- まえがき
- 1 スタートデザインで8割が決まる!学級経営の基礎基本
- ―学級づくり×ICTのポイント―
- 学級経営において大切なこと
- 学級経営とは
- よりよい関係性を育む
- 学級づくり×ICT
- 共に歩む
- スタートで8割が決まる! 学級開きのポイント
- 丁寧さ
- 準備
- スタートデザインリスト
- たかがゲーム されどゲーム
- その日の記録を見る
- Column》子どもに訊いて聴く
- 2 1人1台端末で変える!学級づくり365日
- ―安心感と成長を育むICT活用術―
- 4月 出会いを喜び 丁寧さで安心感をつくる
- 平等性と関係性
- 子どもを知る
- 担任自己紹介
- 子どもの自己紹介
- 徹底的に様子を見る
- 「1分間」ウォッチング
- 子どもの記録
- 空白と余白
- 学習の準備(ICT)
- お休み
- けがをした子に
- かくれたカリキュラム
- 特別活動におけるICT活用
- 第0回学級会
- MY POST
- 誕生日カード
- 授業
- 授業の中のICT活用
- ICT端末の文房具化
- ICT使用における「つまずき」
- 見通しをもつ
- 学級懇談会
- 5月 ルールを再確認 「できること」を大きく広げる
- 5月に見られる「しんどさ」
- アイデアをどんどん出させる
- 学級目標
- 連休明けにこんな話を
- 他者を意識させる
- グループ活動
- iカレンダー
- 自主学習
- 子どもの行動
- ICTで外部とつながる
- 模擬選挙
- 6月 子どもを見直し捉え直す
- 状況説明の可視化
- 安心感のある授業を
- 授業でつながる
- 雨の日の過ごし方
- 大雨の日に
- 見学の仕方
- スキル的な「つまずき」
- 見えないバトン
- 自分の考えを明確にする
- 授業の記録
- 7・8月 ふり返り 学びと成長の跡を残す
- 成長を言葉で表す
- テスト直し
- パーティー系学活
- ふり返り
- 通知表
- おすすめの一冊紹介
- ふり返り,努力やよさを認め合えるアクティビティ
- 夏休み中の電話
- 暑中お見舞い
- 教師の夏休みの過ごし方 ワンランクアップガイド
- 教師の夏の読書
- 教師のフィールドワーク
- 9月 悠々とリスタートする
- 第2の学級開き
- 学期はじめのアクティビティ
- 何を大切にするかの確認
- 最近変わったこと
- +αの視点
- 10月 学びを豊かに深める
- 学校行事で「個」と「集団」を育てる
- 学級活動(2)(3)
- 目的の可視化
- 行事の中での端末活用
- 行事の後の語り
- 承認すること
- 学習ゲーム
- 環境づくりにQRコード
- 問題作成
- 自分たちでつくる
- 修学旅行
- 11月 「文化」を育み創造する
- 学級文化をつくる
- 話し合いの文化
- いじめに敏感になる
- 人間関係の流動性
- 12月 2学期のしめくくりと新年を迎える準備を
- クラスのみんなに挑戦状
- 2学期をふり返る学活を
- 言葉のプレゼント
- 3学期へつなげる
- 子どもの冬休み
- 1月 次年度への調整をはじめる
- 3度目の学級開き
- 年始に関する学級通信
- 教室掲示
- 立志
- 感謝と感動を軸にした「6年生を送る会」
- 2月 学級の豊かさを実感させる
- カウントダウンポスター
- 感謝を綴る
- 自主性と主体性
- 最後の授業参観
- 3月 感謝の気持ちと次へつなげる意識をもつ
- 言葉を綴る
- 思い出の教室写真
- 感謝を軸にした学活
- 贈る言葉
- 卒業式をつくる
- 卒業生へ
- 記憶よりも記録
- 学級経営のリフレクション
- Column》「あなたへの」ことばのプレゼント
- あとがき
まえがき
学級経営について語ることの難しさを感じています。学級経営はどうしても経験則によるものが多くなり,客観性が乏しくなる分野だと感じているからです。私の学級経営の「あり方」や「やり方」は,揺れ続けながらもある程度固まってはきています。しかしそれはあくまでも主観的なものであり,すべてに通用する一般的なものではありません。
今回,「ICT活用」ということで,それであれば少しは汎用的に紹介できるのではないかと感じました。「ツールを使う」という共通点が生まれ,一般化させやすいところも出てくるのではないかと考えたからです。
本書では,具体的な実践やその時に考えたことなどを通して,1人1台端末を学級経営に活かすアイデアを紹介しています。中には過去には行ったけれども,今は行っていない実践もあります。これは,自分の考え方が変わってきたことや立場が変わってきたことが大きく影響しています。
また,紹介している実践は,ICTを活用した内容ばかりではありません。ICTはあくまでもツールであり,目的は,子どもと教師のくらしや学級を豊かにすることです。ICTを活用すること自体が目的にならないように気をつける必要があります。ICTを活用している内容ではないけれど,もしICTを活用するならどうだろう,といった視点でお読みください。
「これをやれば必ずうまくいく」ということは教育の世界にはありません。読者の方の性格や目の前の子どもの実態,学校での立場等,総合的に鑑みながら,あくまでも一つの「参考」として本書をご活用ください。
必要としている方の手に渡り,その方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
/宗實 直樹
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- 明治図書
- 年間を通して、ICTを活用した実践がしれてよかった。2024/3/1020代・小学校教員
- ICT活用はもちろん、学級経営の考え方、毎月何を意識して取り組むといいかよく分かる。2023/7/830代・小学校教員
- 学級づくりとからめた活用方法が豊富に載っている。2023/2/2250代・小学校教員
- とてもわかりやすい。2022/4/1640代・小学校教員
- ありがとうございました2022/3/1230代・小学校教員