が少しでもお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
／髙橋 朋彦
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